猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 【現代の ギリシャの神々 何しとう】

tag ファンタジー コメディ

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
PERCY JACKSON & THE OLYMPIANS: THE LIGHTNING THIEF
2010年・カナダ=アメリカ
2005年発表の児童向けファンタジー・ミステリを原作とする映画化第1弾。

 観たのは字幕版。音響はDTSでした。

 リック・リオーダンの原作では12歳のパーシー少年たちだけど、映画版では16、7歳の設定。たぶん大人の事情。12才の子供に殺陣やらせたりすると怪我したときに法的な面倒が…とか、どうしても比較されるハリポタとなるべく違いを出したかった、とかそんな感じで。残念な変更ですが、都合の良い面もあります!車の運転ができる年齢だから移動手段に事欠かない!ヽ(´ー`)ノ

 原作小説は全5巻で、この映画はその1巻を映画化したもの。原作の対象年齢は9~12歳ですが、映画版は高校生・大学生あたりがメイン・ターゲット層なんだそうです。しかしてその実態は、小中学生向けな出来映え。主人公たちの年齢を引き上げた割に、映画は子供っぽくなってしまった。これはこれで、ファミリー映画に良いとは思います。

 原作は原書で読み途中で、まだ2巻までしか読んでません。読書感想はコチラ。

2巻のほうが凄く面白かったのよ。ギリシャ神話の中でも超盛り上がるアルゴノート探検隊を下敷きにしてるから!よって、映画も次作が本番だと思ってる。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 ブルーレイ&DVDセット〔初回生産限定〕 [Blu-ray]パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々[Blu-ray]
ブルーレイ&DVDセット〔初回生産限定〕
ローガン・ラーマン
アレクサンドラ・ダダリオ

コトノハ


"This is a pen. This is a PEN!"
(ペンですよ。これ、ペンですよ!)

 まるで英語の教科書か古いギャグかっていう台詞がパーシーの口から漏れます。先生が強力な武器だと言って渡したモノが普通のペンだったら、こう言いたくもなりますわな。でもペンは剣よりも強し、ですわよ!

どんな映画?
 冒頭のロゴマークと共に鳴り響く雷鳴が(DTSのせいかしら)迫力あった!そしてオープニングはゼウス(ショーン・ビーン)とポセイドン(ケヴィン・マクキッド)の会話で、明確に今回の問題が提示されます。

 ただでも単純でスッキリした原作第1巻が、より単純化され、話の構造もかなり変更して3つのパールを集めて目的地に辿り着くアドベンチャーとなっています。これはもはや原作とは全き別物!原作ファンはガッカリすることでしょう。この映画で初めてこのお話に触れた観客としても、恐らく「思ってたより子供向け」と思われるのではないでしょうか。

 パーシー(ローガン・ラーマン)がキャンプに辿り着くまでが凄く早い展開で、その後のお話もかなりテンポ良くトントン進んでいくよ。そしてキャンプの描写が満足にされないまま、突然旅立つパーシー達に呆然。パーシーがどの神の子なのか、パーシーの母親はどうなったのかがえらい早い段階で明らかにされるのも物語を薄っぺらくしていまんた。

 原作の鍵となっていた予言のくだりや、タレイアの松、軍神アレス関連は娘クラリッサごと丸っとカット。ペルセポネー(ロザリオ・ドーソン)は原作1巻に登場しないので、どんな場面になるのかなぁと思ってたら、納得。話を短縮するためにはこのオリジナル展開は良かったんじゃないでしょうか。軍神アレスのイメージをハデス(スティーヴ・クーガン)に統合させたのも納得。あれ、でも、次作でもアレスは出てこないのかしら…?ちょwどうなるの?

 あとですね。一番残念だったのが、エルメスの息子ルーク(ジェイク・アベル)とアテナの娘アナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)の絆が描かれていなかったことですね。そこ省いちゃったらドラマ性がなくなっちゃいますよぅ!しかもアレコレ省きまくったお陰でルークの行動に説得力も哀しみも感じられなくなってしまった!

 パーシー役のラーソンが意外に良いコメディ演技を披露してくれたのがめっけもん。アナベス役のダダリオも強く美しい雰囲気が良かった。笑顔は微妙だけどね。あとは次回以降、殺陣が巧くなってくれれば言うことないですね。

 パーシーとアナベス、なんか顔がソックリ…と思った人は挙手!(´・ω・)ノ まあ…考えてみたら遠い親戚みたいなもんだよな。アナベスの母アテナはゼウスの頭から生まれてきた。一方パーシーの父親ポセイドンはゼウスの兄。似ていても不思議はないんですよ。

 ビジュアル的に良かった場面は地獄の渡し守カロンの舟で移動するシーン!あれは短いながら印象的でした。他はコレと言って素晴らしい映像はなかったような…。神、デカイ!ぐらいかな。水を操るパーシーはまあまあ良い映像。

 ポセイドンを含め、神々がちょっと人間ぽ過ぎたのも私は残念でした。神としてのアイデンティティは超人間的でなければ!息子に対する愛も、人間のソレとは違っていなければ!とか思ったですよ。ラストのラストのゲイブ(ジョー・パントリアーノ)は、原作よりは酷くないと思います。ギリシャ神話はエグくて残酷で、気まぐれな神々が人間をおもちゃにする話なので、教育によろしいとは言い難い面もあるよね。

 それにしても、青いパールはどうしてひと目でソレと分かったんでしょうか?真珠にはほど遠い見た目でしたけど。む…これが神の力か!恐るべし、デミゴッド!
にほんブログ村 映画ブログへ
関連作品のようなもの
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃原作1巻。小学生から読めそうなアドベンチャー・ミステリ。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃
リック リオーダン
The Percy Jackson and the Olympians Boxed Set原作1~3巻のボックスセット洋書。オススメ!
The Percy Jackson and the Olympians Boxed Set
Rick Riordan
フレンチ・コネクション [DVD]カジノで出会う男が「今年最高の映画」と言う映画。私も大好き!
フレンチ・コネクション [DVD]
ジーン・ハックマン; ロイ・シャイダー

毛玉内関連記事:

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

サイズ君 | URL | 2010年03月14日(Sun)13:58 [EDIT]

早速見に行かれたんですね!
まあ、映画になった時点でかなりの端折りは想像できたけど、少し端折り過ぎてそうですね。
続編は映画化されるのでしょうか?
オイラは、最終巻を図書館で予約中です。

>サイズ君さま。

P | URL | 2010年03月14日(Sun)17:36 [EDIT]

観てきました-!
原作と違っちゃうのは良いのだけど、映画単体で観てどうにも薄っぺらいんでした。
ペルセポネーのシーンは良かったですよ。そうきたか!と。
続編どうでしょうね?たぶん作られると思いますが。2巻のほうが派手で映画向きよね。

私は夏に5巻を手に入れられると思いますので、それまで3,4巻を読みながら待ちます。

トラックバック

TB*URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

 ギリシャ神話の至高神、ゼウス、ポセイドン、ハデス三兄弟が、現代を舞台に繰り広げる、時を越えた骨肉の確執!!  キャストに! ショーン・ビーンasゼウス! ケヴィン・マクキッドasポセイドン! スティーヴ・クーガンasハデス! メリーナ・カナカレデスasアテ...

キノ2 2010年03月14日(Sun) 00:28

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。