猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

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ゾンビ・ゲーム"Dead Island"(デッド・アイランド)の予告動画が凄い

tag ホラー パニック スプラッター ゾンビ 動画付き

 やあ!ヽ(´ー`)ノユクモ村からコンニチワ!村クエでジンオウガを倒したところです(モンスターハンターポータブル 3rdの話)。あれ?ここは映画ブログのはずでは!ああ、行かないで!待ってったら待って!ゲームの予告動画の範疇を超えた逸品に出会ったんだ!しかもそのゲームが現在急ピッチで映画化にとりかかってるのよ!

てことで、まずはご覧あれ!切ない短編ホラーとして。

デッド・アイランド予告動画
More Dead Island Videos

 台詞はなく、哀切な美しい音楽が流れるだけ。時は巻き戻ってゆく。ここはリゾート・アイランド。家族はヴァカンスを楽しみに来たのに。凄惨な悲劇が起こってしまった。

 この演出は素晴らしいよね!『アレックス』を思い出したよ。或いは『メメント』か。ラストシーンの切なさはどうしたって『アレックス』だわね。でもってあの赤い斧が役割を果たしていて嬉しい。

 さて、映画化の話。このゲームの映画化権を所有しているユニオン・エンタテインメントが、この度の予告動画の話題性を見込んで現在脚本に取りかかっている模様。時間軸の巻き戻っていく構成になる可能性大。来週あたりにまた詳しい話が出てくると思われますので、取り急ぎ。

 ゲームは北米で2011年発売予定。Xbox 360、PS3、PCゲームの展開。日本語版とか出るかなあ?一人称視点(FPS)の近接戦闘アクション・ゲームとのこと。キャラクター育成にはRPG要素もあるそうです。リゾート・アイランドでのサバイバル!なお、ゲームは特に時間軸が戻ったりはしないようです。
ゲーム"Dead Island"公式サイト
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GAMER 【肉体を レンタルします 操れます】

tag アクション SF スプラッター 動画付き

『GAMER』 GAMER
2009年・アメリカ
『アドレナリン』のネヴェルダイン&テイラー監督、脚本のSFアクション。

 我が愛しのジェラルド・バトラー主演!ジェリーってば、ロマコメづいてたからさ-。こういう男臭いムンムンのアクション、久しぶりじゃないですか~?そりゃあ喜んで観ますともさ!しかもサイバーパンクなSF設定じゃあないですか。大好物や、うえっへっへ。

 まあ、蓋を開けてみたら、SF分がオマケみたいなものでしたけどね。普通にアクション映画です。コール・オブ・デューティを人間の体使ってやってるゲームみたいな。他人の体を使ってやる実弾のサバゲーみたいな。映像やアクションや音楽やジェリー(バトラーのこと)は大変に素敵でしたわよ。映像は本当に凄いから!

 余計な期待はせずに、B級アクションを楽しむぞ!って気持ちで観て頂きたい。あとグログロ血しぶきなので、苦手さんはお気を付けて。血飛び、肉躍る。ノリとしては『レポゼッション・メン』みたいなグロ・ユーモアです。監督のネヴェルダイン&テイラーのコンビは3Dで撮りたかったのだけど、予算がおりず諦めたとか。お金は大事だね。

 ジェリー主演の、次の日本公開作品は『完全なる報復』2011/1/22~公開!これもまた男臭いリーガル・アクション!共演はジェイミー・フォックスですよ。以前のエントリを参照くださいな。
今冬11月~1月に観たい男前映画
Gamer (Score)Gamer (Score)

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キック・アス 【飛べずとも お前のケツは 蹴り飛ばす】

tag アクション コメディ 犯罪 スプラッター 青春

『キック・アス』 KICK-ASS
2010年・イギリス=アメリカ
マーク・ミラーのアメコミ原作。原作とは同時進行での製作。

 もうすぐ公開!キック・アス!ってことで、昨日試写会で観てきたよ。スーパーヒーローもの、アメコミものが好きなら苦しい程に楽しめること間違いなし。そういうのは別に好きじゃなくても、エグい映画が好きなら笑っちゃうはず。私はとても面白かったですよ。エグエグ・アクション・コメディ!原題は“超クール”みたいな意味。

