猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

食べて、祈って、恋をして 【変えたくて 旅に出たって 変わらない】

tag ヒューマン 恋愛映画 ロードムービー

『食べて、祈って、恋をして』 EAT PRAY LOVE
2010年・アメリカ
作家エリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説を映画化。

 原作本は読んでないし、よっぽどじゃなきゃ読む予定もありませんよ。この映画も観るのやめようかな~と思ってたほど。だって、アラフォー(35歳の設定だけど)にもなって自分探しの旅って…と思うわけですよ。まあ、私も20代半ばで似たような旅に出ましたけどもさ。

 で、結局ジュリア・ロバーツ主演だし、ジェームズ・フランコやハビエル・バルデムが出演してるのに惹かれて、観てきたわけだよ。したっけ、自分探しっていうよりはアレだ。インドとかヨガとか精神世界みたいな、過充電系女子(女子?)。一度何もかも捨てて、人生建て直すぞ!ってプイっと1年間の旅に出る。イタリア、インド、バリへと。

 軽くて、お洒落で、まあなんつーか、スイーツ系映画として良いんじゃないでしょうか。私はあんまり楽しめなかったけれど。あと字幕がなっちだったのもマイナス・ポイント。

 同じ離婚した中年女性の生き直し映画なら断然ホリー・ハンター主演の『マンハッタンで抱きしめて』をお勧めする!邦題がバカっぽいけど、全然そういうんじゃないから!
食べて、祈って、恋をして [Blu-ray]食べて、祈って、恋をして [Blu-ray]
ジュリア・ロバーツ
ハビエル・バルデム 他

コトノハ


"Attagirl!"
(その調子よ!)

 イタリアでガンガン炭水化物を食べるリズ(ジュリア・ロバーツ)。太るわ、とピザを食べようとしない女友達に、気にせず食べなさいよと励ます。食べ始めた彼女を見てのリズの一言。「よくやった!」「いいぞもっとやれ!」「えらいぞ!」「アッパレ!」ってときに使うよ。恋人や子供に言うことが多いようなアレ。"That's my girl"ともいう。

男性形は"attaboy"に。または"That's my boy"。子供が嫌いな玉ねぎをちゃんと食べたときとか、難しいことが出来たとかによく出る言い回し。

どんな映画?
 主人公リズが、すごい自分勝手なんですよ。あまりにも一方的に離婚したり、恋人と別れたりするの。序盤のそのあたりで、もうダメ。ドン引き。なにこのヤな女、としか思えないわけさ。常に男がいないとダメとかも理解できないし。

 夫に不満があるのはわかるけど、夜中にいきなり泣きながら祈り出すのは唐突すぎて驚いた。え?なんで?なんなの?酔ってるの?って。もう愛してないってことなの?嫌気が差したの?それにしたって、自分のことしか視野に入ってないんじゃないかね?夫の気持ちとか考えないの?

 大抵のヒロインはそのうち自分の勝手さを反省したりして、段々好感度アップするじゃん?リズはまあ「許されたい」って気持ちにはなるんだけど、それもどこか自分都合な印象なんですよ。なんだかんだ言って、自分大好きタイプなんじゃないか、この人。私はこういう人が全然好きになれません。

イタリアで食べまくる!ジュリアは相変わらず可愛い。
italy_1_800x600.jpg


 ヒロインは全く好きになれないけど、イタリアでの料理の数々は美味しそう!石造りの美しい街並み、カラフルな料理。トマト、バジル、パスタ、ピザ!いいなあ!イタリアに行きたい!そしてピザをたくさん食べるんだ!って胸が高鳴っちゃう。特にチラリと映る無花果と生ハムのアンティパストが美味そう過ぎた!

 リズがトマトのパスタを食べるときに、なぜかモーツァルト『魔笛』の中のアリア『地獄の復讐が我が心に燃え』(復讐の炎は地獄のように我が心に燃え)が流れるのが妙に可笑しい。ここは好きなシーンです。そして最後に感謝祭のターキーをみんなでワイワイ。これもまた美味しそう楽しそう!

