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ニューヨーク、アイラブユー 【この街の 日々の日常 繋げたら】

tag 恋愛映画

『ニューヨーク、アイラブユー』 NEW YORK, I LOVE YOU
2008年・フランス=アメリカ
ニューヨークを舞台に、愛をテーマにした10人の監督のオムニバス映画。

 エマニュエル・ベンビイがプロデュースする、都市をテーマに描くオムニバス映画第2弾。前作の舞台はパリでしたが(『パリ、ジュテーム』)、今作は人種のるつぼニューヨーク。

 10人の監督が撮った10編のショート・ショート。それを11人目の監督ランディ・バルスマイヤーがつなぎ合わせ、それぞれを繋ぐ幕間のようなシーンをいれてある。なので、キッパリとオムニバス映画にはなっていなくて、なんとなく全体で1つの映画になっている。でもまとまりがなさ過ぎて、群像劇スタイルともちょっと違う。敢えて言えば、コラージュ映画?
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コトノハ


"Bless you!"
(お大事に!)

 岩井俊二監督パートで、オーランド・ブルームが電話ごしにクシャミしたときにクリスティーナ・リッチが言う。

 英語圏では、クシャミするときに悪魔とか良くないものが体内に入ってくるという考え方があります。それを防ぐために近くの人が『神のご加護を』と言ってあげる習慣。日本で言ったら普通に「お大事に」にあたる言葉だと思います。言われたら"Thank you."と返しましょう。何も言わないと失礼になります。

どんな映画?
 ごめん、私これダメだった。(´・ω・`)早く終わんないかな~なんて思いながら観てちゃった。ニューヨークを舞台にしたショートショートを寄せ集めただけ。ん?これ、映画ですか?群像劇もオムニバスも嫌いじゃないのに、なんかこう、ただのダダ流し映像って感じで。ラストにうまく昇華できれば良かったんだけど、何のまとめ感もなく放り投げた雰囲気。あぁあ。

 ほとんどのエピソードがヤマなし・オチなし・意味なしですよ。同じような群像劇スタイルの『ラブ・アクチュアリー』はそれぞれのストーリーにオチがあって、登場人物の愛が迸っていてとても好きなんですけど。本作は、もう全然違う。

 ニューヨークという街に思い入れのある人や、アート系映像がお好きならこういう映画もアリなんでしょうな。私はNYに行ったこともなければ何の思い入れもないし、アート系映画は概ね苦手。観るべきではなかったってことでしょう。これが『NZ、kei te aroha au i a koe』(ニュージーランド、アイラブユー(マオリ語))だったらきっと楽しめたんだ!もしくは『Tokyo、あいしてます』とか。

  とはいえ、2,3素敵なエピソードはあったのですよ。一つはシェカール・カプール監督のホテルマン(シャイア・ラブーフ)と元オペラ歌手(ジュリー・クリスティ)の話。カプールが、撮影前に亡くなったアンソニー・ミンゲラに直接託されて撮ったという。幻想的で詩的でオチも美しかった!クリスティとラブーフの哀しげな佇まいも心に刺さります。ジョン・ハートの存在感も鍵!

 もう一つはブレット・ラトナー監督の若者(アントン・イェルチン)と車椅子の女の子(オリヴィア・サールビー)がプロムに行く話。これぞショート・ショートっていうユーモアたっぷりで良かった!

 たぶん、観た人によって好きなエピソードが違ってくるのが面白いところなんだろうな。様々な人種、宗教、文化が一緒くたに盛り合わせられた大皿のような作品。あと、合間にちょこちょこ出てくるマギーQが良かったです!街角やクリーニング店でちょっとクスっと笑ってしまうエピソードが好き。本当にお美しいなぁ。

各エピソードの監督・出演者一覧はココが分かりやすかった。
参考⇒ニューヨーク、アイラブユー (allcinemaより)

 主役級のスターがたっぷり出ていて、ナタリー・ポートマンは出演したのとは別に監督もしています(監督デビュー!)。スカーレット・ヨハンソンも監督したけど、カットされちゃった。白黒で他の映像と雰囲気が合わなかったかららしいよ。DVD特典で観れるかね?
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