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ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密 【ただ生きる 命が宿る 湖に】

tag ドキュメンタリー

『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』 THE CRIMSON WING:MYSTERY OF THE FLAMINGOS
2008年・アメリカ=イギリス
フラミンゴと、彼らが生きるナトロン湖に焦点をあてたドキュメンタリー映画。79分。

 今も昔もノリにノッているディズニーがこの度新しく始めたネイチャー系ドキュ映画レーベル。ディズニーネイチャー。ディズニー姉ちゃんじゃないよ。ターミ姉ちゃんとかでもないから。まずは第一弾としてタンザニア北部にある強アルカリ塩湖、ナトロン湖を舞台にフラミンゴの生態を追う本作。たぶんコフラミンゴのほう。

 この新レーベル、わくわくするよ!次作は『ネイキッド・ビューティー(原題)』で蜂・蝶・ハミングバードといった花粉を運ぶ生きもの。その次は『ビッグ・キャッツ(原題)』でケニアに住むアフリカン・キャットの家族の物語。その次は『チンパンジー(原題)』で熱帯雨林に住むチンパンジーの生態を追ったもの。ヽ(´ー`)ノどれも楽しみ過ぎて困る~!

 さて、フラミンゴ。あのね、ごめんね、中盤で眠りそうになった。やっぱ動物ドキュメンタリーはさ、家族や友達と「うわぁー」とか「へぇ~」とか言いながら観るのが楽しいな。一人で映画館で観てもイマイチな楽しさ。いや、目の前に広がるナトロン湖やフラミンゴの群れは素晴らしくて、これぞ映画体験!なんだけどね。
『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』
ザ・シネマティック・オーケストラ
ルー・ローズ

どんな映画?


 延々と続く赤い湖、それが干上がり白い塩湖となる。フラミンゴの群れが飛来し、一面鮮やかなピンク色となる。季節の移り変わりによってドラスティックに変化するナトロン湖が美しい。この赤色の正体はナトロン湖に生息する藍藻類の持つ色素で、フラミンゴはこの藍藻類や付近のプランクトン的なものを食べるので赤くなるようですよ。

 映画はフラミンゴが繁殖行動をし、巣を作り卵を温め、ふ化した雛が育っていき一人前に空を飛べるまでを軸に語られる。その営みの場所、神秘の湖ナトロン湖の変化。30年ごとに噴火する火山から吹きあげられる火山灰など、フラミンゴの生態だけに止まらずその土地のライフ・サイクルまでを視野に入れた構成が物語に広がりを持たせている。

 雛が孵ると、親子合わせて50万羽ものフラミンゴが塩湖を埋め尽くす。もちろん捕食者はいて、猛禽に追いかけられる日々。塩湖そのものもまた、雛に味方しないこともある。足に塩が付着すると、水の中を歩けば歩くほどどんどん塩の塊が育ってしまい、歩くこともままならなくなる。

 捕食者に追われる日々にサヨナラすべく、やがて群れは移動する。雛ミンゴたちはまだ飛べないので歩いて約32kmを移動する。その際、ガイド役の大人ミンゴ数羽が道案内をして守る。新天地ではマングースに追われるものの、じき雛たちは徐々に翼が育って空を飛べるようになる。鳥ってすごいな!生まれて、歩いて、次は飛ぶんだもんな!どんどん世界が広がるな!

 さて、日本版のナレーションは宮崎あおい。わし、あんまり好きじゃない。でもナレーションは大丈夫かも?と思ったけど、やっぱ頭に入ってこない感じで残念。それに比べて『宇宙(そら)へ。』の宮迫タンのナレーションっぷりは素晴らしかったな。淡々と、すーっと頭に入ってくる語り口で。

あとは脚本の問題だろうけど、フラミンゴ、どうも感傷的すぎる感じがした。もっとフラミンゴの生態を詳しく語って欲しかったのに、地球のライフサイクル的な話の比重が大きくなってしまって残念。映画としては良い構成なんだろうけどね。

 そんなわけで、灰から生まれて灰に帰る赤い鳥フラミンゴの生態。飛ぶ練習をする若鶏の可愛さや、群れをなして歩く雛たちの可愛さ、生殖行動前の祭りのようなダンスなどなど見所はたくさん!とりわけ、卵の殻を破って出てくる雛の映像は感動した・゚・(ノД`;)・゚・よく撮ったなこの映像。まあ映画館で観ることもないようなアレではありましたが、今後もディズニーネイチャー作品を楽しみに待つとします。

 ところで、フラミンゴも絶滅が危惧される種です。周囲の森林伐採による塩湖の塩分濃度の低下や、開発による金属汚染など、その原因は明らかに人類。こうやって映像が残るのは素晴らしいことですが、過去の生物になってしまうかもしれないというのは、どうにも切ないものですね。

いつも思うのは、生物の極めてシステマチックな生態への感嘆と、その脆さ。システマチックであるということは、どこか歯車が壊れれば全体が崩壊する危険が大きいということ。いかに適応していくのか、壊れた歯車の代替物を造りだすか。フラミンゴは今後どうやって種を維持していくのだろうか。
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