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サスペンス
ホラー
『ブロークン』 The Brøken2008年・イギリス=フランス
ファッション・フォトグラファーとして成功したショーン・エリスが監督・脚本した長編映画2本目。
ちなみに監督の飼っている犬の名前はキューブリック。
シンメトリー・サスペンスってなんじゃそりゃ?
って思ったけど、公式サイトの画像を見たら納得。さっき納豆巻き食べた。
原題の"o"はスラッシュが入ったスカンジナビア文字か何かの"ø"。
プログラム手書きするときは0(ゼロ)にスラッシュ入れてこんな感じになるよね。いや、手書きする人はもういないと思うけどさ。
それはそうと、わざわざこの文字にした意味はよくわからない。シンメトリー(左右対称)感の演出かしらね。
コトノハ
"breaking a mirror will bring seven years of bad luck"
(鏡が割れると7年の不運を招く)
昔からの言い伝えなのだけど、なーんでか。
諸説紛々らしい。
一番もっともらしいのはコレ。鏡に映る姿は魂を表し、鏡が割れることによって魂にダメージを受けると。
そしてダメージド・タマシイそのものが不運の源だとする説がひとつ。
魂が本来持っている「不運を遠ざける力」が弱まるからだって説がもうひとつ。
7年経てば魂が再生されるけど、それまでは不運が続くとか。
会食中に大鏡が割れたとこから、この映画の不幸は始まる。
どんな映画?
(゚Д゚)・・・。
思ったより怖かった。
台詞は少なく、人物に語らせるよりも映像で見せて引張っていくタイプ。
だから、ぽんやり観てるとわけわからんコトになりがち。集中していこーぜ!
大丈夫、88分しかないのだから!1時間半でお釣がくるんだぜ!
台詞が少ない分、音がとても効果的に使われていて、音を聴いてるだけで怖いシーンもあった。
静かなシーンがほとんどなので、眠いときに観ると確実に船を漕ぐよ。でもそこは安心の目覚し機能付き。
急に大きな音が響いてビクっとくるんだからね!別に起こしてあげたわけじゃないんだからね!
画面の色調は暗く、ラストシーン以外は暗すぎるぐらい暗い。
その中で室内ランプの明かりや、キーカラーの赤が浮かび上がって美しくイヤな感じがする。
写真家出身の監督ということで、映像美に期待してたんだ。
ロンドンの街の空撮や事故のクラッシュシーンのフラッシュバックなど、見所はたくさんあった。
でも
『ザ・セル』
みたいに鮮やかな夢みたいなのは期待しちゃいけない。ああいう派手なのではなく、広がりのある美しさでもなく、本作は陰影と閉塞感の現実的な映像美。これはスクリーンで見ないと良さが伝わらないかも。家のテレビ画面で見たらまったく印象が違うような気がする。
ただ、せっかくだからシンメトリーな構図をもっと使ってくれれば良かったのに、という不満は残る。
映像美的にはちょっと物足りなかったかな。
ストーリーはシンプルにまとまっていて無駄がない。
アイディア自体はよくあるものだけど、だからこその怖さがある。
突拍子もないホラーではなく、とても現実的なラインに踏みとどまっているから、ふと外れたときに深い怖さが襲ってくるのだろう。
鏡の中から視点の映像や、バスルームでの流血シーンは好きです。怖さがアトをひく。
俳優も映像もストーリーも端正で、優等生過ぎる印象の映画なのが残念なところ。
でもそんなの、残念のうちに入らないか。
ああ怖かった。サスペンス・ホラー好きにはオススメ。
本作、オープニングに引用されていた文章はエドガー・アラン・ポオの短篇小説
『ウィリアム・ウィルスン』の結びの言葉。(リンク先は青空文庫。短いから読んでみたら良いよ)
ポオの作品世界の不気味さが、映画にもそっくりそのまま再現されていたよ。
ドッペルゲンガー!
俳優は誰?
美しい主人公にバミューダ諸島生まれの
レナ・ヘディ。
『300〈スリーハンドレッド〉』
の王妃ゴルゴだ!あれは素晴らしかったにゃあ。
本作では物静かな美しさ、そして恐ろしさ。
そんな彼女が映画
『ターミネーター2』
の続きを描いたアメリカのテレビシリーズ
『ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ』で主演。タイトル・ロールのサラタンだよ。
アメリカでは今まさにシーズン2が放送中なのであります!
