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大いなる陰謀

tag 政治 サスペンス 戦争

『大いなる陰謀』 LIONS FOR LAMBS
2007年・アメリカ

御大ロバート・レッドフォードが放つ政治的メッセージ映画。
原題の意味は本編で詳しく説明されるので、簡単に。
羊(愚鈍)に率いられたライオン(勇敢なるもの)。

あぁ、かったるい。
そしてあまりにも救いがない。
大いなる陰謀 (特別編)大いなる陰謀 (特別編)
(2008/08/22)
ロバート・レッドフォード
メリル・ストリープ

どんな映画?


御大…。
あまりにも直接的ですよ。

例のテロへの報復活動がテーマ。
2組の議論を交互に挟み込みながら進むだけ。ほぼ議論を聞かされるだけの映画。
ここまで直球勝負しなければならないほど、アメリカは救いようがないのか?
しかも、登場人物それぞれに、信念のまま行動を起こせない人たちばかりだ。
それは現在のかの国の状態を表しているのかしら。

この映画もブツリと終幕する。
それは御大が観客に向かってポイっと投げ出したようだ。
君たちはどうするね?と。

記者は最後に墓地を見ながら涙ぐむ。
報復戦争を支持したメディア、ひいては一般大衆の責任の重さを胸に受け止めたからだろう。
そして、(たとえ意に反してでも)また同じことを繰り返さねばならない自分を呪っているのだろう。

本作は誰に向けられたメッセージなのか。
アメリカの若者、ある程度上流の一般大衆に向けたものか。
だとしたら、こういうメッセージはもっとエンターテイメントに提供すべきだと思う。
レッドーフォードにはその資質がない。真面目過ぎる。

それから邦題について。
全然内容を表していない。 
マーケティング的には良い題名だけど、想像されるような権謀術数渦巻くサスペンスでは、全くない。

しかし、日本ももっと被害者面したほうが良いですなぁ。
日本が被害者面した映画作ると、バリバリ非難されるんでしょうけども。
いや、本作が被害者面した映画ってことではなく、むしろ加害者である自分を反省している。
ただ映画中の議員の長広舌を聞いていると、そんな風に思ったのです。
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俳優は誰?
役者陣はさすがです。

トム・クルーズが胡散臭い上院議員。
その胡散臭さ『マグノリア』級。
対する記者はメリル・ストリープ
充血した目が良い。緊張感、戸惑い、怒り、悔しさ、絶望感。
そういうものがストレートに伝わってくる。

監督でもあるロバート・レッドフォードは学生を叱咤する教授。
自分の言いたいことをそのまま台詞に乗せているだけに過ぎない。
それを微妙な顔で聞く学生役に、新人アンドリュー・ガーフィールド
特に言うことはない感じだった。今後に期待。

2組の議論の他に、教授の教え子の回想場面と新戦略の現場が挿入されるのね。
そこに出てくる教え子がマイケル・ペーニャ(ザ・シューター/極大射程、バベル)とデレク・ルーク
人種差別問題も扱いたかったのだろう。
そしてこの二人が一番印象に残った。

関連作品のようなもの
モンタナの風に抱かれてレッドフォード主演で好きな映画。馬ー。
モンタナの風に抱かれて
ロバート・レッドフォード
マグノリア<DTS EDITION>トム様のいかがわしさが素敵な映画。
マグノリア
ジェレミー・ブラックマン
ライオン・キング スペシャル・エディションライオン・キング スペシャル・エディション
マシュー・ブロデリック
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