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大日本人

tag コメディ アクション

『大日本人』
2007年・日本

松本人志の初監督作ってことで、まぁ正直期待はまったくしてなかった。
けど面白かった。

カンヌでこけた、って言われてなんとなく馬鹿にしてる人、いませんか?
映画を観れば、これは日本人にしかわからんよ、と納得がいく。
(ダニエル・カールにはわかりそうだ)
そういう日本人メンタリティの映画なのだ。

だから、カンヌに出品すること自体が的外れと言える。
そもそも「カンヌでウケル」ことに、大して意味なんかないんだけど。
大日本人 通常盤大日本人 通常盤
(2007/11/28)
松本人志
神木隆之介


どんな映画?


全体の印象は、ちょっと(監督として)照れ屋すぎるな、という感じ。

ウルトラマンが実在したらどんなだろう?を話の軸にしながら、
形式だけの伝統・儀式に対する疑問が提示されたりしている。
皇室や世襲の、なんだろう悲しみなのかな、そういう表現もあった。
大衆の無責任さと、ヒーロー(為政者や著名人か)の責任感が対比され、まぁ何をしても批判されるけど、やるしかないヤルセナサ。

あの折り畳み傘は、きっと自分の投影。
雨から守っている人々には疎まれてるけど。

出てくる怪獣は、実際こういう迷惑行為をする人間いるよねー、というものばかりな気がした。
そういえば少し昔にプンプン虫とかって広告があったよね。

気になったのは、ヒーローの母親がでてこないところ。
話に出てくるのは祖父、父、本人。世襲ヒーロー達だ。
代々父から息子に引き継がれていく稼業の中、その母や妻達は何を思っただろう。

唯一、主人公の妻と娘がでてくるが、離婚されている。
ヒーローに変身するため体に電流を流すことを指して、「可愛い娘にそんなことできますか?」
と言う元妻。
時代が変わる中で、ただ続く伝統に従う悲しいヒーローと、娘には国を守るよりも自分を生きてほしいとする元妻。

伝統が途絶えたら、誰が国(地球)を守るのか。
それを考えないまま娘個人の幸せを優先してしまう。
どっちが正しい、ということはないだろう。 これからどうするのか、が大切なだけだ。
女達の不在は、男社会を表しているのか。
元妻や飼い主のようなマネージャーの存在は、女性が強くなった時代性を表しているのか。
(昔は男達だけで全てが決められてきた)
ラストのウルトラマン一家はアメリカの象徴なのか。アメリカに蹂躙され、アメリカナイズが進んだ今日の状況を諦めまじりに嘆く閉塞感も感じられた。

そういった読みこみはさておき。
言葉の使い方や挙動で笑ってしまう、なんていうか、松っちゃん節。
たくさん笑わせてもらいました。

あと、猫が出てきたので嬉しかった。やー、可愛いねー、と。

今日の毛玉
ウルトラマンになりたかったすべての人たちに。
変身ヒーローの現実を見てみよう。
馬鹿馬鹿しいコントが好きな人も、たくさん笑うために観よう。
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