猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

ロックンローラ 【権力と 金とスリルで 大火傷】

tag コメディ アクション 犯罪 動画付き

『ロックンローラ』 RocknRolla
2008年・イギリス
ガイ・リッチー監督・脚本のクライム・コメディ。

  ロックンローラとはロックな生き方をする人のことらしい。おそらくガイ・リッチーの造語。うちのカーチャンはロックンローラかもしんまい。腱鞘炎になるほど拭き掃除したり、TVショッピングに1000回以上リダイヤルしたり、健康器具の使いすぎで足を痛めたり。

 ガイ・リッチー監督といえば『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』ですが、アレと似た感じ。私、アレ好きでなかったのよ、そういえば。そんなわけでコレもダメだった。アレが好きならコレも楽しめるはず。暗い青っぽい映像や効果的なライティング、話のテンポの良さは好きだけどさ。なんでダメなんだろな、オレ。ドラッグ&バイオレンスを肯定的に見せてる気がするからかな。
ロックンローラ [Blu-ray]ロックンローラ [Blu-ray]
ジェラルド・バトラー
トム・ウィルキンソン 他

コトノハ


"What are they called, uh, Greek and Minnie."
(なんて名前だっけか、ほれあの、ギリシャ(グリーク)とミニー)

 裏社会の顔役レニーが右腕のアーチーにこう訊く。アーチーの答えは「ローマ(Roman)とミッキーです」。もう、わかってて言ってるよねレニーさん。ギリシャ・ローマとミッキー&ミニーって。こういう言葉遊びとか細かい笑いが多かったです。

どんな映画?
 裏社会の顔役レニー(トム・ウィルキンソン)とその右腕アーチー(マーク・ストロング)、3人組の小悪党(ジェラルド・バトラートム・ハーディイドリス・エルバ)、美しい会計士(サンディ・ニュートン)、ロシア人マフィアにロックスター。いろんな思惑が絡み合って進むストーリー。『ワールド・オブ・ライズ』のとき同様、マーク・ストロングが見事にかっさらっていった感。我が愛するバトラー氏よりもストロングさんが一番光っていたよ(頭の話じゃなくて)。

 楽しいのはサントラ。そりゃあゴキゲンだよ!ダークなロックが基調な中、バトラー氏たちが強盗するときに奪った車から流れる音楽がワン・チャン(Wang Chung)の"Everybody have fun tonight"で嬉しかった。'80年代ポップ・ロックは最高っす。でもちょっとしか流れなかったからかサントラCDには入ってないお。


 もう一つの楽しみは発音。ロンドン訛り丸出しですよ。こもったような発音、語尾上がりのイントネーション。なに言ってるかわからんよ。ただ美人会計士役サンディ・ニュートンは綺麗な発音なのね。作中でも言われているけど“上流階級の英語”でとても美しい英語でした。関係ないけどサンディがルブタンのヒール履いていてリッチさを醸し出していた。

 あとは物語りを進めるキーアイテムの“絵画”が、どんな絵なのか一切画面には映らないのが面白い。こいつはいわゆるマクガフィンだ。何でも良い何かを巡って話が展開される、その何かだ。こうまでアカラサマにマクガフィンです!って主張しているものも珍しいんじゃないか。そういえば、『20世紀少年』のともだちの正体ってのも一種のマクガフィンじゃないかね。結局誰でも良いじゃないか、と。重要なのはそれを巡って起こるサスペンスやドラマなのだから。
  ⇒20世紀少年 第1章 終わりの始まり

 さて、この映画は監督によれば3部作の第1作目なのだそうです。なんだろな、この3部作流行。んで、確かに終わりに続編告知のようなものがあったわ(→"Johnny, Archy and the Wild Bunch will be back in The Real RocknRolla")。あの人、あの後どうなっちゃったんだ?的疑問を残して終わるのは、続編への布石ってとこでしょうかね。

 ところで、この映画の制作会社はなぜかダーク・キャッスル・エンタテイメント。ねぇ、古き善き雰囲気を残したホラー映画専門の制作会社じゃなかったんですか、と詰問したい。『蝋人形の館』までは大好きな制作会社だったですのに。軌道修正して基本に立ち返ってくれれば良いのにな。
にほんブログ村 映画ブログへ
関連作品のようなもの
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [DVD]同じ監督が撮ったとても似た感じの映画。
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [DVD]
ジェイソン・フレミング; デクスター・フレッチャー
Rock N Rollaサントラはとってもゴキゲン。
Rock N Rolla
Original Soundtrack
グレイテスト・ヒッツサントラに入っていない"Everybody have fun tonight"収録CD。
グレイテスト・ヒッツ
ワン・チャン
俺はロッキンローラー (廣済堂文庫)俺はロッキンローラー (廣済堂文庫)
内田 裕也

毛玉内関連記事:

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 
こんばんは~

なるは | URL | 2009年03月20日(Fri)20:20 [EDIT]

レビューの方はちょっと前に読ませていただいたのですが、
やっとコメントします;

>ドラッグ&バイオレンスを肯定的に見せてる
あ~なるほど~。そうとも言えますよね…。
私は結構ファンが多いタランティーノ監督とかと
つい比べてしまうので、
全然バイオレンスのない、オシャレなリッチー作品!とばかり思ってました。

でも『ロック・ストック ~』はわりかしバイオレンス多いですよね。
斧が背中に刺さるとか。
なんだかバイオレンスがどんなものか、言っててわからなくなってきましたが…。

訛り好きです!
Pさんのように英語をしっかり聴きとれるほどではないですが。

TBさせていただきます!

>なるはさま。

P | URL | 2009年03月20日(Fri)23:55 [EDIT]

タランチーノの場合はリアル感がないせいか、B級ホラーちっくに見れるのですが、まあ、見た後ナンにも残らない感は一緒かなぁ・・・。
リッチーは音楽使いとかカットとか映像の作り方が巧いから、確かにおしゃれですね。

バイオレンス、嫌いなワケじゃないんですよ!ホラー好きだし。なんだろうな、リアル感のあるバイオレンスで、何も残らない感じがダメなんだと思います。好みの問題ですね。

ロンドン訛りは聞き取りにくくてイヤですけど、字幕付きで聞いてるだけなら楽しいです。『スナッチ』のブラピのアイリッシュ訛りとか何言ってんだかわかりませんでした。ブラピは訛りをよく使い分けていて凄いなぁと思います。

トラックバック

TB*URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『ロックンローラ』

金と探し物。 パンフは小さい上写真が少ないくせ600円!センスもイマイチ! 『ロックンローラ』を観た!!! キャーキャーワーワー...

陽面着陸計画 2009年03月20日(Fri) 20:21

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。