 面白いんだけど、過激なものがあるので、東京では渋谷単館上映。上映館数が少ないのはまあ仕方ないかなあ。我らがシネマ・イクスピアリでは12/18~2週間限定上映するってポスター貼ってありましたよ1/15から2週間限定上映の模様。舞浜サーバー、万歳!ただ、キック・アス公式サイトの上映館情報ではイクスピアリでの上映1月からになってるのよさ、どうなってるのかね?
キック・アス 劇場情報

 素人スーパーヒーローの等身大の活躍に、ちょっと異常な親子とワルい親子が絡むコメディです。血しぶき散って、銃やバズーカどかんどかん。猫のMr.バイティーも可愛いよ!
Music from the Motion Pictureサントラ
Music from the Motion Picture
Henry Jackman、 他

コトノハ
"With no power, comes no responsibility."
(力がなければ、責任は伴わないのか)

 『スパイダーマン』で「大きな力には責任が伴う」って台詞があるので、それに対してのアンチテーゼ。力のない普通の人でも、出来ることはあるだろうと。ノブレス・オブリージュを一般化して、皆が自分に出来ることをやったら良いよね。

どんな映画?

今回の画像はコチラコチラから壁紙ダウンロード。
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 正義感だけは人一倍強い非モテ系オタク高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、スーパーヒーローになろう!と決意。緑色のウェットスーツをたるたるに着込んでキックアスと名乗り地道なヒーロー活動をする。

キックアス。いつもボコボコにやられてますが。
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 そんな中、キックアスが出会うのは変な親子のヒーロー。その本物さ加減にドン引きするキックアス。父親はビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)と名乗り、バットマンみたいなコスチュームをしている銃の名手。その11歳の娘(クロエ・モレッツ)はヒットガールと名乗り、めっぽう強い。

バットマンみたいなビッグ・ダディ。
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 ビッグ・ダディの過去バナはアメコミ仕立てで見せてくれます。こういうの、『REPO! レポ』でもあったな。この親子のやり過ぎ感、躊躇しない感がまさにアメコミの抱える闇の部分。正義とは何か、裁く権利があるのか、その行為は本当に正義か、自らの執念でしかないのではないか。

小さい女の子が品の悪い言葉遣いで暴れまくる!
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 とにかくアメコミねた、映画ねたが沢山出てくるのが嬉しい。「俺、ウルヴァリンみたい!」とか「ジェイソン・ボーンみたいだ!」とか「市長に連絡して夜空にサインを照らすのね」(バットマン)とか「アグリー・ベティを全話見た」とか、「『スコット・ピルグリム』は読んでるわ」とか。『スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド』もコミック原作で映画化(エドガー・ライト監督)されたけど、日本公開どうなっちゃったかなあ?今年中に日本公開予定だったのだけど。コチラのサイトで劇場公開を求める署名活動してますので、興味があったら見てくださいな。

 おっと横道それた!『キック・アス』はマーク・ミラーの書いた原作コミックの日本語版も出版されましたよ。映画版の製作当初はまだ話が終わってない段階だったので、原作と映画版では展開が違うとのこと。原作は更にエグいエピソードが盛り込まれているようですよ。

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 キックアスのヒーロー仲間、レッド・ミスト(クリストファー・ミンツ=プラッセ)や、ヴィランに相当するマフィアのボス(マーク・ストロング)など個性的な面々に囲まれて、キックアスは割と普通の男の子に見えます。特にマーク・ストロングは天然禿げモードで容赦なく大人げなく全力でヒーローを潰しにかかるよ!良いよ!

