猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

そんな彼なら捨てちゃえば? 【都合良く 解釈するのが オンナさが】

tag コメディ 恋愛映画 ラブコメ

『そんな彼なら捨てちゃえば?』 HE'S JUST NOT THAT INTO YOU
2009年・アメリカ=ドイツ=オランダ
原作は『恋愛修行』改め『そんな彼なら捨てちゃえば?』という自己啓発系恋愛本。

 真っ先に言いたいこと。邦題、ちょっと、それ逆や!原題は“彼はあなたにソノ気がない”って意味だからね。なんで女性が上から目線の邦題になってんのか、と。彼の行動をいちいち深読みして、あたしのこと好きなのね!と思い込む女性たちを戒めるタイトルのはずなのに。なんでwつwよwきwザ・強気ヽ(´ー`)ノ

 気を取り直しまして。もっとコメディコメディしてるのかと思いきや、意外に落ち着いた感じでした。冒頭の、女の子はこうやって勘違いちゃんに育つ的エピソードが最高!あるある!それはナイよな!と笑っちゃうこと必至。

 アンサンブル・キャストなので話があっちこっちいくけど、キャラクターの特徴が明確なのでわかりやすいよ。群像モノはそれぞれのキャラクターの芯の部分というか、それぞれの価値観の違いが面白いもの。この映画はその点間違いない。様々な考え方、恋愛・結婚への向き合い方が描かれている!『ラブ・アクチュアリー』よりもシニカルで、『それでも恋するバルセロナ』よりもロマンチックな優しさ。この2作品の中間的位置づけ、と思うよ。
そんな彼なら捨てちゃえば? [DVD]そんな彼なら捨てちゃえば? [DVD]
スカーレット・ヨハンソン
ジェニファー・アニストン

コトノハ


"You are my exception."
(きみは僕の“例外”だよ)

 もう、この一言に尽きるんじゃないでしょうか!恋愛にセオリーやルールなんてない。必ず“例外”さんが現れるものだから。例外=ホンモノ。この台詞のシーンはね、もうにやにやが止まらなかった。良いよこのベタさが。

どんな映画?
 長い春のまま結婚しない男と、いい加減結婚したい女のカップル。学生時代からの付き合いで結婚か破局か選べと迫られてゴールインした男と、その不機嫌な妻。既婚者に恋してしまった奔放タイプの美女。その美女にゾッコンだけど最近冷たくあしらわれる男。ネットの出会いばかりでリアルに繋がらない女性。猛烈な恋愛体質で振られてばかりいる女性。その女性に男の本音を指南する遊び人のバーテンダー。登場人物が少しずつ関係のある、群像劇。

 途中途中で全然登場人物と関係ない人たちのインタビュー風映像が挟まれる。登場人物たちだけでは語りきれない様々なありがちな恋愛体験談が語られる。誰にでもこういう話ってあるよね~的で面白かった。ラストには登場人物たちのインタビュー風映像が流れて、それがなんか爽やかで良かったですよ。誰でも失敗したり、これからこの人とやっていくゾって頑張ったり、ラヴラヴ幸せタイムとかってあるものね。

 テーマが恋愛・結婚・男女のすれ違いだから、まあ全編コレ色恋なのがアレですけども。そこは割り切っておくれやす。私は恋愛体質ではないので、猛烈にパートナー探しをする女性の気持ちがわからないとこもあるけど。でも、一方通行の切なさ・辛さは誰にでも経験があると思う。そういう時期を思い出す、ギューっと締め付けられる映画だったわぁ。

 メインとなるのは追っかけ型の女性ジジ(ジェニファ-・グッドウィン)。幸せな恋愛を必死に求めている恋愛体質な子。正直、ウザイと思われるタイプで私も最初ウザイと思ったけどなんか可愛く思えてくる不思議。

