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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

tag ホラー サスペンス パニック ゾンビ

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』 NIGHT OF THE LIVING DEAD
1968年・アメリカ
言わずと知れたゾンビ映画の原点。

実は映画の中でゾンビたちは、あのモノたち(those things)またはグール(食屍鬼)と呼ばれていて、ゾンビという言葉はまったく出てこない。
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(2007/12/21)

コトノハ


"They're coming to get you."
(ヤツらがお前を襲いに来たぞ~)

冒頭、墓場のシーンで兄が妹の怖がりをからかった言葉。
本当にヤツらが襲ってくるとは思いもかけない兄だったろう。

どんな映画?
突然現れ人を襲い始めたゾンビたちから逃げて、一軒の家に立て篭もる人たちを描いた。

 ホラー映画の主人公が黒人、というのが初めてだったせいであらゆる深読みをされているようです。
その役どころもリーダーとして上に立ち、勇敢に戦うというものだし。
が、適役が彼しかいなかったからというだけで、肌の色は偶然だったとロメロ監督は言っています。
それでもアレコレ意味づけするのは観る側の自由だし、そういう余白があるからこそ面白いとも言えるよにゃ。
だいたい、監督が真実を言っているとも限らないわけで。

ゾンビ映画は、ゾンビの襲撃よりも人間同士の派閥争いや人間性の崩壊などが怖いもの。
その意味で本作のラストは何度観ても恐ろしい。

 また、作中テレビニュースで、ゾンビ発生の原因は金星から帰還したNASAの人工衛星が運んだ放射能と提示されている。ただ、このニュース情報も真実と決まったわけではなく、原因は決定的には謎のまま保留されている。
同年代に書かれたジョン・ウィンダムのSF小説『トリフィド時代―食人植物の恐怖』(1963年)でも同じような構図が採用されているのが面白い。『トリフィド』では主人公が事件(人類盲目化)の原因を地球周回軌道の人工衛星に求めている。
人類の宇宙への進出に言いようのない不安、恐ろしさを感じた時代背景と言えるのかな。

 製作中の仮題はいくつかあり、『ナイト・オブ・アヌビス』(アヌビス=エジプトのミイラ製作の神、死者の守護神)とか『ナイト・オブ・フレッシュ・イーターズ』(人肉食鬼みたいなニュアンス)とか、単に『モンスター・フリック』(怪物映画)などと言っていたそうです。
アヌビスもカッコイイなぁ!でもイメージ希薄な感じだから、リビングデッドの具体的さかげんがやっぱり良いか。

 ちなみに血糊としてボスコのチョコレートシロップが使われました。
あのモノたちが肉を食すシーンではローストハムにこのチョコシロップがかけられたものをご用意。
美味しくなさそうだよね。
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俳優は誰?
リーダー的存在のベンにデュアン・ジョーンズ。
気迫のある、冷静で賢いリーダーはどこか説得力がありました。面倒見も良いしね。
この映画以降は主に演技を教える側としての人生を送ったそうな。

オープニングで災難に見舞われる若い女性はジュディス・オーディア。本当に観ててイライラさせられました。一番人間的なキャラクターかなぁと思った。自分もあの状況だったら彼女みたいに役立たずになるかもな。
現在も活躍してらっしゃいます。話し方教室の経営と女優業、二足のワラジ!

地下室のヒキコモリ家族は、本当の家族が演じています。
父親カール・ハードマン、母親マリリン・イーストマン、娘カイラ・ション。
カイラちゃんはハードマンの実の娘で、マリリンは継母。

関連作品のようなもの
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀優れたリメイク作品。
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀
トニー・トッド、パトリシア・トールマン
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 最終版なぜかオープニングとエンディングを新たに撮り直したもの。ロメロご乱心。
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 最終版
デュラン・ジョーンズ、ジュディス・オデア
ランド・オブ・ザ・デッドこちらは知能を持ったゾンビ。ロメロ素晴らしい。
ランド・オブ・ザ・デッド
サイモン・ベイカー、ジョン・レグイザモ
バタリアン本作をパロった面白ゾンビ映画。
バタリアン
クルー・ギャラガー、ジェームズ・カレン
ゾンビ打 THE TYPING OF THE DEADゾンビ打 THE TYPING OF THE DEAD
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コメント


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Whitedog | URL | 2008年10月16日(Thu)01:08 [EDIT]

偶然だったのですね。なーんだ・・・
ゾンビもそうなんでしょうか?
いろんなとこで見聞きするのとほんとは違ったりして… よく分かりません。(笑)
わからんといえば、突然FC2の管理画面、訪問履歴からどうやって行ったらいいのかしばらく悩みました。もう変えんといて欲しいです。


>白さま。

P | URL | 2008年10月16日(Thu)01:45 [EDIT]

意図的に黒人俳優を選んだわけではないそうです。
でも出来上がった作品に対して何を感じ取るかは各人の自由だと思います。監督の意図と違ってもそれは構わないんじゃないかなぁー。
私は宇宙開発に対するしっぺ返し的なものを感じました。なんでもコントロールできると思っている人類の思い上がった鼻っ柱をへし折るような。

そうそう!訪問履歴!驚きましたよ・・・。サイト説明の部分が表示されなくなっちゃって、宣伝足跡との区別がつき難くなりました。改悪!

白 | URL | 2008年10月16日(Thu)12:28 [EDIT]

面白いコメありがとうございました。
阪急電車は速いに食いつき、追記させていただきました。
ショーン・ペンのまね…
ユルユル英語でしゃべる、ンフフと必ず最後に笑う、すぐTシャツを脱ぐ、さてどれですか?(笑)

>白さま。再び

P | URL | 2008年10月16日(Thu)13:21 [EDIT]

どういたしましてー。ネタになったら幸い。
この話は結構誰にでも受けます。でもこの映画を観た事ある人にはまだ会ったことないんです。面白いのに!

動画あったんですね。
恋のからさわぎ、VHSしかないんですよ。しかも7000円近くするんですよ。
DVD、出ないかしら、本当。買うのに。
そのうち、この映画についても感想書くつもりなので、そのときにこの動画貼ります!

ペンのマネはゆるゆる日本語で喋る&ぽかんと口をあけて腹を前に突き出し両手をだらんと身体から少し離して垂らすポーズww

とら次郎 | URL | 2008年10月18日(Sat)20:09 [EDIT]

はじめまして。umetramanさんところから訪問しました。
この映画、ゾンビの原点ですよね。
こっからゾンビの歴史が始まった。
そして、同じく女性にはいらいらさせられますよね。
何もしなさすぎ!!!

私も映画レビューブログをやっていますので、よかったら今後とも仲良くさせてください!
ただし、ホラー専門のレビューですが・・・。

トラックバックさせていただきます。
応援ぽちも!

>とら次郎さま。

P | URL | 2008年10月20日(Mon)10:01 [EDIT]

こにちはー!
ロメロ型ゾンビとでも申しましょうか。今に引き継がれる脳を破壊しないと倒せないとか、噛まれた人はゾンビになっちゃうとか、とういう要素はわかりやすくて良いですよね。
吸血鬼ものも同様ですが、そういうわかりやすくて不気味な特徴をゾンビに与えたロメロちんは偉大!

ホラー好きです。特にB級。でも日本のホラーは本当に怖かったり、しょぼ過ぎたりなのであまり観ませんが。
徐々に過去記事読ませていただきます。

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