レッド・ミストは英国の言い回し“激怒する、カッとする”の慣用句にちなんで。
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 マシュー・ヴォーン監督の奥様はクラウディア・シファー。ビッグ・ダディがキックアスの前に登場するシーンで、超特大版の広告を背に立っています。その広告が、クラウディア・シファー!愛ですね。良いですね。そしてアメコミといえばスタン・リー!スタン・リーと言えばカメオ出演!本作にもカメオ出演なさってます。どこにいるか探そうぜ!

 アメリカで大ヒットしたので当然の事ながら続編の予定がありますよ。タイトルは"Kick-Ass 2: Balls to the Wall"で2012年公開予定!サブタイトルは“全力で、全速力で”の意味のスラング。パイロット用語で、エンジン全開最高速度を出すときに球状のレバーを壁際いっぱいまで押すことから。続編にはヒット・ガール、クロエ・モレッツ続投とのこと。楽しみですな。
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俳優は誰?
 ニコラス・ケイジのビッグ・ダディは良いよ!静かな狂気ですよ。そして真面目なユーモアもたたえていて最高!とりわけ「そんな高い武器を買う余裕はないだろう…」の件でワロタ。

 その娘ヒットガールを演じるクロエ・モレッツ(クロエ・グレース・モレッツ名義)も最高ですよ!キックアスよりバッドアス!バタフライナイフさばき、子どもらしい無邪気な笑顔で敵をなぎ倒すのが凄い。そんなクロエちゃん、『(500)日のサマー』で主人公のこまっしゃくれた妹役やってた子です。そしてスウェーデン吸血鬼もの『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッド・リメイク版"Let me in"で吸血鬼アビーの役を演じてます。これ、すごく観たいの!予告編観たらめっちゃくちゃ楽しみになっちゃって、でも日本公開はあるのかしら。

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 悪いボス、マーク・ストロング様は本当に相変わらずお素敵でした!『シャーロック・ホームズ』でも悪役、『ロックンローラ』では裏社会の大物、『ワールド・オブ・ライズ』のハニ・パシャと、何かこう一定のイメージが出来上がっちゃってる感はあるけどな。その存在感は場面をかっさらう勢いなのよね!

 あ。主演のアーロン・ジョンソン君はジョン・レノンの若かりし頃を描いた青春映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』に主演。ええ、レノンの役で。

関連作品のようなもの
キック・アス (ShoPro Books)原作コミックは、違う展開を見せる。日本語版の単行本!
キック・アス (ShoPro Books)
マーク・ミラー
バットマン [DVD]ジョーカーの台詞が引用されてたり。バットマンねた結構あります。
バットマン [DVD]
マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン 他
ウルヴァリン:X-MEN ZERO [Blu-ray]俺、ウルヴァリンみたい!って。
ウルヴァリン:X-MEN ZERO [Blu-ray]
ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー 他
シン・シティ [Blu-ray]『サンセット大通り』、『アメリカン・ビューティー』と並んで語り部が死んだ映画としてあげられる。
シン・シティ [Blu-ray]
ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク 他
28日後… [Blu-ray]ビッグ・ダディの襲撃ビデオを見るシーンでテーマ曲が流れる。
28日後… [Blu-ray]
キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス 他
カラテ愚連隊 [DVD]ジョン・ウーの初長編映画は?とビッグ・ダディが質問する。
カラテ愚連隊 [DVD]
ユー・ヤン、ティエン・ニー 他

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デイブレイカー 【遅くない 今からだって 生きられる】

tag ヴァンパイア SF ホラー アクション スプラッター

『デイブレイカー』 DAYBREAKERS
2009年・オーストラリア=アメリカ
人類ほぼ吸血鬼、近未来SF。

 オーストラリアの双子監督ピーター&マイケル・スピエリッグのハリウッド・デビュー作。前作は異色のゾンビホラー×SFなオーストラリア映画『アンデッド』。とにかく展開が面白く、B級ホラー的な楽しみが盛り沢山だった。カウボーイ姿の冴えないオッサンが無駄に格好いいアクションしたり、尻丸出し+ブーツ姿になったりね。そんな『アンデッド』で名をあげて長編2作目にしてハリウッドへ進出!脚本も監督のオリジナルでござるよ。

