猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

ライセンス・トゥ・キル 殺しのライセンス 【この悲劇 罪の意識の 欠如から】

tag ヒューマン 犯罪 法廷 動画付き

『ライセンス・トゥ・キル 殺しのライセンス』 LICENSE TO KILL
1984年・アメリカ
飲酒運転をテーマにしたTVムービー。

 TVクオリティという枠を忘れずに観れば、これは良い映画!こういうの、好きです。ただこれだけは言っておく。デンゼル・ワシントンはちょい役だと!そこは豪華なオマケだと!でも、そこんとこを期待しなくても、ちゃんとストーリーとテーマ性で面白いから大丈夫。

 もう一つ言っておこう。タイトルが007チックだけど、全然そういう話じゃないことを。以上を踏まえた上で観てくださいよね。頼むよ。
ライセンス・トゥ・キル 殺しのライセンス [DVD]ライセンス・トゥ・キル 殺しのライセンス
[DVD]デンゼル・ワシントン
ペニー・フラー

どんな映画?


 優秀な成績で高校を卒業したばかりで、大学への進学も決まって前途洋々な女の子。弟を迎えに車を運転していると、事故に遭ってしまう。輝くばかりの若い命が、失われてしまった。

 遺された家族の悲しみと怒りが割合淡々と描かれます。事故を起こした相手の飲酒運転を確信し、徹底的に糾弾し罪に問おうと闘う父親。そんな彼を理解できずにただ悲しみにうち沈む母親。2人の溝は深まるばかり。弟はまだ小さいから、姉の死をリアルに感じられないで蚊帳の外。

 この映画はちょっと前に観たものですが、最近『ラブリー・ボーン』を読んで構造が似ているなぁと思いまして。娘の死をきっかけに家族が崩壊し、時を経て再生していくところ。父親は犯人捜しに夢中になり、母親はそんなことをしても娘は戻らないと言ってただ悲しむところ。とても似ていました。『ラブリー・ボーン』の方が長期にわたる物語だし、ファンタジックでもあり、全体的に良く出来ていて好きだけど(ちなみにピーター・ジャクソンが映画化中)。

 で、そんな話なわけですが。これが被害者遺族だけでなく、加害者家族の苦しみもきちんと描いているのが素晴らしいな、と思ったの。もちろん飲酒運転していた加害者本人が全面的に悪いんですが、彼と妻のやりとりなどが胸苦しいの。悪気のなさと罪悪感の狭間で、加害者も苦しんでいる。苦しみながらも酒が止められないどうしようもなさ。

 そんな加害者に対して、被害者父親はこう思う。もう娘のような犠牲者を出さないためにも、彼から運転免許を取りあげるべきだ、と。飲むなら乗るな!ってね。父さん、担当の検事さんに熱を込めて訴えます。検事さんは最初、多忙だのなんだのと冷めた態度をとっていますが、父さんのある言葉に胸を抉られて「よぅし!徹底的に調べてやるけん!」とやる気満々に。検事さんはデンゼル・ワシントンなんだから当然有能なんです。さあ、裁判の行方やいかに!

 飲酒運転は本当にね。このぐらい平気って思っちゃうのが危ないよね。距離感が狂い、判断力と瞬発力が緩慢になるのに、本人は大丈夫だと思ってしまう。怖い。それで人が死ぬんだから怖い。自分だったらまだしも、他人を殺してしまうんだから怖い。運転免許はまさに殺しのライセンスですね。ニュージーランドで飲酒運転止めようっていう衝撃的なTVCMが流れていたことを思い出しました。
にほんブログ村 映画ブログへ

参考動画》 ※注:どれも衝撃的です。
オーストラリアのCM⇒TAC― The pub
             ⇒TAC― Christmas driving
             ⇒TAC― Never
アメリカのCM    ⇒Watch before you EVER decide to drink then drive!
NZのCM       ⇒Mate- You're a bloody idiot

関連作品のようなもの
ソルジャー・ストーリー同じ頃、デンゼルが出演した映画。
ソルジャー・ストーリー
ハワード・E・ロリンズ・Jr; アドルフ・シーザー
ラブリー・ボーン女の子を亡くした家族の再生という意味で共通するものがある小説。
ラブリー・ボーン
アリス・シーボルド
007 消されたライセンス アルティメット・エディション [DVD]007 消されたライセンス アルティメット・エディション [DVD]
ティモシー・ダルトン; ロバート・ダヴィ

毛玉内関連記事:

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

サイズ君 | URL | 2009年06月17日(Wed)17:06 [EDIT]

ユニークカウンタより、累計をやたら増やしていそうなオイラです^_^;

なんか、トラボルタの「シビル・アクション」みたいだね。
環境問題が飲酒運転問題に切り替わり、ジョン・トラボルタがデンゼル・ワシントンに。
オイラ的には、デンゼルのが好みなので、デンゼルに弁護お願いしようかな?( ̄ー+ ̄) ニヤリ

>サイズ君さま。

P | URL | 2009年06月18日(Thu)10:27 [EDIT]

「シビル・アクション」観ていないのにポストカードだけ持ってます。
デンゼルさんは本当に出番が少ないので彼目当てで観るとガッカリかも。でも30歳の彼が観れるよ。

umetraman | URL | 2009年06月18日(Thu)23:14 [EDIT]

こんばんは!どうもです。
早速のご訪問ありがとうございました^^
ご無沙汰でございます。

お、デンゼル!?と思ったら、1984年制作ですか。結構前の作品なんですね。テレビドラマでしたか。
内容読ませて頂きましたが、なんだかグッときそうですね。双方の心境をキッチリ描いているところにドラマを感じそうです。
この頃のデンゼルって間違いなく見たことないです。初めて意識したのが「バーチュオシティ」だったかな(笑)。若いんでしょうね。

しかし、このタイトル、私が一番好きな007のタイトルにクリソツというのが仰け反りものです(笑;)。私のダルトン様が!・・・前にも書きましたっけね(笑)

これに似ているという「ラブリーボーン」の映画化をジャクソンがやるというのは、以前聞いたことがあります。あのジャクソンがどんな映像にするのか楽しみです。いつものノリというより「乙女の祈り」風になるんですかね。
XBOXゲーム「HALO」の映画化も予定してたのに、ポシャった(と思われる)というのが残念です・・・。

P様、お身体の方はどうですか?下のお写真からすると、すっかり元通りになられたようで♪

ではでは。ガツンと応援!凸

>umetramanさま。

P | URL | 2009年06月19日(Fri)12:17 [EDIT]

一時復活、おめ!

デンゼル、本当に少ししか出てないですけど、さすがに印象深い感じでした。若いんだけど、あんまり変わらないような。
『遠い夜明け』が87年ですか。なんかいつの間にかビッグになってた感じが。

タイトルがねぇ、なんか本当に007ですよね。これが飲酒運転の話だなんてちょっとわからないですよね。言われてみれば理解できるんですけど。

そうそうラブリーボーンは私も『乙女の祈り』ぽくなるのかなって思いました。何枚かスチルが公開されてますけど、原作のディティールがしっかり再現されてました。お婆ちゃん役にスーザン・サランドンで、これもイメージぴったり!楽しみです。

「HALO」と関係アルかどうかわかりませんが、『ディストリクト9』ていう宇宙人ものをジャクソンがプロデュースしてます。夏公開だとか。

右手、大分動きますよ!固いけど。もうちょっと元通りに動かせないといけません。ひたすらぐにぐに動かしてます。あと左手中指第二関節が非常に痛いです。力入れられないです。長引くにゃー。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。