猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

マイ・ブルーベリー・ナイツ

tag ロードムービー 恋愛映画

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 My Blueberry Nights
2007年・香港=中国=仏
ウォン・カーワイ監督、初の英語作品。 歌手のノラ・ジョーンズが映画初出演。
失恋した女の子が立ち直るために旅に出る物語。10ヶ月にわたる旅に。

ブルーベリーといえば、ほんの数年前まで嫌いだった。
なんでって、それはガムやらに使われるあの人工的フレーバーの印象が強かったから。
あれは本当にウェってくる。 それで毛嫌いしていた。
でもフレッシュな本物のブルーベリーを食べてみて、美味しかった。
以来、本物のブルーベリーは好きだ。
マイ・ブルーベリー・ナイツ スペシャル・エディションマイ・ブルーベリー・ナイツ
スペシャル・エディション

(2008/09/12)
ノラ・ジョーンズ,ジュード・ロウ

どんな映画?


ウォン・カーワイ監督作品は私には合わないようで。

・女性たちがみんな勝手。身近に居たらイヤなタイプ。数日間なら刺激的で面白いかも。

・皆が皆、友達いない。
 痛い失恋したなら、まず友達んとこ行けよ。初めて会うカフェ店主に寄っかかるなよ、と。

・含みのある、比喩的なダイアログがうざい。
 本当ならこういうの好きなんですよ。すべてを言葉で説明しちゃう映画よりも、
 行間を読め、っていう映画のほうが好き。
 でも、これは違う。読み込むべき行間が浅すぎるっていうのかなぁ。
 わざとらしさの方が勝っちゃう。 
 あと、良いこと言ってるべ?ってのが透けて見えてうざったい。

こういうのは、好きな人は好きだろうな。とは思うし、それはそれで良いけど。

ままならなさ、とか、理性や論理で片付けられない感情の負の部分を前面に押し出していて、
そういう傾向は好きなんだけど、そればっかりでウンザリしてしまった。
いろんな意味で非常に女性的な映画、といえるかな。あぁあ。こんな言い方はイヤだけど。

あと、変なカメラワークにイラっときまくった。
画質のザラザラ感やスローモーションの多様にもイラっと。

要は、すべてやり過ぎな感。
同じカメラワークや編集に凝った監督でも、デ・パルマは好きなんだけどな。
あれは効果的にそういうシーンを挟むから良いんだ、メリハリあって。
(デ・パルマ映画の場合、内容はどうでもいい。そこも共通点)
でもこの映画は無駄に全編アレだから。
デ・パルマさんを見習ったほうが良いと思う。

ただ話の構成はうまいなぁと思った。
底の浅い映画だけど、物語のつくりは良い。
あと色使いも綺麗。
雰囲気も良い。 
日本ではマイル表示やめてほしかったけど、雰囲気を味わうって意味ではそれで正解か。

昔から好きになれない監督を敢えて観てみたけど、やっぱり好きになれなかった。
本物のブルーベリーは美味しいけど、フェイクのブルーベリーは不味い。
残念ながらフェイク感の漂う映画だったなぁ。
にほんブログ村 映画ブログへ
俳優は誰?
監督がここまで好みじゃないのに、何故観る気になったかというと、勿論ノラ・ジョーンズ。
ポスターの可愛さと、タイトルの可愛さもある。
そして豪華共演陣。
案の定、観てみて残った良さがソコだけだった。

ノラ・ジョーンズの歌が最初と最後に気だるくかかる。
この人の歌は良い。 
帰ったらノラの歌が聴きたくなったけど、引越しのときにCD里子に出したんだった。
演技はっていうとそりゃ素人なんで、特に何も言うことはない。
その分周りがガッチリ固めてるので問題ないでしょう。

豪華共演陣は、カフェ店主にジュード・ロウ、
旅先で出会う人々にナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ。
すごい!みんな印象的だったし、存在感あった。
特にレイチェル様。 夜は髪がボサボサ過ぎて驚いたけど。
あんな自分勝手さもこの人がやれば魅力になってしまうのが、すごい。

今日の毛玉

凝った映像と鮮やかな色彩に酔いたい人は観てみたらいいんじゃないかな。
現実感の乏しい画面、薄っぺらい話、特に笑うところもなく泣くところもない。
BGMとして流しておくには良い映画。
あとはノラが好きな人、監督が好きな人は充分楽しめるでしょう。

関連作品のようなもの
マイ・ブルーベリー・ナイツ オリジナル・サウンドトラックマイ・ブルーベリー・ナイツ サウンドトラック
ノラ・ジョーンズ主演のノラの本業。CD。
ノラ・ジョーンズ
【父の日】ブルーベリー「シャープブルー」《お届けは6月13日~15日》【父の日】ブルーベリー「シャープブルー」


毛玉内関連記事:

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

ウォン・カーウァイがNYを舞台に描くラブストーリー。 伸縮する距離感、美しい映像にうっとり。映画史に残るキスシーンも。 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 MY BLUEBERRY NIGHTS 2007年/香港・中国・フランス/95min 監督・製作・原案・脚本:ウォン・カーウァ?...

シネマな時間に考察を。 2010年03月19日(Fri) 13:50

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。