 タイトルは“夜明け”を意味するdaybreak“~する人”-erを付けた造語。しかも複数形。明日を開く者達、みたいなニュアンスかな~と思います。夜明けまでには避難しなきゃならないヴァンパイアと、夜明けを見つめる私達人類。

 ヴァンパイアの食糧供給源である人類が激減し、懸念される食糧不足。解決策はあるのか?全体的にグレー、ブルー寄りの色調でスタイリッシュな映像ながら、人類側の拠点など所々で温かみのある色調に変わる。そしてシリアスなのに、どこかユーモラスな描き方。笑っちゃうほどのスプラッター・シーン。なかなかに完成度の高いSFだったよ。
DaybreakersDaybreakers
サントラ
Christopher Gordon
予告編のプラシーボの曲も収録!

コトノハ
"I'm already dead."
(私はもう死んでいる。)

 違うよ、お前はもう死んでいるじゃないよ!ヴァンパイアのエドワードは自分の体に生命を感じていないんだな。止まった心臓、新陳代謝しない肉体、変化のない日々。

どんな映画?
 舞台は2019年、コウモリから始まった人類ヴァンパイア化パンデミックが発生して10年後の世界。ヴァンパイア人口が95%に達し、深刻な食糧不足に直面している。食糧となり得る代用血液の開発が急務。人血の欠乏により予想外の混乱が巻き起こる。そんな中、ヴァンパイアの血液学者エドワード(イーサン・ホーク)は人類絶滅を危惧していた。

2019年と言えば『ブレードランナー』『AKIRA』も2019年の舞台設定。現実ではあと8年ちょっとですな。

画像はコチラのダウンロード壁紙!これは人血バンク。本編ではおっぱい出てます。
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 普通なら、こんな設定の映画を作ろうとする場合、少数派である闘う人間達を主役におきたくなる。ターミネーターとかみたいに反乱軍が主役な方が感情移入しやすいからね。それを敢えてヴァンパイア側に主眼を置くことで、複雑な心理描写に成功している。

 エドワードは人類の未来を案じ、できれば人血を飲みたくない、人間に同情と羨望の目を向けてる複雑なキャラクター。これが、演じるイーサンの悲哀に満ちた表情とマッチして何とも言えない雰囲気を醸している。

紫煙くゆらす姿が似合う俳優、イーサン・ホーク。
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 ヴァンパイア・パンデミックから、ほんの10年後の世界。だから、基本的に現在とあまり変わらず、大がかりな社会システムの変更もない。ただ活動時間帯が夜になり、日光を避けて暮らすように変化しただけ。人間牧場も、だから非常にお粗末。食糧資源(人類)を乱獲し、絶滅に追いやっている。ああ、なんか現実とカブるよね。なんで深刻になる前にきちんとシステムを作らなかったんだよぅ!と。まさにこれは私達の現実じゃないか。

 石油資源や食糧不足などに当てはめて考えると、とっても怖い。これぞ風刺精神溢れるディストピアSFの王道!文明批判、利益追求しか考えない企業、そのせいで起こる悲劇。この映画は、非常に正しいSF的文法を使いつつ、B級ヴァンパイア・ホラーのジャンル映画的楽しさを合わせたもの。しかも話がきちんと面白いぞ!

哀しいエピソードてんこ盛りで、そこら辺の痛快ハリウッド映画とはひと味違うぜ。

サブサイダー。
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 ヴァンパイアの特徴である、日光に弱い、鏡に映らない、首を切り落とすか胸に杭を打つと死ぬ、といった要素をしっかり描いているのがヴァンパイア好きには嬉しい。ただ、このヴァンパイア達には怪力や魅力といった人外パワーは備わってないみたいだ。なんだか人間とあまり変わらない、弱点が増えただけのか弱い存在。不老不死なだけで。

