猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

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噛み合わない話

映画の配給会社というのは、上映館側にとって面倒な存在になることもある。
大手といわれるのはUIP、ワーナーブラザーズ、ソニー(SPE)、FOXなど。
配給の力が強いと、一日に3回以上まわすことが上映の条件に出されたり、作品によっては割引券無効扱いが条件になったりする。

この2005年6月からワーナー・マイカル・シネマズはサマーサンクスフェスタを実施中である。
その目玉としてスタンプカードサービスが行われていた。
6/1~8/31の間に同劇場で映画を3本観ると、9/1~10/31の間に1本無料で鑑賞できるという内容。
このサービスはワーナー・マイカル内部でも『驚き』の割引企画として革命的なものと考えられていた。

そこで、残念なお知らせ。
Bobble Breeze - Looney Tunes: TweetyBobble Breeze
- Looney Tunes: Tweety


去る6/8、突然このサービスは中止となり、スタンプカード配布の中止のみならず、既にスタンプ3つ集まったカードに関しても無料鑑賞は無効となった。

詳細は下記に引用する。
○中止の経緯についての説明。

皆様にご案内申し上げて参りました「スタンプカード」につき、映画会社各社に対し協力要請を行い、協議を重ねて参りました。
しかしながら今般、「スタンプカード」の実施方法において映画会社各社との間で調整が整わず、「スタンプカード」の配布を6月8日をもって中止の止む無きに至りました。
皆様には大変ご迷惑、ご不便をお掛けいたしますことを慎んでお詫び申し上げます

○3つ集まったスタンプカードは、7/1~10/31の間に下記サービスと引換え。
■ Lサイズのペプシコーラ引換券(400円相当額)×2枚
  ※ ドリンクの種類はお選びいただけます。
■ Lサイズのポップコーン引換券(500円相当額)×2枚
■ 期間中1200円で鑑賞頂ける割引券×1枚
  ※ 幼児・小学生・中学生・シニア・身障者の方は800円でご鑑賞頂けます。
  ※ 本券1枚につき、お1人様1回のみのご使用となります。
ワーナー・マイカルよ、見切り発進しておったのか。

最初にこのスタンプ・サービスのことを聞いて、私は勿論、配給との折合いはつけてあるものと思い込んでいた。そうでなければ、実施などできるものではないからだ。
日本において配給会社の持つ力は大きいのだから。
ワーナー・マイカル(WM)はまだまだ若い会社であって、最近やっと、いい加減さが治ってきたと思っていたのに残念である。

それと同時に、映画業界の悪い面が露呈されたのも残念なことである。

いわゆるシネコン、シネマ・コンプレックスの増加に伴い映画人口は増えていると言われる。
しかしながら、簡単にDVDレンタルができる時代に、映画館に習慣的に通う層は厚くない。
夏は、とりわけ家族連れでの鑑賞が多く、大作・話題作が目白押しの為に、あらゆる人が映画館に来てくれる季節。

WMはこのスタンプ・サービスで映画館ファンの間口を広げよう、映画館頻度アップを狙おうとしていたのだろうし、映画館で観ることの素晴らしさを知ってもらおうとしたのだろう。
特に若い層の映画館離れは著しいので、映画館に通うきっかけとなれば最高だったろう。

大型スクリーンの迫力、ドルビーサラウンドをはじめとする音響システムの感動、劇場が暗くなりスクリーンが浮かび上がるときの心躍る感じ、一体感・・・。

だが、その志は叶わなかった。

映画業界全体のことを考えるなら、映画館での動員数を伸ばすことには大変な意義がある。
映画は第一義的に映画館で上映されるためのものだからだし、映画館の経営難を盛り返さねば映画館の質の低下は免れず、終局的には映画の質の低下へと繋がるだろう。
今の配給会社は、ソフトの2次的利用(DVD、放映権など)で稼げればよいと、ハナから映画館での収入をあてにしていないこともある。(会社によって違うし、作品によっても違うが)

映画館に行こう!という呼びかけをしたかったWMの思いは、配給側の協力を得られなかった。
もっと話し合って、調整できたはずだ。それが、できなかった。
双方に問題があると思う。映画業界は閉じている。お互いに閉じている。

ともあれ、私の映画館に対する愛は変わらない。
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