猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

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ザ・タウン 【脱けられない この地に根ざす 強盗団】

tag 犯罪 サスペンス アクション 恋愛映画 ヒューマン

『ザ・タウン』 THE TOWN
2010年・アメリカ
ベン・アフレック監督&主演。チャック・ホーガン著『強盗こそ、われらが宿命』映画化。

 これは凄く良い映画ですが、ラストがどうも好きじゃなかった。ユーモアあり、緊張感あり、迫力のカーチェイスと銃撃戦ありで完璧なんだけど!前半が少々退屈なのと、ラストのもやっと感が惜しい!この点は後ほど詳述。そんなアフレック監督長編映画2作目。本作が評価されて続々と大きな作品の監督をオファーされていますよ。アフラック、ニャフラック!

 キャストには先日(2011/1/2)癌で亡くなった名脇役ピート・ポスルスウェイトも。町の裏社会の顔役、花屋の役ですよ。あと、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーが、強盗団のメンバー且つ主人公ダグ(ベン・アフレック)の親友ジェムを演じています。さすがに身のこなしがクール!見た目はとっつぁん坊やみたいだけど。

Ost: the Townthe Town オリジナル・サウンドトラック
監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック、ジェレミ-・レナ―、レベッカ・ホール、ジョン・ハム、ブレイク・ライヴリー、クリス・クーパー

強盗多発地帯ボストンはチャールズタウン。強盗を生業とする男たち。それは家業として、父から息子に受け継がれた。

コトノハ
"I will see you, this side or the other."
(また会えるさ、この世かあの世で)

 the other sideといえばあの世のこと。レッチリ(Red Hot Chili Peppers)の歌で"Otherside"っあるよな!アレ大好き!それはともかく、この台詞カッコイイな。最初ダグの父ちゃん(クリス・クーパー)が言う台詞で、のちにダグも使う。


 チャールズタウンのアイリッシュ系強盗団。そのリーダー、ダグ。町の犯罪を取り仕切る花屋のもと、今日もせっせと強盗を働く。無音警報機を使われて仕方なく銀行支配人の女性クレア(レベッカ・ホール)を人質にとり逃走。ソツなく彼女を解放し、無事に仕事を終える。

画像はコチラのダウンロード壁紙から。
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 アイリッシュ系だけあって、聖パトリックデーの象徴である緑のクローバー(シャムロック)がいたるところに見えます。そんな細部へのコダワリも楽しい。

 映画の前半1/3ぐらいはね、ちょっと退屈でした。銀行強盗シーンなんか臨場感あって良かったんだけど、ダグとクレア(レベッカ・ホール)が仲良くなっていくあたりは正直タルイ。といっても、ノンベンダラリと話が進むわけでなく、要所要所オモシロやハラハラが挟まってて飽きさせない。ジェムの首のタトゥーを気にするダグとか面白かったよ。

TT_WPs1600_NB_001[1]

 そして尼僧のコスプレ(↑画像)で次の強盗を終え、逃走するときのカーチェイスが大迫力!スピード感のあるブレ、車載カメラのようなアングルでキューっとカーブを曲がる緊張感!とにかく凄い!ここから話はノンストップで一気に面白く転がっていくよ!終盤の銃撃戦も凄い。

 私は強盗ものとかギャング、マフィアものの映画があまり好きではないのだけど。だってワルイじゃん。でもこの映画はワルイけれど、ワルを持ち上げていない感じが好き。抜けだせない犯罪世界のしがらみ、友情、そんな悲哀がきちんと描かれていた。特に危ないキレ・キャラのジェムが、途中で友達思いの結構良いヤツだと判るあたりは好き。ワルはワルだけどな!

 あと、ユーモア分がかなりツボ!逃走して車から降りた瞬間、尼僧姿のまま見つめ合ってしばらく固まってるシーンは爆笑!緊張感の続いた後にこうやって笑いが置かれていると、それがヌケになって疲れずに観られる。

 ちなみに最後にバッグを開けたときフルーツが出てくる、アレ。オレンジだかタンジェリンだかの柑橘はフロリダが名産地で、それにちなんでるワケですな。手掛かりを残しといた、と。

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 さて。原作があるわけですが。アフレックは原作に忠実に作りたかったようで、最初の完成試写ではなんと4時間の作品だったとか!長ぇぇよ!当然カットしてくれと言われますわな。次に出来たのが2時間50分版。それもまだ長いわな。で、2時間10分以内に収めてくれとスタジオに言われて、この2時間8分の映画が出来たと。完成品の人物描写の掘り下げが足りなく感じるのは、このカットにカットを重ねた結果みたいね。

DVD/BDのエクステンデッド版がリリースされて、そちらは約25分長い2時間半になっているとのこと。日本版もこの長いの、出るかしら?観たい!