 世界がヴァンパイアだけになり、人類がいなくなったら。たとえ代用血液が出来て、人間の血液が必要なくなっても。人類のように新しい命を育むこともできない、止まった世界に耐えられるだろうか?同じ顔ぶれ、同じ日々、成長も老化もしない、そんな停滞は種として終わってないか。

 観ながら思いだしたのは『X-MEN』。ミュータントを治すキュアの話があって、人間に戻りたくなどない人達もいる。同じ事がデイブレイカーでも起きて、ヴァンパイアでいれば不老不死なのだから人間に戻りたくない人達がいる。これは進化の結果なのだ、治療の必要などない、と。どちらが正しいかはわからない。共存できれば一番素敵だと思う。

 コウモリ以外の動物が出てこないのは、動物にも感染してたからなのかな。ほら、大抵こういう映画って犬が相棒役で出たりするじゃん。犬も猫も鳥も出てなかった記憶。『アイ・アム・レジェンド』では犬が相棒、でも感染はする設定だった。あれって、鹿にも感染しないのかなあ?と疑問に思ったことがある。

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 キーマンであるプレスリーと呼ばれる男をウィレム・デフォーが演じていて、格好いい。最後の方なんか、颯爽登場!って感じでシビれたわい!デフォーは『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』『ダレン・シャン』で吸血鬼役やってたのが印象的で、だからこの役も深みが出てた。

 プレスリーの車に描かれたフェニックスは、灰の中から蘇る鳥(不死鳥)。死を乗り越えた先に新しく始まる命を表しているものと思われ、この映画のテーマにピッタリです。苦悶を経て、生き返る。

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 まあ、正午のカーチェイスが終わって下車するといきなり夜になってる、とか変なとこもあるけど。気にならないくらいに完成された世界観でした。何と言っても終盤のたたみ込みが秀逸!連鎖反応的に繰り広げられる希望という名の地獄。鳥肌もののカタルシス。人類の未来への揺るぎない希望。これは良いSF!

 全体の流れを見ると、スピエリッグ兄弟監督の前作『アンデッド』と同じ感じではある。でも一流の俳優起用、CGや造型レベルのアップ、グッと洗練された映像表現と、ハリウッド進出で予算もらえた感が満載で嬉しくなる。

 ひとつ残念だったのは、予告編で使われた曲が本編で流れなかったこと。世界観にマッチしてたのに。ケイト・ブッシュの曲"Running Up That Hill"をプラシーボがカバーしたもので、なんか良いんだよなあ。声はペットショップボーイズ似。
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俳優は誰?
 『デッド・カーム/戦慄の航海』『ジュラシック・パーク』サム・ニールが気持ちの良い悪役ぶりで製薬会社社長を演じている。これがまた良い!薄っぺらい悪者じゃあないのさ!そして凄惨な目に合うわけだが。サム・ニールがこんな目に!と半笑いで吃驚したよ。この方は英国人だけど、俳優としての活動拠点はオーストラリアでした。最近はアメリカ映画によく出てるけど。

 社長の娘役には反捕鯨・反イルカ漁活動で来日したりしてるオーストラリアの女優さんイザベル・ルーカス。彼女もまた哀しい運命を負っているのだった。『トランスフォーマー/リベンジ』でサムを誘惑するセクシーなディセプティコン演じてたなあ。

 エドワードの弟で軍人のフランキー役にはニュージーランド出身のマイケル・ドーマン。オーストラリアで活躍していてTVシリーズに出たり、“オーストラリアの明日のスター30人”に選ばれたりしている。本作では軍人の顔の下に孤独や愛情を抱えた、おいしい役ぞ!いやあ素敵だったなあ!これはもう未来のヒュー・ジャックマンと言って良いかもわからんね。

 レジスタンスの女性オードリーにはオーストラリア女優クローディア・カーヴァン

オーストラリア映画界の未来は明るいな!

