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007/カジノ・ロワイヤル 【不器用な 新人ボンド ここにあり】

tag アクション サスペンス 犯罪 恋愛映画 動画付き

『007/カジノ・ロワイヤル』 CASINO ROYALE
2006年・アメリカ=イギリス=ドイツ=チェコ
正式ボンド・シリーズ21作目。6人目のジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグの初007。

 言わずと知れたスパイ・アクション・シリーズが装いも新たに登場。本作からは新しい007だ!と言わんばかりに、そのタイトルは原点『カジノ・ロワイヤル』―イアン・フレミングが書いた原作スパイ小説シリーズ『007』の長編第1作だ。
  
 ジェームズ・ボンドが出来るまで的な構成で、ラストにはしっかり例の名乗りを上げボンドのテーマが流れる。しかし、オープニングのグラフィックに女体が出てこないとか寂しいからやめて。(´・ω・`)

 今更カジノ・ロワイヤったのは、新作『慰めの報酬』を観るためでして、観てきましたのでその感想は次回なの。
  その次回⇒007/慰めの報酬 【復讐心 人間不信と 愛の傷】
007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]007 カジノ・ロワイヤル
エヴァ・グリーン
マッツ・ミケルセン

コトノハ


"The name's Bond. James Bond."
(ボンド、ジェームズ・ボンド)

 やっぱりこの台詞でしょ!はい、ジェームズ・ボンド、一丁できあがり!って感じですべてが昇華された瞬間であったよ。

どんな映画?
 新しいボンド。観る前はさ、彼はないだろう、と思ってたわけよ。だって、全然ボンドのイメージからかけ離れたお方じゃないですかぁ?観たらば、まあ、こんなワイルドでどじっ子のボンドもアリかな程度には思い直しましたわよ。…わしゃあ先代のピアース・ブロスナンが好きじゃけど。(ブロスナンの粋全開のTVドラマ『探偵レミントン・スティール』を再放送してくれませんか。それでブロスナンさん、映画化の話は進んでいますか?)

 内容は殺しのライセンスを持つエージェントに昇格したばかりのボンドタンが、カジノで心理戦を繰り広げたりする話。まず、オープニングは従来通りの様式美を残しつつもあれこれ変化が見られました。伝統的なガンバレルのショットは本編に組み込まれる形で登場。トイレで。テーマ曲の前のシークエンスにはハードボイルド風モノクロ小話が入り、伝統的なオープニング・アクションシーンではなくなっていました。が、テーマ曲の直後に有無を言わせぬチェイスが始まり圧倒的なアクションで掴みはOK。

 残念なのはただ一つ。オープニング・テーマのバックに、あの無意味な女体が出てこないことです!ここ重要!私にとって007とはあの女体シルエットなのです。略してにょたシル。

ここで一旦、歴代のガンバレル・シーンを集めた動画を見たら良いと思うよ。頑張れる!

『カジノ・ロワイヤル』までのガンバレル集合体動画


 今作はボンドが出来るまでなのであるからして、ボンドの雰囲気が洗練されていない、余裕がない、粋なことを言わない、洒落がきいてない、なんかイッパイイッパイである、よく失敗する、すぐ殺す、無茶過ぎる、唇をすぼめて前に出す表情ばかりする…などなどおよそボンドらしかぬ言動・物腰なのは我慢しよう。きっと段々ボンドらしくなるに違いないのだ!きっと次作ではもっと余裕かまして粋なこと言ったりするんだ。

 あと、ガジェットもQも出てこないのは、これが現代的っていうことなの?確かに技術が進んだ今、変なスパイ小道具はかえって滑稽に見えますでしょうさ。ブロスナン=ボンドのときは光学迷彩カー出てきたりしてすっかりファンタジーになってたよ、うん。ところが本作はわくわくするガジェットが一切なし!でもさ、それも寂しいよ…。フレミングの原作(の雰囲気)に忠実に作っているからって理由かもしらんがね。

 えーと、アクション・シーンに関してはオープニングのが一番素晴らしかったですね。観ながら笑った。逃げる爆弾屋の驚異的な身体能力はヤマカシかと思うほど。追うボンドも口を尖らせて懸命に無茶をやらかすので凄過ぎて笑っちゃいます。堪えきれーずに。

 そして、真面目なラブ・ストーリーでもあったわけで、もういろいろ盛り込み過ぎってくらいのお腹いっぱいさ加減。結局、しっかり楽しめるアクション恋愛映画に仕上がっていた。ボンド…?ぽくないけどね…。もう私の知っているボンドはいなくなったんだなぁという感慨もこみ上げてきたりしてウップ。