このジジと相談相手のバーテンダー―アレックス(ジャスティン・ロング)のエピソードが一番好き!王道、ベタ、ファンタジーっぽさが映画らしくてさ。アレックスの辛口三昧が気持ち良いし、それを笑ってありがとうと受け止めるジジの奇妙な関係がとても素敵。

 ネットでしか出会いがないと嘆くメアリー(ドリュー・バリモア)の職場はゲイばかり。こういうラヴコメのパターンとして、ヒロインをサポートするナイス・ゲイの存在は欠かせないことになってきた感。ここでは、それを大袈裟にした雰囲気がラヴコメそのものへの皮肉にも見えて面白かった。ドリューのパートはコメディ担当って感じで、時間的には少ないけれど必要不可欠!やっぱコメディエンヌとしての資質はアニストンよりもドリューが数段上だな。

 結婚しない男ニール(ベン・アフレック)は最終的に一番素敵な男性でした。なぜ7年間も同棲してるのに結婚はしないのか、と苛つく彼女ベス(ジェニファー・アニストン)に自らの信条を説く序盤はまったく良い男に思えなかったけどね。で、アニストンは『迷い婚~すべての迷える女性たちへ~』と同じイメージ。いつーも同じイメージ。

 そのニールの友達でベン(ブラッドレイ・クーパー)はニールと正反対。長年の彼女に迫られて結婚したものの、他の女性に目移りしてはイカンイカンと自分を抑えているタイプ。序盤ではこのベンが良い男に思えたけど、最終的には最低だった。船の上でニールとベンが話をするシーンが印象的。ベンは結婚すると他の女性とのチャンスがなくなると嘆き、ニールは結婚を信じてはいないけど他の女性なんてどうでもいいしベスだけを愛してると言う。実際に結婚しているのはベンの方なのに!どっちの方が結婚というものを真剣に考えているかは明らか。この対比が良かった!

 そんなベンが惹かれてしまう美女アンナ(スカーレット・ヨハンソン)は、キープ君がいたりする魔性の女タイプ。ベンが既婚と知ってガッカリするものの、もしかしたら略奪できるかも?と頑張る。ヨハンソン、こないだの『それでも恋するバルセロナ』と似たようなイメージ。見つからない自分探しに夢中で、アートでスペシャルでスピリチュアルでスイーツなキャラ。もっとマシンガントークのコメディとかやれば良いのになぁ。

 さて、ベンの妻ジャニーン(ジェニファー・コネリー)は、家庭を築くことに必死。家の改築にすべてをかけて、夫の煙草も健康への害を諭して絶対禁止命令を出す。いつも眉間に皺寄せてキチンキチンとコトを運ぶので一緒に生活する夫は息が詰まりそう。終盤、家で1人でキレて鏡をたたき割るシーンで笑いました。ぷりぷりしながら、すぐに掃除するのね。コネリー様、もっと肉付けてほしいよ。なんかもう頬がこけてて老けて見えるよ。いつもの美しさはなりを潜め、不機嫌な表情ばかりでちょっと辛かった。
にほんブログ村 映画ブログへ
関連作品のようなもの
そんな彼なら捨てちゃえば原作となった啓発書。
そんな彼なら捨てちゃえば
グレッグ ベーレント; リズ タシーロ
恋しくて [DVD]懐かしのこの映画のフッテージが流れる!切ないよね、これ。
恋しくて [DVD]
エリック・ストルツ; メアリー・スチュアート・マスターソン
SEX AND THE CITY [THE MOVIE] STANDARD EDITION [DVD]原作者はこのドラマシリーズのコンサルタントだそうな。
SEX AND THE CITY [THE MOVIE] STANDARD EDITION [DVD]
サラ・ジェシカ・パーカー; シンシア・ニクソン

毛玉内関連記事:

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

そんな彼なら捨てちゃえば?

意外に楽しめました♪ ただ、レディース・デーも重なってシアター内は90%が女性でした。。。(泣) 映画のタイトルの通り、捨てられても仕...

とにーのブログ 2009年08月20日(Thu) 20:04

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。