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乱暴と待機 【その絆 誰にもわからぬ 色形】

tag コメディ ヒューマン 恋愛映画

『乱暴と待機』
2010年・日本
本谷有希子の舞台劇を映画化。ある意味ラブ・ファンタジー。

 あまり邦画を観ませんが、それは面白そうと思えるモノが少ないから。時折、コレは!と思うモノがあっても単館公開で遠かったりすると萎え~。そんな中、予告編を観て大変にソソラレ、公開劇場も何かのついでに行ける場所。ってことで観てきたお。

 何がポイントって、山田孝之くんですよ!そして変態じみた内容のコメディってんで、かなり前のめり。うん、実際面白かったよ。コメディ的に。登場人物4人に共感はまったくしない。主役2人の奇妙な絆や、一人になりたくない気持ちの強さが凡そ変態的過ぎて、イマを表しているとは言えないけれど。本当に面白かった!ラストもしっかり昇華するし。

 ただ、予告編で強調されていたほどのエロスはないのでご注意。
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どんな映画?


 登場人物は4人。場所は古くて小さいボロ家だまりの一角、主に家の中。なんとも舞台劇臭の強い映画で、それもそのはず、原作は舞台劇。映画化するならもう少しダイナミックさというか空間的広がりが欲しかった気もする。けど、まあ、コンパクトなコメディって嫌いじゃない。

 番上(ばんじょう)夫妻(山田孝之&小池栄子)が引越した先に、奇妙な二人暮らしをする男女(浅野忠信&美波)がいた。この4人が複雑に絡み合って話が転がるよ。山田くんは失業中のダメ男、番上くん。小池さんはその妻で、バーの雇われママ(妊娠中)のあずさ。浅野はヘンテコな喋り方のオタク、山根。美波ちゃんは山根と同居して何故か彼を「お兄ちゃん」と呼ぶ奈々瀬。

 この、奈々瀬が!人の顔色ばかり窺い、変にうわずった声でわざとらしくはしゃいで見せたりする超ウザイ女。人に嫌われたくないばかりに、高校時代は頼まれれば誰でも受け容れていた過去を持つ(性的な意味で)。すごくウザったかったです、その挙動、言動、声、笑顔!まんまと苛つくぜ。

 そんな奈々瀬と因縁があるらしき、あずさ。奈々瀬に興味津々になっちゃう、その夫番上くん。奈々瀬のことを密かに覗いている山根。どこまでわざとなのか、まったく本心を見せない奈々瀬。二組の男女の結末は?

 純粋にコメディとして観るよろし。浅野の口調だけで笑っちゃうよ!あれ、演技しててよく笑っちゃわないなあって思うぐらいに可笑しい。特に、もの凄い状況になってるのに冷静に「救急車を呼べ。」とか言うシーンはあまりにもシュールでした。

 ラストに奈々瀬の感情が爆発するあたりは、あずさと一緒に笑顔になっちゃう。不器用な奈々瀬と、不器用な山根。ヘンテコな絆はこれからまた変化して、二人にしか結べない絆になるのかな。しかしこの変態二人に関わってしまった番上夫妻はお気の毒様でした。とりわけ番上くん。

 愛よりも確かな絆を求めるのは、一人になりたくないから?その気持ちは、私には理解できない。気持ち良く一人の時間を楽しめば良いじゃないか。いつも誰かと繋がっていたい?私は自分の世界に閉じこもりたい時があるけどなあ。まあ、私は至ってノーマルってことなんだろう。昔から、一人の時間は嫌いじゃなかったよ。
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