猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

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パンフレットの価値

tag SF サスペンス 法廷 歴史 コスチューム 犯罪

昔は、8年前くらいまでは、観た映画のパンフはほとんど購入していた。
その頃でも既に質が落ちていたと思うのだが、ここ4,5年のパンフは内容の無さに辟易する。

値段だけは上昇してんだけどね。
400円あれば買えた時代は15年くらい前かしら。

そのうち500円がスタンダードになって(作品ごとに違うが、だいたい決まってた)、
今や500円のものは安いほう。
600円が標準になってる気がする。(700円のも多いし、1000円するのもある)

昔のパンフは、映画の時代背景や歴史、国の制度や音楽の薀蓄など読んで得した気分になれたものだ。
それが今では、キャストや監督の紹介をメインに、そんなことは雑誌や、その映画のHPを見ればわかるよ、という内容ばかりである。

面白かったパンフを少し挙げてみます。邦題とパンフ発行年と値段を記して。

『ジュラシックパーク』 1993年 (600円)
国立科学博物館の方により、恐竜化石の研究から有力な説の変遷などが書かれている。
恐竜年表や、参考書もわかりやすい。
もう一人、生命工学をメインフィールドにしているライターも寄稿しており、DNA操作の実験について書かれている。
当時としては高価なパンフだが、内容は満足のいくものだ。

『ザ・プレイヤー』 1993年 (500円)
ハリウッドの内幕モノ映画だからということか、ハリウッドのレストランマップなんて記事があって楽しい。
店名と地図と住所、電話番号と一言が書き添えられていて気分が盛り上がる。
映画の中にカメオ出演した60人以上もの俳優やライターなどお歴々を26人紹介しているのも楽しかった。
気づかなかったーとか言いながら。

『評決のとき』 1996年 (500円)
弁護士による「逮捕から裁判までのアメリカの手続き」が詳しくわかりやすく整理されている。
カリフォルニア州弁護士ケント・ギルバート氏のインタビューも載っていて、鋭い意見が書かれています。

『セブン』 1996年 (500円)
映画のモチーフとなった七つの大罪について詳しい説明が書かれている。
ダンテの地獄図解も載っていて、キリスト教に明るくなくてもこのページを読めば大雑把にわかるようになっている。

『エリザベス』 1999年 (500円)
文学博士(ケンブリッジにて中世英文学を学んだ方)による、史実のエリザベス女王の一端を読める。
女王の生涯の恋人ロバートの妻が怪死した事件など、背景事情が書かれている。
また、複雑な人間関係は相関図に整理され、プロテスタントかカソリックかの記号まで付してある。
エリザベス1世の簡単な伝記も見開き2ページで載っていて、パンフによって映画の背景がわかりやすくなる。

『ディープ・ブルー』 1999年 (500円)
舞台となった海上研究所の図解が良い。複雑な施設を一目で把握できる。
しかしなんと言っても、東大教授・農学博士によるサメについての解説が面白かった(サメ退治より保護を、と締めている)。
脳研究家も文を書いており、この映画を観た時の陽性情動(期待感のようなもの)の推移グラフが載っていたりしてちょっと横道に逸れてる感はあるが、面白い記事だった。


まだまだ面白いパンフはありますが、ここらへんで。

振り返れば、信頼できる情報を楽しく身につけるのに映画のパンフは一役かっていたように思います。また、そこから興味が高じて調べ始めるきっかけともなっていた。

俳優や監督の歴史なんか詳しく載せる必要ないから、
もっと、映画の背景について、モチーフについて、角度を変えた解説を載せて欲しい。
それでこそ600円の価値がある。

今、大抵のパンフはせいぜい350円の価値しかない。(独断)

映画館でのパンフレット販売って日本独自の文化だって聞いたことがあります。
真偽は定かでないのですが、どうなんでしょうね?
確かに、キウイの国にはパンフ文化なかったです。
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