 あとイタリア語はボディ・ランゲージも使わないとダメだ!っていうエピソードも楽しかった。こういう時はこんな風にするっていうのがテンポ良く紹介されて面白い。イタリア・パートは観光映画として最高の出来だと思うわい。

india_1_800x600.jpg


 イタリアの次はインドで瞑想。ラーマ神の像があちこちにあるので、ヒンドゥー教の寺院なのかな。この寺院に宿泊して、働いたり祈ったりするのだ。リズがどう、というより、脇キャラが良い味出してるんだ!17歳で親の言いなりに結婚させられる女の子や、沈黙の業をしてる女性、ぶっきらぼうな中年男リチャード(リチャード・ジェンキンス)。いろんな人生が垣間見えて、ロードムービー的楽しさがあるよ。

bali_1_800x600.jpg


 そしてバリ。“ヨーダみたいな”薬療師に人生の教えを乞う。このじっちゃんが良い笑顔なんだな!ここでもチラリと出てくる脇キャラ達が人生を滲ませて、ロードムービー的面白さがある。リズはなんだかんだあってバツイチ中年男フェリペ(ハビエル・バルデム)とイイ仲に。

 このフェリペ、イイ男!息子が会いに来て、別れのときが凄くね、チャーミングなんだ。なにこのチャーミング魔神!薬療師に図星さされて真顔になるのも良かった。演じるバルデムは7月にペネロペと結婚して、ペネロペ今(9月中旬)妊娠4ヶ月半て公表したけど計算合わないよね?

 映画の話に戻すと、リズは結局なんて言うか、何も変わってない。まあ良いのだけど。自分探しとかいって旅行したってな、特段自分が変わるわけじゃないんよ。価値観が変わるとか、新しい自分の発見なんてことはまずない。ただ、本来持っている自分らしさが強くなるってコトはあると思うの。そういう意味でこの映画は正しく“自分探しの旅”を描いていたと思います。

 最後に。薬療師のじっちゃんがバイバイ言うときの英語が"See you later alligator."でした。リズム感のある言葉遊び的決まり文句。字幕は「グッドバイ バイバイ」だったかな。超訳だよね。ジュリア主演の『愛に迷った時』では同じ台詞の字幕が「さよならワニさん」になってて、ちっとも言葉遊びな雰囲気が出てなかったのでアレよりはマシかな。
にほんブログ村 映画ブログへ
関連作品のようなもの
食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書 (RHブックス・プラス)原作本。作家である著者の自伝的な自分探し物語。
食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書
エリザベス・ギルバート (RHブックス・プラス)
プリティ・ウーマン [Blu-ray]ジュリアがバスタブに浸かるシーンを見たら思い出した。
プリティ・ウーマン [Blu-ray]
リチャード・ギア; ジュリア・ロバーツ
モーツァルト:魔笛夜の女王のアリア、地獄の復讐は我が心に燃え!
モーツァルト:魔笛
ウィーン国立歌劇場合唱団ドイテコム(クリスティーナ)
聖メリーの鐘 [DVD]この映画のイングリッド・バーグマンみたいって台詞アリ。
聖メリーの鐘 [DVD]
ビング・クロスビー; イングリッド・バーグマン
ベスト・オブ・ジェームス・テイラージェームス・テイラーそっくり!って台詞もあったよ。
ベスト・オブ・ジェームス・テイラー
ジェイムス・テイラー

毛玉内関連記事:

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

TED、プロから学ぶプレゼンテーションの秘訣 - Elizabeth Gilbert

 エリザベス・ギルバートさんは、アメリカの作家。  彼女の著書、『Eat, Pray, Love: One Woman's Search for Everyth...

マンツーマン英会話プライベートレッスン・英語個人レッスン・ETC英会話は初歩からビジネス英語まで  2011年10月01日(Sat) 21:16

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。