 そんな中、ボンドの上司Mが「9・11以降なんちゃら」って言うのですが、それが興ざめでした。映画がその時々の世相を表すのは当たり前だし、実際の国際関係が色濃く影響するのも当然です。でもね、ボンドで9・11て言葉を聞きたくなかったわけ。現実的すぎるから!現代的なボンドをって言うけどさ、やっぱりどこかファンタジーであって欲しいんだ、私はさ。
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俳優は誰?
 6代目は野性的な金髪碧眼の英国人ダニエル・クレイグ。ダニエル・カールじゃないよ。最近では『ディファイアンス』のユダヤ人リーダーが記憶に新しい。あと良い映画っていったら『ミュンヘン』に出てたか。『エリザベス』でもちょこっと暗殺者の一人として出演。なんか無表情さがキアヌ・リーヴスとかぶりますね。ワイルド版キアヌ。

 メインのボンド・ガールは知的なフランス美女エヴァ・グリーンちゃん。『ライラの冒険』で神秘的な氷の魔女やってたのが非常に印象的。やあお美しい!

 お待ちかねのジャンカルロ・ジャンニーニはフランス情報局のマティス役。さすがイタリアの伊達男!『ダークネス』でのダンディなお爺ちゃんとか『ハンニバル』のダンディな刑事とかとにかくダンディズムの権化!ボンドに彼の1/10でも粋さが備わっていればなぁ…と思わずにいられない。てか、いっそのことジャンニーニがボンドでオケ-。

関連作品のようなもの
007/カジノ・ロワイヤル (創元推理文庫)原作本。シリーズの長編第1作。
007/カジノ・ロワイヤル (創元推理文庫)
イアン・フレミング
カジノロワイヤル [DVD]007の番外編コメディ映画。
カジノロワイヤル [DVD]
ピーター・セラーズ
007 シリーズ ボンドガールトランプ007 シリーズ ボンドガールトランプ
ジーピー

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コメント


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シュタ | URL | 2009年03月14日(Sat)20:44 [EDIT]

爆弾屋の人はもともとパルクールやってた方ですよね。

新生ボンド前後編はなかなかよかったと思います。
次からはどんなときでも余裕かまして減らず口たたいてくれるとやっぱりいいですね^^

ジャンニーニ・ボンド…!!

なるは | URL | 2009年03月15日(Sun)02:50 [EDIT]

ジャンニーニ・ボンドも、
もうちょっと痩せたらアリですね!v-398
想像しただけで鼻血が…。

『慰めの報酬』の方が(映画館で観たせいか)
私は好きでした。
Pさんはどうでしたか~?
レビュー楽しみにしてます!

>シュタさま。

P | URL | 2009年03月15日(Sun)09:17 [EDIT]

へ~そうなんですか。肉体派の俳優さんでしたのね!ていうか、ああいうアクションシーンを演出しちゃうことが凄いなぁって思いました。
もうボンドじゃないなぁとは思いますが、映画としては面白かったです。ボンドとしての評価は3作目次第かな。
私は荒唐無稽な大衆娯楽としてのボンドが好きなので、そういう意味では今のシリーズはボンドである意味がない、普通のアクション映画になってしまった。それが残念です。

>なるはさま。

P | URL | 2009年03月15日(Sun)09:21 [EDIT]

ジャンニーニのダンディズム、カッコイイ!そうですね、も少し痩せていただいて。
現実には英国人ではないためにボンド候補にもなれないわけですけど。英国人だったらやっぱりクライヴ・オーウェンとか、意外なとこでジュード・ロウとかが良いなぁ~。ってここは妄想クラブか。

慰めは、映画としては面白かったです。アクションシーンの編集以外は。

茶栗鼠 | URL | 2009年03月15日(Sun)18:04 [EDIT]

こんにちは。
いやぁ、一家全員が「ボンドがプーチンみたいになった!」とがっかりしていましたが、なかなかいい映画でしたね。

もう、前半のアクションが素晴らしかったですね。あと、昔いた、ガタイのいい悪役が出てこないのが、ちょっと期待してましたが、歴代とはちょっと違う感じもありましたね。

ピアースさんは、コリン・ファレルを推してましたけど、ダニエルさんでよかったです^^

>茶栗鼠さま。

P | URL | 2009年03月15日(Sun)23:16 [EDIT]

ボンドじゃなくなってますよね。ジェームズ・プーチン。

悪役はカジノではかろうじて血の涙って身体的特徴付けをしてありましたね。慰めのほうはいたって普通の敵役で、それは現代的ってことなんだなぁって思いました。敵役が普通の人間らしくなるのはあまり気になりませんが、ボンドが普通の人になってしまったのが寂しいです。

コリン・ファレルはね・・・ヤンチャ過ぎですよね。英国紳士らしくないですもんね。って、クレイグも紳士らしくはないけどさ。少なくとも落ち着いた雰囲気はあるからオケーです。

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