猫の毛玉 映画館

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映画館で銃撃事件―お喋りにご用心

 もう去年のことになってしまったんだけど、面白い記事があったのでさくっと訳して載せます。以下、毛玉的訳文要約。←中国語みたいだ
  ネタ元⇒(英語)上映中のお喋りに怒った観客が発砲(FirstShowing.net)
  事実関係⇒(英語)フィラデルフィア―上映中のお喋りが原因で家族を銃撃(Philly.com)

<事件のあらまし>
 2008年12月25日クリスマスの夜、アメリカはペンシルヴァニア州フィラデルフィアのリバービュー・プラザ・シアターにて『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON)を鑑賞中の男ジェームズ・ジョセフ・シエラJr.(James Joseph Cialella Jr.)29歳が、Kel-Tec.380口径ハンドガン(9ミリかな?)を発砲。

 被害者は息子連れで来ていた父親で、左腕に銃撃を受けたあと上映中のスクリーンから避難し通報。警察は21:30に現場に到着した。上映中のスクリーンから誰もが避難した後、一人で席に座りなおし続きを鑑賞していた犯人は殺人未遂・加重暴行・銃刀法違反の罪で逮捕された。

 発砲に至るまで、犯人はこの家族にお喋りを止めるように注意していたという。だがお喋りを止めなかった為、息子のほうにポップコーンを投げつけた。それでも喋り続けるので銃を取り出したとのこと。

<記者の意見>

 これは仕方ない。上映中ずっと喋ってる人がいると、私も時々犯人と同じ気分になることがある。でも私は行動に移さないぐらいの正気は保っている。なんにしろ、銃は持っていないし。

 しかしまあ、被害者を撃った後、銃をしまい自分の席に腰を下ろして映画の続きを観るとは。彼以外の観客全員がみんな出て行ったのだから、彼としてはもう誰にも邪魔されず続きが楽しめたというわけだ。

 勿論、被害者は可哀想だとは思うし、犯人は行き過ぎているとも思う。それでも、この事件は現状の映画館における悲しい側面を表しているとも言えるのではないか。被害者の父子はこの事件から何かを学ばなければならないだろう。この父子はお喋りを止めさせられて当然なのだ。ただし犯人がすべきだったのは映画館側に苦情を言うなり平和的に話し合うなりすることで、銃撃などすべきではなかった。

 上映中のお喋りは許しがたい。喋りたいなら、自分の家で存分に喋れば良い。携帯メールも同様。だが、この問題の拡がりはおそらく今後決して解決されないだろう。暴力をもってしてもね。いつの日か、静かな映画館で鑑賞できるかも、と夢見ることはできるけど。


こんな事件と記事でした。
(犯人の苗字Cialellaの発音がわからずシエラと表記しました。正しい発音が分かり次第、訂正致します)

 さて、ネタ元の記事にはたくさんのコメントがつけられております。読んでみるとアメリカ人も静かな映画鑑賞を望んでいるということと、犯人が英雄扱いされていることに驚きました。

#13「ジェームズ・ジョセフ・シエラJr.はヒーロー。お喋り屋はみんな死ぬべき。」
#14「彼は行き過ぎところか不充分。」
#16「逮捕だって?なんだと?メダルをあげるべきだろ」

 こんな不謹慎過ぎるコメントが続き、ここまで酷くなくても被害者に批判的な意見が大勢を占めます。お喋り屋に鉄槌を!といった流れ。それに対して、良識派の批判コメントもあるにはありますが。

#37(要約)「撃たれた人がいるのに、ここの人たちはなんなの。"まあ、犯人は行き過ぎだけどお喋り屋は許しがたい"ですって?信じられない!私が思うにアメリカって国はこんなことを事も無げに言える唯一の国じゃないのか。私の住むヨーロッパでは、こんな状況で撃たれた被害者を批判するなんて誰も考えもしないでしょう。人が撃たれる事に対する考え方が私たちとは大きく違っているのでしょうね。」

この人ぐらいです。

 もうひとつ、お喋り屋やマナーの悪い客がいなくなることはないのだから、自分で防衛するしかないというコメントもありました。具体的には空いている昼間の回に行けば良い、とか。いや、私の経験では昼間の回でも状況はあまり変わらないと思うけど…。