関連作品のようなもの
地球最後の男 [DVD]吸血鬼になるウイルス蔓延で人類がほぼいなくなる設定は同じ。
地球最後の男 [DVD]
ヴィンセント・プライス、エマ・ダニエリ 他
シャドウ・オブ・ヴァンパイア [DVD]デフォーはヴァンパイア役がお好き。
シャドウ・オブ・ヴァンパイア [DVD]
ジョン・マルコヴィッチ、ウィレム・デフォー 他
ガタカ [Blu-ray]イーサン・ホークはコチラのディストピアでも悩んでいます。
ガタカ [Blu-ray]
ジュード・ロウ、ユマ・サーマン 他
グリーン・レクイエム (講談社文庫)収録されている13㌻の短編『週に一度のお食事を』はヴァンパイア・パンデミックもの。
グリーン・レクイエム (講談社文庫)
新井 素子
メッズ予告変後半で流れた曲"Running Up That Hill"収録アルバム。本編には使われてない。
メッズ
プラシーボ、マイケル・スタイプ 他

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マチェーテ 【笑撃の これぞエログロ バイオレンス】

tag アクション 犯罪 スプラッター コメディ 動画付き

『マチェーテ』 MACHETE
2010年・アメリカ
映画内映画の予告編から、本当に生まれた1本のB級映画。ニセから出た真。

 B級映画大好きのロバート・ロドリゲス監督×クエンティン・タランティーノ製作コンビでお送りする悪ノリ映画!元々はB級C級Z級を2,3本立てで上映する昔の映画館(グラインドハウス)にオマージュを捧げた二本立てイベント・ムービー『グラインドハウス』の為に作られたフェイク予告編。それが、まさかの映画化ですよ。なにこの茶目っ気。

※『グラインドハウス』は映画『デス・プルーフ』『プラネット・テラー』の短い版二本立て。この2本の本編前に『マチェーテ』予告編が流れた。本編2本の間には3本のフェイク予告編が流れた。うちもう1本『感謝祭』(イーライ・ロス監督)も"Clown"のタイトルで映画化されるとのこと。

 映画『グラインドハウス』プロモーションの一環で、グラインドハウス予告編コンテストも開催。その優勝作であるフェイク予告編"Hobo With A Shotgun"(ジェイソン・アイズナー監督)もこの度めでたく本編が生まれました!主演はなんとルトガー・ハウアー!はうあ!\(´д`)ノ正義の爺さんが無茶苦茶やる話だよ。ついでだから、その予告編もぺたり。これは観たい!

"Hobo With A Shotgun"予告編 ※グロ注意!


 閑話休題。タイトルのマチェーテは、中南米で使われる大きめの鉈(なた)のこと。主人公の愛称であり、彼の武器であるよ。北米人が発音するとマシェッティと聞こえる。マーーシェッティー!!!『デスペラード』がお好きなら、きっと楽しめるはず。ようこそ、B級エログロバイオレンスの世界へ!
マチェーテ (ロバート・ロドリゲス 主演、イーサン・マニクイス 監督) [DVD]マチェーテ[DVD]
ロバート・ロドリゲス監督

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ジャーロ 【善悪は 表裏一体 人の闇】

tag ホラー サスペンス 犯罪 スプラッター ミステリ

『ジャーロ』 GIALLO
2009年・アメリカ=イタリア
鮮血の貴公子ダリオ・アルジェント監督新作!

 タイトルのジャーロは、ジャーロ(ジャッロ)ものって映画のジャンルがありまして'70年代に流行しとりました。イタリアの、オペラ風味犯罪ミステリ・サスペンス刑事ものエログロ付映画、って言ったら大体合ってるかな。GIALLOはイタリア語で“黄色”のこと。

なんでジャンル名が“黄色”かって?昔イタリアで人気を博した刑事・探偵もの推理小説が、黄色い表紙のペーパーバックで出版されていたことから。元々は、1929年から今日に続くI gialli Mondadori※1ってライン※2で黄表紙を使ってたのが始まりで、各出版社がその人気にあやかって同じジャンルの表紙は黄色くしたんだって。そしてジャーロは'60年代に小説から映画へと広がっていき、映画ジャンルとしては'70年代に最盛期を迎えた、と。
※1…単数形は"Il Giallo Mondadori"だけど、ライン名としては複数形表記を使用
※2ライン…例えば電撃文庫、角川スニーカー文庫、創元SF文庫みたいにあるジャンルに特化したサブレーベル