 映画のラストは何か締まりがない感じでモヤっとしてたのだけど、原作のラストとは違うのだそうだ。原作は映画よりも哀しいラストとのこと。その哀しい展開のラストも撮影したけれど、試写で観客に不評だったので却下されてしまった。さすがアメリカン。あんまり鬱エンドは受け容れられないのよね。わしゃ、原作と同じラストで観たかったニャー。

原作ではクリスタ(ブレイク・ライヴリー)の幼い娘は誰の子なのか明らかにされているとのことなので、読んでみるのも良いかも。
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関連作品のようなもの
強盗こそ、われらが宿命(さだめ)〈上〉 (ヴィレッジブックス)原作本は上下巻。本の原題は"Prince of Thieves"で強盗団の王子!
強盗こそ、われらが宿命(さだめ)〈上〉 (ヴィレッジブックス)
チャック ホーガン
強盗こそ、われらが宿命(さだめ)〈下〉 (ヴィレッジブックス)映画とは違う結末!
強盗こそ、われらが宿命(さだめ)〈下〉 (ヴィレッジブックス)
チャック ホーガン
CSI:科学捜査班 シーズン1 コンプリートDVD BOX-1犯罪に詳しいのね、と言われたダグはCSI全部観てるから!と返す。
CSI:科学捜査班 シーズン1 コンプリートDVD BOX-1
エリック・スマンダ、ロバート・デヴィッド・ホール 他
フリントストーン/モダン石器時代 [DVD]仕事を尋ねられたダグは石工だという。フリントストーンみたいさって。
フリントストーン/モダン石器時代 [DVD]
ジョン・グッドマン、ハル・ベリー 他

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きみがくれた未来 【奇跡には 起きた理由が ちゃんとある】

tag ヒューマン 恋愛映画 青春 スポーツ

『きみがくれた未来』 CHARLIE ST. CLOUD
2010年・アメリカ=カナダ
人生は生ける者の為に。ザック・エフロン主演の喪失と再生のドラマ。

 原作はベン・シャーウッドの同名小説。将来有望な若者が突然の事故で人生が変わってしまう、という喪失と再生のヒューマンドラマ。

 原題は主人公の氏名チャーリー・セント=クラウド。それで邦題は何なの?“きみ”って誰を指してるの?最後までわからなかった。雰囲気だけで付けたっぽい邦題に戸惑いを隠せない。

 全体的にメロではあるけど、ストーリー自体がきちんと面白かったよ。テイストとしては『ラブリーボーン』の生者視点か。若者の再生ドラマとして良い出来なので、ザックのファンじゃなくても観てみたら良いと思います。
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コトノハ
"You hurt because you're alive."
(痛いのは、生きてるからだよ)

 弟サムが兄チャーリーに言う台詞。心も体も、痛むのは生きてる証拠。そして、こう言う弟の心情が切ない。

どんな映画?
 小型ヨットの才能があって、レースではいつも優勝。その実績を買われて大学進学も決まった。そんな高校生チャーリー(ザック・エフロン)が、卒業パーティーの晩に事故に遭い、人生が大きく変わってしまう。

今回の画像はココここここのダウンロード画像。
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 チャーリーは、チャーリーにしか見えない存在と会話する。それがとても曖昧で、今チャーリーが話しているのはこの世の者なのか死者なのか、判然としない。その描き方がストーリーとうまく合わさって成功している。映画では弟の存在がかなり確定的に描かれているのが残念だが、原作小説ではより曖昧な存在。チャーリーの頭の中の産物なのか、本当にそこに死者がいるのか明確にされていない。

弟と共にヨットレース!
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 弟とキャッキャウフフで遊ぶ姿は微笑ましく、同時に切ない。あんなに切ない泥んこ遊びシーンは初めて観たわよ。でも時間は過ぎて、いい加減に前を向いて歩かなきゃいけなくなる。人生は生きている者の為にあるのだから。死者を忘れるのではなく、乗り越えるのでもなく、心に抱え込んで共に生きていかなくては。そこでキッカケとなるのがヨット乗りの女の子テス(アマンダ・クルー)。

アリッサ・ミラノ似、またはブリタニー・マーフィー似の彼女。
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 若い頃のアリッサ・ミラノ、若しくはブリタニー・マーフィー似の健康的な女の子!彼女をとるか、弟をとるか。弟との守るべき約束。ゆえにどこへも行けないチャーリー。そして自分が生かされた理由。フラットラインから帰還した奇跡。

 チャーリーは、自分を助けた救命士フロリオ(レイ・リオッタ)の言葉に気づかされ、未来を生きる為の力をもらう。このレイ・リオッタ、出番は少ないがとにかく素晴らしい!チャーリーの肉体だけでなく、精神も救ったのは彼だと思う。邦題の指す“きみ”は彼以外に考えられない!もしくはチャーリー本人が“きみ”だな。

暗く沈み、哀しみに満ちた表情が胸に刺さる。
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 『ラブリーボーン』では判りやすい生と死のあわいの世界が描かれた。でもコチラは現実と変わりない空間に、彼の夢想とも現実ともつかない精神世界が広がっている。たぶんフィジカルではない、心の中での出来事なのだと思う。

 序盤の交通事故について、「加害者が飲酒運転」という説明がサラっとされている。そこでお薦めの飲酒運転事故映画『ライセンス・トゥ・キル 殺しのライセンス』はいかがですか~?デンゼル・ワシントンも出てるよ。スパイ映画っぽい題名だけど、そのライセンスとは運転免許証なのだ。

