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ウォレスとグルミット新作"A Matter of Loaf and Death"での映画的駄洒落

tag コメディ アニメ 動画付き

 ウォレスとグルミットの新作"A Matter of Loaf and Death"がクリスマスの晩に放送されました。勿論、英国で。観たくても観れないW&Gファンのわたくしは、ネットでいじましく情報を集めたりしてるんでした。

 英国雑誌Empireのサイトで12枚のスライドが載っていましたので、観たくても観れないW&Gファンの皆様と分かち合おうと、ここにリンク&拙訳を書いておくね。例によって⇒のあとにそれぞれのページへリンクが貼ってあります。カーソルを合わせると小さい画像がポップアップするよ。

 基本的に訳は原文ママ(ピンクの枠で囲った文章)。補足事項等、私のコメントは囲いの外に書いておくきました。話の展開的ネタバレはないのでご安心を。

ネタ元⇒(英語)Wallace And Gromit: A Matter of Loaf and Death(EmpireOnline)

1ページ目⇒前文
 英国住まいの御多分に漏れず、私たちも昨夜は『ウォレスとグルミット:パンか死か、それが問題だ』を観て過ごしました。ただちょっと早すぎてついていけなかった方々の為に、ここにガイドをご用意いたしました。アードマン最新の小品ながら完成度の高いアニメにおける、映画ネタのジョークと隠されたギャグの良いところを集めました。

2ページ目⇒『トップガン』
 ウォレスとグルミットが新しい仕事を始めると、いつだって駄洒落になる。前回は「アンティペスト」、今回は「トップバン」だ。

 「アンティペスト」はイタリア料理の前菜アンティパストをモジったもので仕事は害虫駆除でした(アンチは排斥、ペストは害虫・害獣の意味)。「トップバン」(バンはパンのこと)はご存知トム・クルーズ主演の映画『トップガン』のモジリですな。

3ページ目⇒『ブルース・ブラザーズ』

 パンのお届け時には、ジェイクとエルウッドのあの独特な駐車スタイルをきちんとこなしている。

 作り手のニック・パークは『ブルース・ブラザース』が好きみたいで、よく作品中に引用している。
駐車スタイルはこんなの↓。スッゲー!


4ページ目⇒『スパイダーマン2』
 スパイディが電車を止めたように、ウォレスはピエラ(今回のマドンナ)の自転車に跨って止めようとしている。

 これはアレです。スパイダーマンよりも『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』のパロディですよ。あのトロッコ爆走のところね。

5ページ目⇒『ゴースト ニューヨークの幻』
 愛する人とろくろでパン生地を捏ねくるよりロマンチックなことはない、いつも言っているようにね。こんなこと言ってるから恋人が出来ないんですかね?

 "ditto."(同上)って流行りましたね。デミ・ムーアはショートカットが素敵です。

6ページ目⇒『市民ケーン』
 クラシック映画好きな犬のグルミットは部屋の壁にポスターを貼っています。最高のベスト犬映画『市民犬』のポスターをね。

 原文では"Citizen Canine"というタイトル。canineは犬科の動物の意味です。なんという駄洒落!発音はケイナイン。そういえば相棒が犬の映画ありましたね。『K-9』て、そういう洒落だったのか。

7ページ目⇒『パルプ・フィクション』
 ピエラがクエンティン・タランティーノを嫌いなことは明らかですね。『パルプ・フィクション』由来の『パピー・フィクション』がゴミ箱行きになったことを思えば。

 原文では"Pup Fiction"で、pupは子犬ちゃんの意味。ところで、一緒に捨てられている縫いぐるみがBagpussに酷似。1974年に放送された英国の子供番組で、縫いぐるみを使ったコマ撮りアニメだった。コマ撮り大好きニック・パークの愛溢れる目配せ。

8ページ目⇒『サイコ』
 クレイアニメなのに、怖い猟奇的映画を思わせますね。これは、そう、『サイコ』の終盤でベイツの母親が階段の上に現れる場面の引用。

 こういう恐ろしげな画もお得意ですよね、W&G。青いライティングで、影をうまく使った構図。ニック・パークはヒッチコックもお好き。

9ページ目⇒『バットマン』
 こちらは分かりにくい引用。オリジナル版でバットマンが埠頭に爆弾を落とそうとしたら下にアヒルたちがいたんで思いとどまった、というお馬鹿な場面をからかっている。

 正直よくわかりません。オリジナルって1966年版かな?そんなシーンがありましたか。W&G本編を観たい気持ちが更に加速しますね。観たい観たい早く観たい!

10ページ目⇒『ターミネーター2』
 グルミットがミキサーの中で泡立てられました。でも『T2』のロバート・パトリック演じるT-1000になんてちっとも似ていないですよね。

 これもわかんないや(´・д・`)。似てる?しかし相変わらずグルミットは災難ばかりですな。

11ページ目⇒『エイリアン2』
 『エイリアン2』からの引用が2箇所。一つは這って行くウォレス。そして、この積込機械(ローダー)の場面の美しい引用。天才!

 なんとシュールな!機械の両側にミトンが付いてるよ。何と言うか、こういう真面目なお馬鹿が大好きです。

12ページ目⇒『サウンド・オブ・ミュージック』
 ウォレスとグルミットは本当に駄洒落が大好き(お届けはドア・トゥー・ドアじゃなくてドウ(生地)・トゥー・ドアだし、彼らの乗る飛行機はCheeseyjetだし)。でも『ハウンド・オブ・ミュージック』のLPレコードだなんて記録的沸点の低さ。

 ハウンドは犬の意味、念の為。小物も細かいところまで作りこまれていて素晴らしかぁ!あと、レコードのとこの本文はLPにレコードの意味とLow point(低点)の意味があるのを踏まえて、そのギャグはLow pointだわって書いてありました。Cheeseyjetについては格安航空会社Easyjetのモジリ…?cheesyには安っぽい・低品質という意味があって、EasyjetのことをCheesyjetと呼ぶのは割と一般的なことなのでモジリとは言えない気もするんだけど。

 と、こんな感じでW&G新作を観れない不満を昇華させてみました。たった30分のアニメなので、一刻も早く日本版を作って放送してください!ニャオン放送協会さま!その際は欽ちゃんで!
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