猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

スターウォーズ

tag SF ファンタジー

久々にスターウォーズを観ました。
クラシック3部作の方です。

そこに見られるのは、父v.s.息子のモチーフ。
ウラノスとクロノス、クロノスとゼウス、ライオス王とオイディプス・・・
父を殺した(追放した)息子の系譜であり、
息子を殺そうとした(あるいは子供を虐待した)父の系譜だ。

ルークは、帝国を破るために、実の父であるベイダー卿を倒せ、と要求されるのだ。
つまり、父殺しを課されている。

一方でベイダー卿は、若い頃、許されぬ愛に苦しむばかりにダークサイドに堕ちた。
そしてダークサイドに堕ちたために、その愛を失った。
愛した女性と自分を繋ぐ存在である息子が現れ、ベイダー卿は動揺した。
息子を帝国側に寝返らせ、二人で支配者となろうと誘惑する。
そうでなければ、死あるのみ、と。

ルークは母と同様、ベイダー卿をダークサイドから救おうとする。
ベイダー卿は、もう少しで同じ過ちを繰り返し、愛する者を再び失いそうになる。
が、唯一愛した女性との絆が具現化した「息子」という存在が、
息子の、自分を信じる心が、
彼の中に愛を取り戻させた。

ここで、ベイダー卿にとってルークとアミダラとは同じ意味をもつのだと思う。
己の導き手であり、メシアである。

ベイダー卿は、自らの心の弱さによってアミダラ(救い手)を失い、
ひたすら暗黒面に囚われたままであったが。
今、ルークを殺させないことで(帝国を滅することで)、ベイダー卿は贖罪したことになり救われる。
アミダラに対しての贖罪であり、屠ってきたすべてに対する贖罪である。

ルークの信じる心が、ベイダー卿の閉ざされた心を融かし、本来の魂を導いたのだ。
スターウォーズは帝国からの解放の物語であり、
ベイダー卿が呪縛から解放される物語でもある。
ヒトは自らの愛のために暗黒面に堕ち、また愛によって救われる。
愛はヒトを変える。良くも悪くも。

全体として、ベイダー卿の心理はとてもわかりやすく描かれている。
だが、私にはルークの心理がわからないのだ。
父親とはいえ、今まで会ったこともない、憎むべき帝国の主軸。
オビ・ワンやヨーダから聞かされた話でしか、父を知らないのに。
なぜ、「父」だというだけで、ああも信じるのだろうか。
血は、そんなにも絶対なのか?

ルークの重い運命に比べ、父に関して娘のレイアはただ少し嘆くだけだ。
父と息子。
そこには、父と娘の間にはない、何かがあるのだろうか。
私自身、大人になって、記憶にない父に会ったときには、何の感情も湧かなかった。
だが、2つ上の兄は、父の記憶があるどころか、ずっと交流を続けていたようだ。

スターウォーズは男性のほうが理解しやすい映画なのかもしれない。
にほんブログ村 映画ブログへ
関連作品のようなもの
スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX割とビックリな修正が入ってしまったクラシック3部作DVD-BOX
スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
マーク・ハミル;ハリソン・フォード
スター・ウォーズ コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)全6作品のDVD-BOX。
スター・ウォーズ コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)
Star Wars - Ceramic Cookie Jar: R2-D2可愛いR2-D2型のクッキージャー。
Star Wars - Ceramic Cookie Jar: R2-D2
図説 金枝篇読みかけのまま放置中の本。父殺し、王殺しの文化など。
サー・ジェームズ・ジョージ フレーザー
面白いほどよくわかるギリシャ神話―天地創造からヘラクレスまで、壮大な神話世界のすべて (学校で教えない教科書)神話は面白いよね!これでも読んで!
面白いほどよくわかるギリシャ神話―天地創造からヘラクレスまで、壮大な神話世界のすべて (学校で教えない教科書)
吉田 敦彦
Super ボーズ面(コロ付き) 1分  TR-17Super ボーズ 面(コロ付き) 1分 TR-17

毛玉内関連記事:ウォンテッド
           マーズ・アタック! 【火星人 ブラックジョークな 大混乱】
           ベッドタイム・ストーリー 【抱く理想 寄らば大樹じゃ 実らない】
           スター・トレック 【新しい 旅の始まり わくわく感】
           ウィッチマウンテン/地図から消された山 【宇宙人 中途半端な 超能力】
           ハロウィンのかぼちゃ提灯いろいろ
           カールじいさんの空飛ぶ家 【幸福も 心も愛も 形無き】

スポンサーサイト

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。