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バベル

tag ヒューマン 犯罪

『バベル』 Babel
2006年・アメリカ

監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、って舌噛みそう。
『アモーレス・ペロス』や『21グラム』を撮った人です。
21グラム系の映画でしたよ。
バベル スタンダードエディションバベル
スタンダードエディション

(2007/11/02)
ブラッド・ピッド.
ケイト・ブランシェット
ガエル・ガルシア・ベルナル.
役所広司.菊地凛子


どんな映画?


話はモロッコ、メキシコ&アメリカ、日本の3パートに分かれていて絡み合っている仕組み。
モロッコパートは、アメリカ人夫妻が受けた銃撃事件、その加害者家族の話。
メキシコパートは、そのアメリカ人夫妻の子供と、そのナニーの話。
日本パートは、事件に使われた猟銃の元の持ち主の親子の話。
時間軸は同時進行ではなく、少しずつズレがある。それは観ていてわかるので複雑さはない。

全体として、言語の違いのせいで心が通じないわけではなく、気持ちだよねって話。
だと思う。
(製作者の意図と別に、自分が感じたことを書いてるからー)
とにかく、みんな「自分をわかって!」「なんでわかんないの!」っていう態度なの。
それが、自分を押し付けるよりもまず、相手を理解しようとすることによって、
掛け違えたナニカが修復されていく。
そういう、アタリマエのことを言っている映画なんだと思う。
アタリマエだけど、時に忘れちゃうよね。

余談
言語の違いといえば、私は身をもって体験したクチ。
英語圏に行って、最初の3ヶ月は相手の言っていることがまったく聞き取れなかった。
たとえば、単に「HOT」という一語が、口の動きを見ていてさえ、ゆっくり言ってもらってさえ、ワカラナイのだ。
紙に書いてもらったり、スペルを言ってもらうとすぐにわかるんだけど。
私は英語が得意なわけでもなかったし、特別に勉強していったわけでもなかったから、
こんなに通じないってことに愕然とした。

自分の言いたい事はなんとか(身振り手振り、単語で)伝えられても、
せっかく親しげに話しかけてくれる周りの人たちの言ってることが、
ほとんどワカラナイのは本当に悲しかった。
周りにたくさんの人がいても、自分だけが何も理解できない孤独。

言葉が通じなくても伝わることは、確かにあるけど。
言葉が通じても伝わらないことは、確かにたくさんあるけど。
現実として、言葉が通じる喜びってのもある。

閑話休題
話題の日本パートですがねぇ。
正直、日本でなくて他のヨーロッパの国のほうがしっくりくるんじゃないか、と。
「日本である必要はない」って言い方は嫌いだけど
(必要なくても別に日本であっても良いでしょ?って思うから。自分の国だけ特別視するのが傲慢に思えるから)。
日本(しかも東京)でハンティング趣味って違和感を覚えちゃう。
私が小市民なだけですか、そうですか。

あと、菊地さんの役は困ったエロガキにしか見えなかった。笑った。
いやあの、やりたいことはわかるんだよぅ。
音(世界)から隔絶された孤独さの裏返し。愛情の求め方がわからないってことでしょ。
でもやっぱり、バカなエロガキにしか見えませんでした。残念。
「テーマ:言語が通じない」⇒聾唖って図式もなんだか安直。わかりやすさを重視したの?

そんな感じで『バベル』、面白かったです。
気持ちが通じない、と思う前に、まず相手の気持ちを考えよう。
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俳優は誰?
この映画を観たお目当ては、ケイト・ブランシェット。
やはり素晴らしかった! 目が良いよね、この人。エリザベス!
話の主軸となるアメリカ人の妻役。息も絶え絶えな喋り方が凄かった。

他の出演者には、特にこれといったものはなかった。
夫役のブラッド・ピットさんはいつも通り。
最近あんまり変な人の役をやらないけど、変人でこそ輝く俳優なのにーと、ちょっと残念ですなぁ。
『ザ・メキシカン』好きだった。

関連作品のようなもの
旧約聖書 創世記 (岩波文庫)神はお怒りになって言葉をバラバラにしてしまった。聖書。
旧約聖書 創世記 (岩波文庫)
関根 正雄
21グラムイニャリトゥ監督の映画。重たーい話だけど21グラム。
21グラム
ショーン・ペン
Shall We ダンス? (通常版)役所さんは地味だけど国際的だなぁ。この映画だよな、まず。
Shall We ダンス? (通常版)
役所広司
ザ・メキシカンブラピさんはこの映画が可愛くて好きさ。
ザ・メキシカン
ブラッド・ピット
バブル時代ノゴージャス電話バブル時代ノゴージャス電話
(2006/03/17)

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