弟かわゆす!
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 映画全体的に音楽が安っぽかったのが残念ポイント。映像はキレイよ。ズームイン・ズームアウトや、浮遊感、ぐるりと回転する動き。カメラワークが素晴らしい。ストーリー的には中ダレするよ!するけどね!あの中ダレも振り返ってみれば必要だったのさ。まあそこは我慢して下さい。

 終盤の展開では、3日間放置されたアレがちょっと(´д`)えーってなった。原作では無理のない説明がされているので、映画版の説明不足ってことで。無粋でもちゃんと説明すべきだったと思うよ、こればっかしは。

 あと、墓石の拓本て本当に趣味の一ジャンルとして確立してるのかね!『小さな恋のメロディ』で知ったときは、現実感がなかったけども。この映画でも言及されてるし、考えてみたら日本でも狛犬の拓本とか趣味にしてる人がいるくらいだもんな。でも墓石は個人情報ダダ漏れな気がする。

 チャーリーの母親役でチラっとキム・ベイシンガーが出てるよ!これが『あの日、欲望の大地で』とか『8Mile』みたいな下流の貧しい母親像ドンピシャ。どことなく薄幸そうなのよね。
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関連作品のようなもの
きみがくれた未来 (角川文庫)原作本。
きみがくれた未来 (角川文庫)
ベン・シャーウッド
セブンティーン・アゲイン [Blu-ray]ザック・エフロン主演の良作コメディ!ギークな親友のキャラがとにかく凄い。
セブンティーン・アゲイン [Blu-ray]
ザック・エフロン、レスリー・マン 他
小さな恋のメロディ [DVD]墓地デートといえばコレよね。墓石の拓本て!本当にそんな趣味のジャンルがあるのか。
小さな恋のメロディ [DVD]
マーク・レスター、トレーシ-・ハイド 他

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人生万歳! 【拗れても ちょっと変でも 幸せです】

tag コメディ 恋愛映画 ラブコメ

『人生万歳!』 Whatever works
2009年・アメリカ=フランス
ウディ・アレン監督40作目、NY舞台の軽妙洒脱コメディ。

 東京では恵比寿ガーデンシネマ単館上映中。ウディ・アレン映画といえば恵比寿ガーデンシネマ!と頼りにしていたのですが、正式に休館が決まり2011/1/28をもってその小さな幕を閉じます。残念。実質的な閉館ですね。番組編成の独自さ、良質さでお客さんを掴んでいたと思ったのに。そんな恵比寿ガーデンシネマ、1/15~28はベストセレクションとして1000円均一、16作品をリバイバルします。私は最終日に『さよなら、さよならハリウッド』を観に行こうと思うよ。詳しくは公式サイトを参照ください。

 さて。本作、ウディ・アレン監督の40作目です。この脚本は'70年代に書き上げていたものを基にしたとのこと。舞台がニューヨークに戻ったこともあって、昔のアレンのシニカルで軽妙洒脱なコメディに立ち返った、という感じ。『アニー・ホール』系。

 主人公ボリス(ラリー・デヴィッド)は天才物理学者で専門は量子力学。かつてはノーベル賞候補にもなったという過去を持つ、人生に絶望した毒舌ペシミスト男。笑って笑ってちょっぴり痛くて、でも幸せならば何でもイイ!と明るさを漂わせてくれます。原題"Whatever works"は“うまくいくなら、何でもアリ”って意味。世間体だの、一般常識から外れてるだの、気にすることないさ!うまくいってるなら、それもアリでしょ!
Whatever WorksWhatever Works
Various Artists

コトノハ
"When you least expect it, fate has a way of knocking on your door."
(思いもよらない時に、運命はやって来て扉を叩く)

 文字通りに扉を叩きます。"運命は思いがけず徒に動いてく"んですね(浜田麻里の歌詞だコレ)。話は運命の導きのもと、ころころと転がっていきます。理屈や必然性などお構いなしで。そこが面白いんだけど。

どんな映画?
 もうオープニングからボリスの語りが面白くて!観客をおちょくってる系のアレですよ。主人公ボリスを演じるのはスタンダップコメディアン出身のラリー・デヴィッド。笑顔一つ見せずに毒づくのだけど、どうにも憎めないとこがある。

 よく喋る皮肉なユダヤ人てとこは監督アレン自身に似ているけれど、傲岸な見下し系の皮肉屋なのが違うところ。アレンだと弱気で神経質で吃音でボソボソ喋る感じ。ボリスの場合は流ちょうな毒舌マシンガントークで人を馬鹿にする。もうこのボリスの悪態だけで面白い!

 このボリス、60歳ぐらい。ひょんなことから21歳の若い女の子(しかも美人)と同居生活が始まる。このネーチャン、メロディちゃん(エヴァン・レイチェル・ウッド)。ブロンドをツインテールにしてキャピキャピ。もう本当にアホの子なわけですよ。でも心優しく純朴で人柄は良い。何から何まで正反対の2人、年齢差とIQ差がありながらも割とうまくやってるわけです。シニカルなボリスとノー天気なメロディは凸凹コンビ!

