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サバイバル・オブ・ザ・デッド 【相容れぬ 善と悪とは 見方次第】

tag ゾンビ ホラー スプラッター パニック

『サバイバル・オブ・ザ・デッド』 SURVIVAL OF THE DEAD
2009年・アメリカ=カナダ
ジョージ・A・ロメロ監督の最新オブ・ザ・デッド!ロメロ・ゾンビ6本目。

 ゾンビゾンビヽ(´ー`)ノワーイってことで早速観てきたよ!上映館が少ないのが残念ですが、頑張ってナウでヤングでキッチュな都会―六本木まで出て行って観たんだ!だって、14日は東宝(とうフォー)デー!1000円で観れるから!TOHOシネマズ六本木ヒルズでラグジュアリーなゾンビ映画鑑賞なんだぜ!

 タイトルは“死者の生存”みたいなニュアンスか。トチ狂ったタイトルだけど、まあ見終われば納得なので良いデス・ハンソン!

 って。どんだけテンション高いんだ、わし。ついでにヒルズ見学もしてきたけどさー、建物の構造が不可解。どことどこが繋がってんだかサッパリ。地図見てもようわからんし、なにあの変な構造。いろいろ迷わせて歩かせてお買いものいっぱいさせる気だな!そうはいかんぞ!買うもんか!っていうかiPhoneケースが2万円とか買えるわけないんじゃ、ぼけ!そんな中、素敵なハンカチ・ショップ見つけたけど、やっぱ高いからコレはプレゼント用ショップとして覚えとこうと思いました。刺繍された猫の手がハンカチの縁を引っ張ってクシュっとなってたり、可愛いんだよ~。(伝わってるのか、これ?)

 えー。さてさて。ロメロのゾンビ6体目ですが、前作(『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』)の数週間後のお話。しかも前作で悪役として登場した人側のお話。そこらへんは映画冒頭で説明されるので観て楽しんでおくれ。この映画間のリンクってのが今までのロメロ映画にはなかったこと。監督は、今後もう2作はゾンビ映画を撮りたく、映画間でのこういったリンクをまたやりたい、と言ってました。楽しみヽ(´ー`)ノ
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アラン・ヴァン・スプラング
ケネス・ウェルシュ

コトノハ


"Give me 5 minutes."
(5分くれ!)

 伊達男シスコの口癖。5分あればきみの人生を変える!って何かの啓蒙活動みたいだけど、その実態はエロ。こういうくだらないコネタが面白くてのう。

どんな映画?
 ある小さな島で起こる派閥闘争。それに巻き込まれる主人公たちのチーム。撮影中の仮題は"Island of the Dead"で、その通りに島が重要な舞台です。

映画館のロビーにゾンビが現れた!右の、床から浮いとる。
IMG_0709.jpg 今回の新しいゾンビの頭部破壊法。釣り竿でゾンビを釣って頭部を射撃。消化器、発煙筒を使って破壊。これらのシーンは面白いので是非声を出して笑っちゃってください!ユーモアと腐肉、いや皮肉が盛り込まれたエンタメ作品だよ。

 残念だったのは今回の作品テーマをラストに明確な言葉で主人公に語らせてしまうこと。それは言葉にする必要ないでしょう。充分伝わってますから。ロメロ的にはきちんとこのテーマを観客に間違いなく伝えたかった、ということでしょうか。もっと信じて。(´・ω・`)

 それはさておき。島で繰り広げられる文字通り骨肉の争いが主軸。頑固爺ぃ2人を中心に島民が分裂。というか、爺ぃたちはそれぞれ違った信念に基づいて行動してる。

 ロメロ的ゾンビなので死者はすべて(ゾンビに噛まれてなくても)ゾンビとして生き返ります。交通事故で死んでもゾンビ化するぞな。

 派閥の片方はゾンビを温存する派の爺ぃマルドゥーン。何がしたいのかっていうと、彼らの治療が可能かもしれないから殺すのは良くない、神の教えに背くことだ、飼い慣らすことすらできるかもしれないじゃないか!と共存の道を探っているのです。

 対するゾンビ撲滅派爺ぃオフリンは生者の生活を守るため、肉親であってもゾンビ化したら即処分するべきだと主張。そして誰もやりたがらない、知人の頭をぶち抜く仕事を責任感をもってやり通す。島を安全に保つことに全てを賭けています。

 ゾンビ撲滅派オフリンがゾンビ温存派マルドゥーンに島を追い出され、本土の港で主人公達のチームと出会って共に島に戻ることで話が転がります。爺ぃたちの争いは激化するって寸法。本当の主人公はこの二人の爺だね!