 他にも「メールはまだ許せる」、「いやあの画面の光が邪魔臭い」、「そんなことより後ろの座席の人が自分の座席に足を乗せてくるのが許せない」など映画館でのマナーに関してたくさんの意見が書かれていました。うむ。日本に住んでいて良かったなぁと思いますね。勿論日本でも全く同じ問題はあるけれど、お喋りだけで銃撃される危険は、今のところないからね。

 いずれにしてもクリスマスに起こったこの事件は痛ましいものだし、映画館でのマナー問題はそれとは別のところで考えるべきことだよね。

続報による事件の詳細
  事件の続報⇒(英語)犯人はイラク退役軍人

<続報の要約>
 犯人はイラク退役軍人と判明。撃たれた被害者ロマックスさん31歳は、恋人と彼女の3人の子供達と一緒に映画鑑賞していた。

 最初に第三者がこの一団にお喋りを止めるように注意したところ、ロマックスさんは「笑っちゃいけないのか」と反論した。止まないお喋りに耐えかねて犯人は男の子のほうにポップコーンを投げつけた。第三者と犯人とロマックスさんとで喧嘩が始まったという。

ロマックスさん側は「第三者と争っているときに腕に銃撃を受けた」と主張し、犯人側は「首を絞められ殴られたので喧嘩を収めるために発砲した正当防衛」と主張している。

 犯人側、被害者側どちらの主張が正しいにしろ、PTSDだろうなぁとは思うところ。そして父親は実は父親ではなかったのか。子供達はティーンエイジャーと書かれているので10代ですか。なんかいろいろ不幸が重なっちゃった感じね。
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コメント


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お喋りにご用心

scarecrow1970 | URL | 2009年01月07日(Wed)15:22 [EDIT]

こんにちは♪ 遅れ馳せながら本年も宜しくお願いします!

銃撃事件は問題外ですが(笑)、まぁマナーの悪い人が多くてイラつく気持は確かにわかりますよね。

ちなみに…自分が今までに一番腹が立ったのは、上映前にストーリーを喋る人でした。
どうやら気に入った作品で二度目だか三度目だかの鑑賞だったようなんですが、一緒に来た友人に内容を教えているみたいで、内容を喋る喋る…(苦笑)
しかも結構大きな声で…。

だんだんイライラしてきて注意しようかと思ったんですが、幸い場内が暗くなり話は終了~。

あのまま明るかったらどうなってたんでしょうね(笑)
さすがにオチまでは喋らなかったとは思うけど…。

>scarecrow1970さま。

P | URL | 2009年01月07日(Wed)17:33 [EDIT]

今年もよろしくですー。

それは酷いですね!そのお友達はもうコイツと一緒に来るのやめよう、って思ったかもしれないですね。
しかし大声でネタバレ話されると避けようがないですものね。周りはみんなウゼー!と思っていたに違いありません。

私はやっぱり幼児連れですね。いや、作品によるんですけど。字幕作品に連れてきても泣いたり徘徊するのアタリマエですもん。誰かに預かってもらえるシステムがないと辛いなぁと思います。

なるは | URL | 2009年01月09日(Fri)19:18 [EDIT]

あけましておめでとうございます。
遅くなりましたが…。

私もこの犯人に、共感です。
注意する方に節度は必要ですけど、
観る方にはそれ以上の節度を持ってほしいです。
劇場内の空気を読んでほしいですよね。
静かなシーンであれば、
ポップコーンの手を止めるとか。

『ベンジャミン・バトン』…楽しみなだけに、
やっぱり人気も高いはず。
劇場もきっと人でいっぱいでしょう。
どうか静かであれ…!!

良い記事紹介してくださって
ありがとうございます。

>なるはさま。

P | URL | 2009年01月10日(Sat)00:58 [EDIT]

公共の場のマナーは気をつけたいものですが、まあ、多くを求めるのもアレでしょうなぁ。
お互いの自由を尊重しあって、お互いに我慢していくのが良いと思います。
何にせよ、暴力で解決ってのは良くありません。この犯人の場合は同情の余地がありますけども。

ベンジャミン・バトン!楽しみですよね!
ケイト・ブランシェット!美しい!

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