 この主人公二人の他にも、“普通でない”カップルが続々出来上がっていく。でも、それでも良いじゃないか。どうせこの世は虚しいばかり。せめて好きに人を愛することぐらい、自由にさせてくれって。幸せなら、それで良いじゃあないの。同性愛を突然自覚したり、芸術家っぽい人は3人での同棲生活をしてうまくいっている(『それでも恋するバルセロナ』の3人みたいに)。人生、自分に正直に、自分なりの幸せを掴めば良い。

 アメリカではウケが悪いと思われるこの映画。なぜって、キリスト教に対して冒涜的とも言える態度だからさ。同性愛に非キリスト教、家族の崩壊ときたら、まあ嫌われても仕方ないタイプの映画ではある。そこは我々日本人としては笑ってうんうん頷きながら観れてしまうので、より楽しめる土壌が整ってるわけだ。

 メロディちゃんは南部出身の田舎娘。南部と言えば、根強い人種差別とかキリスト教原理主義(保守的なプロテスタントで聖書の字義通りにこの世ができたと信じたい人々。科学に否定的で学校教育で進化論を教えるな、と主張するような人々)。なので、ボリスにしてみたら南部の非科学的な田舎者めってことになるわけだ、メロディとその家族は。ボリスが天才物理学者なだけにさ。不確定性原理がどうの、観測者がどうの言う量子力学者ですよ、彼は。その辺りもきちんと描かれていて面白かったよ!

 うまくいくなら、何でも良いじゃないか。と、常識や世間をものともしない態度を示すこの映画は、アレン監督の言い訳のようにも見えてしまいます。アレンは若い頃2度の結婚を経て、現在は3度目の結婚。'92年、当時の恋人ミア・ファローの養子であるスンイー(韓国系)とデキちゃったわけだし。そりゃあ非難囂々ってもんですよ。ロリコンめ!それでも'97年(スンイー24歳)に結婚して今も二人は仲良く暮らしているし、二人の養子もいる。ミアにしてみれば業腹だろうけどなあ!まさか自分の養子と!って。

 そんなこんなで、いろいろ併せてとっても面白いコメディ満喫!『アビス』『風と共に去りぬ』『地獄の黙示録』『素晴らしき哉、人生』など映画ネタが多いのも楽しいよ。
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俳優は誰?
 主演のラリー・デヴィッドはスタンダップ・コメディアン出身。'90年代はTVシリーズ『となりのサインフェルド』の企画・製作で名を売り、2000年代はケーブルTVシリーズ『ラリーのミッドライフ★クライシス』で企画・製作に加え主演もして大人気なお方。

 メロディ役のエヴァン・レイチェル・ウッドは若手実力派!『プラクティカル・マジック』でニコール・キッドマンの子ども時代を演じてた子役。最近では『ダイアナの選択』『レスラー』『アクロス・ザ・ユニバース』など、透明感のある繊細な存在感が印象的です。本作ではそんな彼女の持ち味に加えてスットボケたノー天気さがとってもキュート!天然な良い子って雰囲気になってます。そんなエヴァンちゃん、私生活では19歳年上のロッカー、マリリン・マンソンと付き合っては別れています。3度目の別離が2010年8月。その後どうなったのかな?

関連作品のようなもの
風と共に去りぬ [Blu-ray]スカーレットとメラニー、どちらがお好き?ボリスはスカーレット派だって。
風と共に去りぬ [Blu-ray]
ビビアン・リー、クラーク・ゲーブル 他
アビス <完全版> [DVD]悪夢をみて「深淵(アビス)を見た」と言うボリスに「その映画観てないわ~」と答えるメロディ。
アビス <完全版> [DVD]
エド・ハリス、メアリー・エリザベス・マストラントニオ 他
素晴らしき哉、人生!【淀川長治解説映像付き】 [DVD]クリスマスのハッピー・ムービーの代名詞。ボリスはお好きじゃないようです。
素晴らしき哉、人生!【淀川長治解説映像付き】 [DVD]
ジェームズ・スチュワート、ドナ・リード 他
[図解]量子論がみるみるわかる本(愛蔵版)天才ボリスは量子力学が専門。量子のゆらぎだの観測者だの。
[図解]量子論がみるみるわかる本(愛蔵版)
佐藤 勝彦
インタビュー・ウィズ・シリアルキラー [DVD]レクター博士のモデルとなった連続殺人犯テッド・バンディの映画。
インタビュー・ウィズ・シリアルキラー [DVD]
ケイリー・エルウィズ、ブルース・グリーンウッド 他

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アメリア 永遠の翼 【共に飛ぶ 私が翼 あなた風】

tag ヒューマン 歴史 恋愛映画

『アメリア 永遠の翼』 AMELIA
2009年・アメリカ=カナダ
女性飛行家アメリア・イアハートの伝記。

 リンドバーグの大西洋単独無着陸飛行から間もなく。リンドバーグっつっても、今すぐ~キスミー~ウォウウォウ♪じゃない方ね。1928年、大西洋横断飛行を成功させた初の女性、アメリア・イアハート。女性の地位向上活動や、その後の更なる飛行チャレンジで全米を熱狂させた、文字通りに飛んでる女!

