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きみがぼくを見つけた日 【消えてゆく もう待たないで 僕のこと】

tag SF 恋愛映画 動画付き

『きみがぼくを見つけた日』 THE TIME TRAVELER'S WIFE
2009年・アメリカ
オードリー・ニッフェネガーの2003年のベストセラー小説を映画化。タイムトラベル恋愛モノ。

 SFっぽい設定は使っているのだけど、バッチリ恋愛映画です。割と普通の恋愛映画。さすらいのタイム・トラベラー=ヘンリー(エリック・バナ)は6歳の頃からタイムトラベル病に罹ってしまった。いつ何時、違う時間帯に飛ぶかわからない。まるでコントロールのきかない困った病気。そんなヘンリーと、子供の頃から彼を知っていると言うクレア(レイチェル・マクアダムス)の、二人の切ない愛の物語。

 原作は読んでいないんだけど、主人公二人にスポットをあてるため、サブプロットは思いっきり削ったらしいです。原作では登場人物ももっといて、複雑な人間関係なのらしい。まあほら、映画はたった2時間弱だからそんなにアレコレ描ききれないからね。

 邦題はまたしても文章になってる系ですね。でも内容を考えたら妥当な邦題だと思います。うん、よく頑張った。原題は“時間旅行者の妻”って直球勝負。アメリカ映画のタイトルって、直球だったり具体的な名前だったりすることが多いですよね。
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コトノハ


"I'm the big bang!"
(私がビッグバンね!)

 コントロールはできない時間航行能力だけれど、幾度も同じ時代・場所に引かれることがあるという。ヘンリーが何度もクレアに会いに行っていることから、クレアは自分が引力の元みたいね、という意味でこんな台詞を。

どんな映画?
 基本、ハインラインの『夏への扉』路線。過去は変えられず、起こったことは未来の自分が過去に行って行動した結果だったりもする。だからタイム・パラドックスは起こっていない。

 ヘンリーが“現在”から消えて別時間に行くと、その別時間で過ごしたのと同じだけの時間が“現在”でも経過している。ヘンリーは消えた次の瞬間に戻ることができないのですね。別時間で3時間過ごしたら、ヘンリーは消えてから3時間後の“現在”に戻ってくる。その間、彼は“現在”からは消えてしまうのだ。故に、ヘンリーの妻は突然いなくなる彼を待ち続けなければならない。

 こういう恋愛モノは大抵ヒロインがビッチだったりするものだけど、この映画は違う!そこが好きだなぁ。クレアの一途さ、まっすぐさ、辛くても彼への愛を捨てられない葛藤が、とても素直に共感できる。最近のヒロインは他の優しい男に目移りしたり、男を試したり、なんだかズルいのが多くてゲンナリするのよね。私はやっぱりクレアみたいなタイプが好きです。

 オープニングで6歳のヘンリーが初時間旅行をする直前のシーン。オペラ歌手の母親が歌っているのはドイツのクリスマス・キャロル"Es ist ein Ros entsprungen"(若芽が萌えいで)。美しいメロディに温かい母の眼差し、そしてクリスマス。素敵なシーンです。

"Es ist ein Ros entsprungen"


 クリスマスと言えば、彼らの新居の居間に飾ってある絵に「クリスマス商戦」て書いてあったわね。このシーン、予告編にも出てきて笑ったけども。笑うシーンじゃないっす。アメリカ人にとっては、ああいう文字がカッコイイのかしらね。まあ日本でも変な英語をフィーチャーしたTシャツとかあるけどさ。

 歌うことで自分を“現在”につなぎ止められる、と言う人も出てくるこの映画。だけど、ヘンリーは子供の頃から歌うのが苦手。これを考え合わせると、ヘンリー母さんはもしかしたらタイムトラベラー?歌うことでコントロールしていたのかも?なんて考えましたよ。だって遺伝みたいだから。

 最後に、この映画のストーリーをまるっきり理解できなかったプロの映画評論家をご紹介して終わりにします。驚くほど全くストーリーを追えていません。観た人は読んでツッコミいれて楽しんでください。リンク先はネタバレ過ぎるので、未見の方は注意!

引用:
一方でクレアの現在の記憶も一貫していない。ヘンリーが過去にタイムトラベルするたびに、関わった人たちの記憶が少しずつ書き換えられ、何が真実なのかがまったくわからず不安定な気分にさせられる。

 ( ゚д゚ )え?そういう話じゃないでしょが。あ・ぜ・ん!この人の批評はいつもズレてたり理解できてなかったりするので、自分の観た映画をこの人がどう書いているか読むのがある意味楽しみなんです、いつも。いやぁ、今回は酷過ぎたので皆にも知ってもらいたくて!
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俳優は誰?
 哀愁のヘンリーを演じたエリック・バナは最近パッとしなかったのが本作で取り返した感。『スター・トレック』の悪役も冴えなかったよなぁ。むっさい男臭い役が似合うよね。

 可愛いヒロインのクレアを演じるレイチェルは、本当にイキイキしていてくりくりして可愛い過ぎる!ピュアな雰囲気があって良いですよな。『きみに読む物語』では少しビッチでしたが、基本一途な女の子でしたね。うん、透明感あるから、汚れ役はまだ似合わないかも。それにしてもベッドから起き上がって座った彼女の背中!背骨がボコボコに浮き出てましたね!痩せすぎ!すごく驚きましたよ。

関連作品のようなもの
きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)原作小説、文庫本上下巻。
きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)
きみがぼくを見つけた日 下巻
オードリー・ニッフェネガー
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))タイムトラベルといえばこれ!いろいろ似てたけど映画のほうが恋愛寄り。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
ロバート・A・ハインライン
Es ist ein Ros Entsprungenオペラ歌手の母ちゃんが歌っていた美しい歌。
Es ist ein Ros Entsprungen
Vocal Concert Dresden
もし、君に僕が見えたら 下 (ゴマ文庫)もし、君に僕が見えたら 下 (ゴマ文庫)
セシリア・アハーン

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コメント


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lifeonmars | URL | 2009年11月08日(Sun)01:09 [EDIT]

私も福本さんの評論は「??」っとなるのが多くて、ツッコミながら読んでます。
レイチェル・マクアダムズの可愛らしさ、魅力が満載の映画でしたね~。私もこういう一途なヒロインの方が好きです。

>lifeonmarsさま。

P | URL | 2009年11月09日(Mon)13:01 [EDIT]

映画評論家なんてロクなもんじゃないなぁ。おすぎだかピーコだかも何言ってるんだ?って思います。

レイチェルの透明な可愛さが良かったですね!ボコボコの背骨は恐かったですけど。
こういうマトモなヒロイン、もっと増えてほしいです。

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