ハイ、お勉強終わり!ヽ(´ー`)ノ

 で、その“黄色”が映画の中でのキーワードにもなってます。ジャーロというジャンルへのオマージュの表れと思われます。実際、レトロな作りで斬新さはまったくない。猟奇連続殺人、それ追う一匹狼の刑事、被害者の美女、オペラ風味の大袈裟な色彩と音楽。映画館で隣の人がイビキかいてたけど、私はハードボイルドで哀しくて好きですよ。ラスト(一歩手前)が最高です!

 舞台はイタリア、トリノだよ。古い石造りの道や建物、鮮やかな色遣いのファッションがとっても素敵!
ジャーロ [DVD]ジャーロ [DVD]
エイドリアン・ブロディ
エルサ・パタキ 他

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十三人の刺客 【燃え尽くせ 熱き刀の 魂を】

tag 戦争 アクション コスチューム 歴史 スプラッター

『十三人の刺客』
2010年・日本
'63年の時代劇を三池崇史がリメイク。

 普段、時代劇を観ません。なんでだろ?って考えてみたら、時代劇独特の語句や言葉遣い、台詞回しが苦手なんだ。何言ってるかよくわからないんだよなぁ。で、この映画もその意味でちゃんと時代劇で。正直、苦手ではあった。前半は眠たかったけど、後半は言葉とか台詞とかどうでも良くなるので面白かったよ!

 映画本編は2時間20分と長めになっております。キャッチコピーが「ラスト50分の壮絶な死闘」ってあって、ラスト50分て言い方が斬新だなあと思った。それって後半で良いじゃんか。

 まあ、何と言ってもキャストが渋くて良かったです。私は山田孝之くん大好きなので、大喜び。良い俳優だ!身のこなしもキレイだったわよ。ということで見所は山田くんです(断言)

 三池監督の次回作はなんとまたまた侍もので、しかも3Dだそうですよ奥様。仲代達也主演『切腹』(1962年)を市川海老蔵主演でリメイクするんだってさ。10月から撮影開始して、来年公開予定だそうです。時代劇かー。

十三人の刺客 オリジナル・サウンドトラック十三人の刺客
オリジナル・サウンドトラック

サントラ

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ジェニファーズ・ボディ 【思春期の 幼馴染みの 愛憎劇】

tag ホラー スプラッター コメディ 青春 動画付き

『ジェニファーズ・ボディ』 JENNIFER'S BODY
2009年・アメリカ
『JUNO/ジュノ』のディアブロ・コディ脚本による青春ガールズ・ホラー。

 ティーンズ・オカルト・ホラーというのか、音楽や映画ネタをふんだんに盛り込んだ青春ガールズ・ホラーというのか。ともかくコメディ・タッチなことは確か。会話が掛け違えてたり、台詞が妙に場違いだったり、単にビジュアルが可笑しかったりで面白いよ。

 タイトルは“ジェニファーの体(肉体、遺体)”。悪魔憑きになっちゃう女の子の名前がジェニファーです。コートニー・ラヴ(ニルヴァーナのボーカル=カート・コバーンの妻)率いるパンクバンドHoleが同名の曲を歌っていましたので、たぶんそこから付けたタイトルなんでしょう。

"JENNIFER'S BODY" / Hole

ジェニファーズ・ボディ (完全版) [Blu-ray]ジェニファーズ・ボディ[Blu-ray]
(完全版)
ミーガン・フォックス
アマンダ・セイフライド

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レポゼッション・メン 【高利貸し 利息で儲ける 高額医療】

tag SF アクション サスペンス スプラッター 動画付き

『レポゼッション・メン』 REPO MEN
2010年・アメリカ=カナダ
エリック・ガルシアの書いた『レポメン』映画版。

 医療技術が発達し、人工臓器でほぼすべての内蔵や関節・目・鼓膜などをカバーできるようになった未来。製造元のユニオン社は、高額な人工臓器をローンで売りさばき、返済が3ヶ月と6日滞ったときには回収屋を送り込む。そう、滞納者の体を切り開いて臓器を差し押さえるのだ。多くの場合で死に至るこの回収作業は、合法的に行われていた。