 アメリア・イアハートと言えば、博物館の展示たちが命を持って動き回るコメディ『ナイト ミュージアム2』にも出てきました。アチラではエイミー・アダムスがイキイキと演じていましたが、本作ではヒラリー・スワンクがなりきり演技!映画中に実物のアメリアの写真が出てくると、そのソックリさに驚きます。と、いうことはだ。マット・デイモン=アメリア・イアハートか。

 ここで描かれているのはアメリアの自由な精神と、彼女を支えた夫パットナムの深い愛。アメリアの過去や、パットナムの離婚した家庭、国内レースでの出遅れエピソードなどはバッサリ切り捨てて語りません。女性の社会進出を推進した、進歩的で愛すべきアメリアという人物像を知ることの出来る映画です。夫婦の愛情物語でもあるしね。
Amelia (Score)Amelia (Score)
Various Artists

コトノハ
"For me, anywhere you are."
(僕にとっては、キミのいるとこさ)

 「家に帰ろう」と言われて「家ってどこ?」と問うアメリアに、こう答える夫の素敵さよ!当時、こんな風に自由に夢を追い危険を冒す女性の帰りを待っている男性なんて、そうそういなかったことだろう。ただ無事を祈って待つことは辛いけれど、夫パットナムは全力でサポートして、帰りを待ってくれた。

演じるリチャード・ギアの包み込むような優しい表情が良いですぞ。とにかくギア様の深い愛情を湛えた男らしさ、懐の深さにカーッ!惚れるね!

どんな映画?
 映画はアメリアが、編集者パットナムのもとに呼ばれて訪問するところから描く。大西洋横断をやる気はあるか?その体験記を出版すればパットナムは儲かる。かくして、パットナムはアメリアの後見人としてパトロン探し、資金調達、広報活動に勤しむことになる。アメリアが翼なら、パットナムは彼女を飛ばす風といったところ。

 映画は単に時間軸に沿って人生を追いかけるのではなく、アメリアの最大の挑戦―赤道上世界一周飛行の開始から終了までを縦軸として、そこに至るまでの過去をミルフィーユ状に挟み込む構造になっています。世界一周に使われた機体は銀色のロッキード・エレクトラ。場面転換して機体が銀色なら、それは世界一周飛行の描写です。(それまでは赤、オレンジの機体)

 飛行そのものよりも、アメリアとパットナムの夫婦の在り方が面白く素敵だった。自由なアメリア、尽くすパットナム。そしてアメリアの新たな恋。空を飛ぶ者同士で気の合うヴィダル(ユアン・マクレガー)に惹かれるのも理解できる。まあでも、パットナム可哀相。耐えるパットナムがまた素敵。とはいえ、アメリアとパットナムの信頼関係が建て直されたとき、ヴィダルに対してのアメリアの態度にちょっとムカっときた。

 金策や離陸失敗、ヴィダルとのロマンスなど、輝かしくない面もしっかり描いてくれたのはとても良かった。弱気になるアメリア、理解して励ます夫。アメリア人気を高めるために裏であれこれ画策する夫の姿とか、いやらしくて泣ける。それでも、どんな事があっても力強く前進して、飛ぶことを楽しむアメリアは清々しい。

 冒険前の別れ際に夫が必ず言う"See you"(じゃあまた)の言葉も重たくて。帰ってこいよ、ええいつだって、なんて短い会話もまたジーンとくる!飛び立つアメリア、見送るパットナム。いろいろあったけど、素敵な夫婦になったじゃないか。2人の関係性の変化もまた映画の見所。史実ベースなだけに結末が既にわかっている分、一層切なさが増すというもの。(知らない人のためにココでは詳述を控えます)

 女性の社会進出、資金集めでCMに出たりブランドを作ったり、といったとこが『プリティ・リーグ』を思い出した。アチラは戦争で選手がいなくなったから女子でプロ野球やる話なんだけど、すごく面白いからお薦め!

 飛行士仲間としてクリストファー・エクルストンやアリスのミア・ワシコウスカもちょっとずつだけど出てるよ!ミアは『ジェーン・エア』の映画化で主演する次作が超楽しみ。

《アメリア・イアハート参考サイト》
かなり詳しい⇒wikipedia ―アメリア・イアハート
映画の後の足跡を辿る⇒アメリア・イアハートを探して!
英文公式サイト⇒The Official Website of Amelia Earhart

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関連作品のようなもの
ラスト・フライトどうも絶版の様子。最後の飛行記録を夫がまとめた本。
ラスト・フライト
アメリア イヤハート
アメリア・イヤハート―それでも空を飛びたかった女性 (愛と勇気をあたえた人びと)伝記本。
アメリア・イヤハート―それでも空を飛びたかった女性 (愛と勇気をあたえた人びと)
リチャード テームズ
Amelia Earhart: The Final Flight [VHS] [Import]ダイアン・キートンがアメリアを演じた映画も。日本ではVHSのみ、廃盤『ラストフライト』。
Amelia Earhart: The Final Flight [VHS] [Import]
Diane Keaton、Rutger Hauer 他
ナイト ミュージアム2 [Blu-ray]博物館で蘇った、エイミー・アダムス演じるアメリア。大いに飛んでます。
ナイト ミュージアム2 [Blu-ray]
ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 他