観たいよ。
私の同居人(ターミネーター偏愛)が異常に興味を示していますよ。
シーズン1のDVDが2009年1月に発売される予定なので、そしたらレンタルしたい希望。
それにしても
リンダ・ハミルトンとはまったく似ていない。
関連作品のようなもの
 | 監督ショーン・エリスの長編第1作はコチラ。おっぱい。 フローズン・タイム ショーン・ビガースタッフ;エミリア・フォックス
|
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白 | URL | 2008年10月14日(Tue)22:40 [EDIT]
これ、劇場でやってた予告編がとても面白そうでした。観にいくことにします。でも、大阪は、やっぱり12月みたいですわ。大体いつも1ケ月遅れくらいになります。
画像の件はビビリました。もしかすると数日前からだったのかも?ブログ自体接続できなくなることもちょくちょくあるので、考えもんですね。アウトだったら、再度アップしなおしです。無理なんでしてくださいと言われたって、以前見たブログ記事では書いてありました。悲惨です。
TBありがとうございました
チョモロマン | URL | 2008年10月14日(Tue)23:12 [EDIT]
トラックバックありがとうございました。
それにしても、よく調べられてますね。
感服いたします。
そうそう、ドッペルゲンガーの「ウイリアム・ウイルスン」ですよね。
そっちの怖さもあるんですね。
いま、気が付きました。
>白さま。
P | URL | 2008年10月15日(Wed)00:48 [EDIT]
いいなぁ。私予告編見た事なかったんです。
本当だ、梅田で12月予定。12月って大作目白押しだったりしますよね。そんな大作に飽きたときにこの小品を是非!
感想、楽しみにしておりますです。
割と、画像消えたって聞くんですよね。復旧しないってなんだ、それはと。しかも、その件のfc2からのメールに「このような場合に備えて各自バックアップを云々」とか書いてあったらしいです。まあ、バックアップは取るけどさー。最アップする手間とかどうしてくれるのだろうか。
私は画像ほとんど使ってないのでアレですけども。本当、画像を多用されている方でこうなったら悲惨過ぎますね。
>チョモロマン さま。
P | URL | 2008年10月15日(Wed)00:52 [EDIT]
じっとりとしたサスペンスでしたね。
じわじわして怖かったです。
あんまり調べてるとは思ってないんですけども、引っかかった事を整理して書いていると長文になってしまうのですよ。
なるべく短めに、と思ってはいるのですがねぇ。
TBありがとうございました。
ラジオ映画館 | URL | 2008年10月16日(Thu)00:46 [EDIT]
猫の毛玉 映画館さま、TBどうもありがとうございました。
そういえば、エドガー・アラン・ポーの言葉を引用していましたね。だから、ああいうストーリーになるのかなとは思いました。私にはストーリーが少しシンプルすぎて物足りませんでした。
落ちというよりも鏡の割れる音に一番驚いてしまいました。
>ラジオ映画館さま。
P | URL | 2008年10月16日(Thu)01:30 [EDIT]
シンプルでじっとりしていて、台詞も少なくて。
だから過剰なほどのあの音なのでしょうね。本当驚きますよね、割れる音などなど。
でもあの音がなかったら辛かったと思います。ネムネム…。
シンプル過ぎるというのには同意です。優等生過ぎるという表現で書きましたが。遊びがないというか。
これはこれで良くできていて好きですが、もっと遊びや混乱や不条理なものがある方が好みのタイプです。
あ、でも充分不条理か。
kino | URL | 2009年06月04日(Thu)01:38 [EDIT]
めっちゃ、恐かったです。
これ、劇場で観たら、音にびびってしまいそう。家の鑑賞でも、いいかげん、恐かったですよ。でも音の恐さだけが印象に残ってしまったような気がする。
写真家さんの映像で、妙に整然としてるのが気持ち悪く、レナ・へディが、この作品の雰囲気にピッタリでした。
>kinoさま。
P | URL | 2009年06月04日(Thu)15:12 [EDIT]
静かで地味な中、音でビクビクしました。
でも映像でも不気味さが伝わってきて、鏡の中から視点とか心に訴えかける恐怖感でした。
レナさん、地味な美人で良かったですよね。最後の表情、好きです。あそこだけ妙にきらきら明るくて。

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満 足 度:★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:ショーン・エリス
キャスト:レナ・ヘディ
リチャード・ジェンキンス
ミシェル・ダンカン
メルヴィル・プポー
アシエル・ニューマン、他
★試写会中毒★ 2008年10月15日(Wed) 22:07
昨日は配給会社のリベロから、試写会のお誘いを受けて一ツ橋ホールに『ブロークン』の試写会に行ってきました。
仕事が若干押したので間に合うか心配だったけど、どうにか開映15分前くらいには会場到着。
祝日開催もよかったのか、結構入りはよかったみたいです。
**...
cinema!cinema! ミーハー映画・DVDレビュー 2008年10月14日(Tue) 23:30
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