 怖いですね~。借りた金返さないのも悪いですが、だからって殺さなくてもね~。怖いですね~。って、書くとシリアスなSFかと思われちゃうわね。違います!ユーモアに満ちた、風刺スピリットある、流血バンザイB級テイストなSFサスペンス・アクションです。遊び心満載、野村萬斎。

レポメン (新潮文庫) ニコラス・ケイジ主演コン・ムービー『マッチスティック・メン』の原作者エリック・ガルシアがまず短編小説を書き、それを元に長編映画の脚本としてリライトを重ねたもの。映画化が形になるに従って、元々の設定を活かした小説的手法で書きたくなって長編小説『レポメン』(原題:Repossession Mambo)も書いちゃったそうです。なので、原作といっても小説と映画は双子のような関係。特に後半の展開は映画オリジナルだというし、主人公の設定やなんかからして小説版は別物とのこと。小説読んだ人も映画をしっかり楽しめるってことですね。

レポゼッション・メン ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]レポゼッション・メン[Blu-ray]
ブルーレイ&DVDセット
ジュード・ロウ
フォレスト・ウィテカー

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ぼくのエリ 200歳の少女 【何もかも キミさえいれば 怖くない】

tag ヴァンパイア ホラー 青春 恋愛映画 スプラッター サスペンス

『ぼくのエリ 200歳の少女』 Låt den rätte komma in / 英題:LET THE RIGHT ONE IN
2008年・スウェーデン
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト著『モールス』映画化。

 原作者自らが脚色し映画化された本作は、世界で80の賞にノミネートされ、60の賞を受賞した。12歳の子供の初恋のゆくえを、相手がヴァンパイアだという設定で描く異色のラブ・ストーリーでありホラーでもある。


当ブログではこの映画について過去何度も取りあげています。ちょっと振り返ってみよう。

 最初は【吸血鬼モノ新作映画】(2008/9/26投稿)で予告編と原作本(原書)の紹介とハリウッドリメイクの話が決まったことを書きました。更に【"Let the right one in"予告最新バージョン】(2008/10/17投稿)でダークな予告編をもう一つ。

 後はハリウッド・リメイク版についての情報も幾つかエントリしました。2008/11/16投稿したマット・リーヴス監督の語る見通し、2009/7/1投稿の改題などの進捗、2009/7/14投稿のキャスト決定など随時追記してお知らせ。そして最新情報が予告編第一弾を貼った【『ぼくのエリ 200歳の少女』リメイク版"Let me in"予告編】と。

リメイクなんて…って思ってたけど、これが大変に良さげな予告編なんで高まる期待!リメイク版も絶対観たい!


 やあ本当にねえ!2年越しで観たかった映画を劇場で観れた喜びったら!うん、以前、痺れきらしてゴニョゴニョで英語字幕版は観ちゃいましたけどね。でも劇場で観れる、というのは格別なわけですよ!感慨深いです。加えて原作本も購入しまして下巻読んでます、現在。と、いうわけで行ってきました銀座テアトル。

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※公開劇場はコチラ参照⇒『ぼくのエリ 200歳の少女』公開劇場

 おすぎの推薦文がさあ。「リリカルで、美しくて、可愛くて、胸のすく思いをしました。」って書いてあってさ。前半はこの映画についてよく言われてることだから良いけど。胸のすく思い?しねーよ!って思った。さすがおすぎ(´д`)クオリティ。あたしにゃあ理解できないお。
ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD]ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD]
カーレ・ヘーデブラント
リーナ・レアンデション 他

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