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ノルウェイの森 【死と生と 光と闇と 愛と性】

tag ヒューマン 恋愛映画 青春

『ノルウェイの森』 NORWEGIAN WOOD
2010年・日本
村上春樹の1987年のベストセラーをトラン・アン・ユン監督が映画化。

 ノルウェイの森…と聞いて初めに思い浮かぶのはノルウェイジャン・フォレスト・キャット!村上春樹と角川春樹と村上龍の中で誰が好きかといえば角川春樹!この、時代を作った小説に、私は何の思い入れもない。

 私が中学生の頃にこの本が出版され、ベストセラーになった。本屋に行けば平積みで、クリスマスみたいな赤と緑の表紙が並んでいた。周りは熱狂していた。その頃の私は、シドニィ・シェルダンや氷室冴子にハマっていて村上春樹は読まなかった。大体、『ノルウェイの森』は官能小説だって言われてて、まだエロを受け付けてなかった純真な私には穢れた書物だったのだ。寝転がって炭酸を飲みながら、そんな穢れた本は読めない。

 というわけで、原作未読のまま今日に至り、そのまま映画を観てきましたよ!12/11からの公開なので、文芸映画好き、原作好き、雰囲気映画好き、マツケン好き、玉山鉄二好きは観に行くべし!ただし、エンタテインメントではないので注意。これは、生と死と性を描いた2時間超の詩の一篇。

 タイトルはビートルズの曲"NORWEGIAN WOOD"から。映画全体に流れる雰囲気が、雪に閉ざされた寒々とした常緑樹の森って感じだったので、そんな意味もあるのかな。迷い込んだけど森から出て春を迎える人もいれば、そのまま凍り付いて戻れなくなる人もいる。
ノルウェイの森 (松山ケンイチ 出演) [DVD]ノルウェイの森[DVD]
松山ケンイチ

どんな映画?
 高校時代に親友キズキ(高良健吾)が自殺し、心に傷を負ったワタナベ(松山ケンイチ)。彼は東京の大学に進む。キズキの幼馴染み兼恋人だった直子(菊地凛子)もまた深く傷つき。二人は偶然、東京で再会する。

バイバイ、ママ [DVD] キズキとの3人の高校時代の描写から映画は始まる。仲の良いカップルと、その親友。キズキがなぜ自殺したのかもわからない。17歳で、何を思ったのか。または、理由なんてなかったのか。置いていかれる恋人・直子のことを少しでも考えたのだろうか。この自殺シーンは、ケヴィン・ベーコン監督作『バイバイ、ママ』(左画像)を思い起こした。

 そして東京。1969年。大学内では学生運動が盛んで、ワタナベのルームメイトもまたのめり込んでいた(ここにも死の影が散りばめてある)。ワタナベはそれを横目でチラと観るだけで、そこに何の意味も見いだせない。一人読書に耽る。それはたぶん、答えを探していたんだろう。キズキの死を受け止めるための答えを。

 ワタナベと直子の恋は痛々しく、彼らを繋ぐのは死んだキズキの存在。キズキの話はしなくても、二人の間にはいつも横たわっていただろう。直子は20歳の誕生日にワタナベと寝たことをキッカケに、どんどん精神のバランスを欠いていく。ワタナベの前から姿を消し、療養に行ってしまう。ワタナベにとって、直子はとんだ地雷女じゃないか!

 直子への思いを抱えつつ、大学で出会った生命力に溢れた女性・緑(水原希子)にも惹かれるワタナベ。直子とは、あらゆる意味で対照的な緑。直子は死、病、過去、闇、哀しみ、愛への疑問、不安、内向き、ミステリアスといった言葉で語られるとしたら。緑は生、健康、未来、光、喜び、愛を肯定、安らぎ、外向き、明け透けといったところ。直子は死に取り憑かれているが、緑は命そのもの。そう、ちょうど5月の新緑のようにね。

 直子も緑も、大事な人を亡くしたという点は共通してる。直子はそれを受け容れられず、緑は受け容れた。もちろん、17歳で自殺されてしまったのを受け容れるのは相当にキツいことで、比べるのはフェアじゃないけど。自殺が罪なのは、遺された者が苦しむからだよ。

 全編死の影に包まれ、でもそこでもがくワタナベを通して生きる希望、生き続けることを選んだ人間の強さが感じられる。大したストーリーでもないのに、ミニマルな世界なのに、この映画には感情の振り切れるサマがありありと描かれている。言っちゃなんだが“雰囲気映画”なのに、心の奥を揺すぶるものがある。映画は総合芸術。本作は、映像や音使いや俳優の演技すべて合わせたときに最大限強い力が発揮される、そんな映画だった。AKB48が一人一人でで見ると大したことないのに集団で動いてると可愛く見えるのと一緒か。あ、誰か敵に回した?