一番うまく撮れたやつ。
IMG_0711.jpg 前作での悪役が今回の語り部という設定からして、この映画のテーマはそれぞれの善。何が正しく、何が間違っているのかは、それぞれの立場で違うもの。彼らには彼らの人生があり、事情があり、生き残るために必死なのだ。そしてこのテーマは2人の爺ぃにも重なってくる。

 さて、結局。人間の醜い争い、意地の張り合い、正しさの証明へのコダワリ、許すこと受け容れることができずに生まれる悲劇が腐肉、いや皮肉たっぷり(2度目!)に描かれる。でも時折挟まれる、仲間を思っての行動、救いたいがための勇気ある行動に「人間捨てたもんじゃないぜ」とも思える。

 2人の爺ぃが信念を押し通す姿は、善悪の彼岸を眺める気分。この壮大な頑固爺ぃのケンカはラストに思いがけない画を観せてくれる。大きな月を背景に睨み合う…この画は屈指の名シーン!人間の悲哀と、滑稽さとが簡潔に描かれているから。そしてどこか美しい。オフリン爺が「死んだって自分の信念は変わりゃしないさ」と言ってたの思い出した。

 ラストに提示されるゾンビの可能性は、だから何さ?と思わずにはいられないんだけどね。そこはまた次作で描かれるかもしれないね。とにかくこれぞロメロのロメロ節、面白かった!

 『ランド~』のとき同様シネスコ・サイズなので、スクリーンの大きな映画館で楽しむこと推奨!目の前いっぱいに広がる風景、特に月のラストシーンは圧巻ですお!

IMG_0718.png ゾンビと一緒の写真はこのiPhoneアプリ“アプリ・オブ・ザ・デッド”で撮りました。劇場でこのアプリを起動すると、画面上に(いないはずの)ゾンビが現れます。AR(拡張現実)ってヤツです。

 ゾンビが溶け込んでなくて、色調が浮いてるし、地に足がついてないしで完成度は低いけど。あと、戻るボタンを押すとアプリが落ちちゃうバグがあるっぽい。まあ無料だし、やってみたら。ちなみにiPhoneは夫の人の持ち物。

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The Zombie Survival Guide: Recorded Attacksマックス・ブルックス著ゾンビ・ガイドの漫画化。英語144㌻。
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コメント


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観ましたよ~

tamo | URL | 2010年06月21日(Mon)20:14 [EDIT]

Pさんこんばんわ。いや~爺の宿命の対決がストーリーの核になっていたとは!
撲滅派の爺さん良い演技してましたね、A・ホプ爺に似てたし。(笑、笑、笑)
キャストの平均年齢高そうでしたね。PCゲーム版の「ランド・オブ・ザ・デッド」思い出しましたヨ、あれも農家の爺さんが主人公でしたから。(映画のランド~とは接点は有りません。)
次回作にもさらに期待します。
Pさん暑さに負けずがんばってね!!!! でわ、また。

>tamoさま。

P | URL | 2010年06月22日(Tue)01:07 [EDIT]

ホプ爺に似てた!もっと下品にした感じ。あの爺さんが最後の一発で誰を撃つだろうと思ったら、そのタイミングでそっち~?とのけぞったですよ。
あと、ゾンビって乗馬できるんですかね?内股にかなり力入れてないと振り落とされるけど。

ああいう西部劇っぽい設定はゾンビに合いますね。
街中のショッピングセンターも良いけど、田舎の牧場も怖いわぁ。

それでなにその超怖そうなゲームw
アクションゲームは苦手なので全然やらないです。もっぱらSRPG!

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