 明るくイキイキした緑色の映像、一面の雪、ふわりと舐める山脈、草原をわたる風の音、降りしきる雨音。すべてが美しい(撮影はリー・ピンビン!)。ライティングもとても美しく、暗がりでの青みを帯びた映像は艶めかしい。光り輝く木々、陰のかかる表情。室内の暗さ。この陰影は素晴らしい!流れる弦楽器の音もまた哀しい。

 ワタナベの先輩永沢(高貴な魂を持った俗物)役に玉山鉄二。その恋人ハツミ役に初音映莉子。サイドストーリー的に語られるこの二人の関係もまた哀しい。ハツミがワタナベを詰問するシーンは凄かった!ワタナベに向けて永沢への疑問を口にしているのだ。愛は人を生かし、愛は人を殺す。愛のために生きるのか、愛のために死ぬのか。

ベロニカは死ぬことにした [DVD] 直子の心の病や、療養所の描写を観ると、どこかパウロ・コエーリョの『ベロニカは死ぬことにした』を思い起こした。あれも、生と死、愛と性を描いていたな。映画版(左画像)はなぜか日本映画で、主演は真木よう子!おっぱい!映画版の雰囲気はこの『ノルウェイの森』に似て“雰囲気映画”になってたよ。

 ところで、2回出てくる、部屋でチープなプラスチックのミニテーブルに食べ物を置いて床に座って食べるシーンはベトナムっぽかった。これは監督がベトナム系だからなのかな。特に緑の家で食べるシーンは、家屋や景色の雰囲気も含めてベトナムっぽかったぞ。

 小説の台詞をそのまま台本にしたような台詞はちょっと上滑りしてたけど、それもこの映画の味なのかもしれない。で、官能小説って言われてたのは、あながち間違っちゃないな、と納得したりもした。すぐに「やった、やらない」とか言い出すし。やたらに性が人生問題に絡んでくるのが、私にはしっくりこなかった。愛と性は切り離せないとはいえ、そこまで?って思いでいっぱい。

 いやあ、それにしても松山ケンイチ凄いな。感情抑制から終盤にバツンと弾けて、そこからまた空虚に戻り、愛の渇望へと走るあたり。直子の存在のお陰で、ワタナベはキズキの死を乗り越え。緑の存在のお陰で、生きることを選べた。緑の強さって、一体どこからくるんだろう?自らが強くあることで、他人をも強くする。それは素晴らしいことだ。
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ノルウェイの森 上 (講談社文庫)官能小説と言われて、手に取ることもなかった原作。
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ノルウェイの森 公式ガイドブック (1週間MOOK)ガイドブックまで出たぞ!
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ノルウェイの森 オリジナル・サウンドトラックレディオヘッドのギタリスト、グリーンウッドが音楽担当!
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The Beatles 1962-1966映画にも出てくる「ノルウェイの森」"NORWEGIAN WOOD"を収録。
The Beatles 1962-1966
ザ・ビートルズ

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乱暴と待機 【その絆 誰にもわからぬ 色形】

tag コメディ ヒューマン 恋愛映画

『乱暴と待機』
2010年・日本
本谷有希子の舞台劇を映画化。ある意味ラブ・ファンタジー。

 あまり邦画を観ませんが、それは面白そうと思えるモノが少ないから。時折、コレは!と思うモノがあっても単館公開で遠かったりすると萎え~。そんな中、予告編を観て大変にソソラレ、公開劇場も何かのついでに行ける場所。ってことで観てきたお。

 何がポイントって、山田孝之くんですよ!そして変態じみた内容のコメディってんで、かなり前のめり。うん、実際面白かったよ。コメディ的に。登場人物4人に共感はまったくしない。主役2人の奇妙な絆や、一人になりたくない気持ちの強さが凡そ変態的過ぎて、イマを表しているとは言えないけれど。本当に面白かった!ラストもしっかり昇華するし。

 ただ、予告編で強調されていたほどのエロスはないのでご注意。
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終着駅―トルストイ最後の旅― 【愛の果て 辿り着くのも やはり愛】

tag ヒューマン コスチューム 歴史 恋愛映画

『終着駅―トルストイ最後の旅―』 THE LAST STATION
2009年・ドイツ=ロシア=イギリス
ロシアの文豪トルストイの最晩年、争いに満ちた愛のドラマを描く。

 トルストイ、というと堅苦しいイメージですよね。著作も堅苦しいですしね。でも、この映画は全然堅苦しくないので大丈夫!トルストイなんか読んだこともないって人でも素直に観ることのできる、愛と葛藤のドラマ。爺ちゃん萌えなら絶対観るべし!

 原作はジェイ・パリーニの『終着駅 トルストイの死の謎』改め『終着駅-トルストイ最後の旅-』。原作にかなりの程度脚色を施したようですが、原作者は真髄をきちんと描けていて素晴らしいと評したとのこと。舞台はロシアだけど使用言語は英語になってます。ロシアンティーが出てくるのでかろうじてロシアっぽい雰囲気。

 いやあ久々にラスト辺りで延々泣いた。観るときはハンカチ2枚とポケットティッシュが必要ですよ。主にトルストイ(クリストファー・プラマー)と、世界三大悪妻の1人と呼ばれた妻ソフィヤ(ヘレン・ミレン)との愛と確執を描いています。老夫婦の複雑な関係。そしてトルストイの信奉者、弟子達の思惑。それを新しく入った純粋な秘書ワレンチン(ジェームズ・マカヴォイ)の目を通して描きます。

 ちなみにロシア的な綴りはLev Tolstoy、英語圏ではなぜかLeo Tolstoyになります。日本語ではレフ・トルストイ。あれだね、日本でもカナ表記にする際、実際の発音とかけ離れることがあるけど、そういう感じかね。
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クリストファー・プラマー 他

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食べて、祈って、恋をして 【変えたくて 旅に出たって 変わらない】

tag ヒューマン 恋愛映画 ロードムービー

『食べて、祈って、恋をして』 EAT PRAY LOVE
2010年・アメリカ
作家エリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説を映画化。

 原作本は読んでないし、よっぽどじゃなきゃ読む予定もありませんよ。この映画も観るのやめようかな~と思ってたほど。だって、アラフォー(35歳の設定だけど)にもなって自分探しの旅って…と思うわけですよ。まあ、私も20代半ばで似たような旅に出ましたけどもさ。

 で、結局ジュリア・ロバーツ主演だし、ジェームズ・フランコやハビエル・バルデムが出演してるのに惹かれて、観てきたわけだよ。したっけ、自分探しっていうよりはアレだ。インドとかヨガとか精神世界みたいな、過充電系女子(女子?)。一度何もかも捨てて、人生建て直すぞ!ってプイっと1年間の旅に出る。イタリア、インド、バリへと。

 軽くて、お洒落で、まあなんつーか、スイーツ系映画として良いんじゃないでしょうか。私はあんまり楽しめなかったけれど。あと字幕がなっちだったのもマイナス・ポイント。

 同じ離婚した中年女性の生き直し映画なら断然ホリー・ハンター主演の『マンハッタンで抱きしめて』をお勧めする!邦題がバカっぽいけど、全然そういうんじゃないから!
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ぼくのエリ 200歳の少女 【何もかも キミさえいれば 怖くない】

tag ヴァンパイア ホラー 青春 恋愛映画 スプラッター サスペンス

『ぼくのエリ 200歳の少女』 Låt den rätte komma in / 英題:LET THE RIGHT ONE IN
2008年・スウェーデン
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト著『モールス』映画化。

 原作者自らが脚色し映画化された本作は、世界で80の賞にノミネートされ、60の賞を受賞した。12歳の子供の初恋のゆくえを、相手がヴァンパイアだという設定で描く異色のラブ・ストーリーでありホラーでもある。


当ブログではこの映画について過去何度も取りあげています。ちょっと振り返ってみよう。

 最初は【吸血鬼モノ新作映画】(2008/9/26投稿)で予告編と原作本(原書)の紹介とハリウッドリメイクの話が決まったことを書きました。更に【"Let the right one in"予告最新バージョン】(2008/10/17投稿)でダークな予告編をもう一つ。

 後はハリウッド・リメイク版についての情報も幾つかエントリしました。2008/11/16投稿したマット・リーヴス監督の語る見通し、2009/7/1投稿の改題などの進捗、2009/7/14投稿のキャスト決定など随時追記してお知らせ。そして最新情報が予告編第一弾を貼った【『ぼくのエリ 200歳の少女』リメイク版"Let me in"予告編】と。

リメイクなんて…って思ってたけど、これが大変に良さげな予告編なんで高まる期待!リメイク版も絶対観たい!


 やあ本当にねえ!2年越しで観たかった映画を劇場で観れた喜びったら!うん、以前、痺れきらしてゴニョゴニョで英語字幕版は観ちゃいましたけどね。でも劇場で観れる、というのは格別なわけですよ!感慨深いです。加えて原作本も購入しまして下巻読んでます、現在。と、いうわけで行ってきました銀座テアトル。

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※公開劇場はコチラ参照⇒『ぼくのエリ 200歳の少女』公開劇場

 おすぎの推薦文がさあ。「リリカルで、美しくて、可愛くて、胸のすく思いをしました。」って書いてあってさ。前半はこの映画についてよく言われてることだから良いけど。胸のすく思い?しねーよ!って思った。さすがおすぎ(´д`)クオリティ。あたしにゃあ理解できないお。
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リーナ・レアンデション 他

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抱擁のかけら 【過ぎし日々 煌めく欠片の 痛み抱き】

tag ヒューマン 恋愛映画

『抱擁のかけら』 LOS ABRAZOS ROTOS / 英題:BROKEN EMBRACES
2009年・スペイン
ペドロ・アルモドバル監督の描く男の喪失と再生。

 この映画観たの、2/24だった。この春5月まで全国を順次ロードショーしてたので、まだ記憶に新しい方々もいらっさることと思います。DVDが7/7発売なので、そろそろ感想を書いておこう!良い映画です!

 原題は“壊れた抱擁”、英題も同様。そして邦題は良い仕事してます!こういう素敵な語感で、映画内容にも合っていてって邦題がもっと増えますように~。『ぼくのエリ 200歳の少女』とか本当勘弁してください!

 美し過ぎる女、と映画の中で評されるペネロペ・クルスが富豪の愛人で女優志望の女レナを演じる。ペネロペは本当に素晴らしい美貌と演技で魅せてくれる!

 事故で盲目となった映画監督マテオ・ブランコ(ルイス・オマール)の新しい自分はハリー・ケインて名前。何となくハリケーン(hurricane)と語感が似ている。嵐の後のガタガタに壊された風景みたいな気持ちだったのかなあ?そんなハリーが過去を知り、受け止め、再生する人生のお話。しみじみ哀しく美しい愛と秘密と真実。
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ルイス・オマール

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