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僕が結婚を決めたワケ 【親友の すべてを知ってる わけじゃない】

tag コメディ ヒューマン

『僕が結婚を決めたワケ』 THE DILEMMA
2010年・アメリカ
ロン・ハワード監督の新作コメディドラマ。中年男の友情物語。

 声を大にして言いたい!原題は“ジレンマ”だと!邦題が全然合ってないんですよ。別に、主人公が結婚に迷って何かキッカケがあって大きな決断する…なんて話では全くないのだ。違う、違う、そうじゃ、そうじゃな~い!

原題通りに、各人がジレンマを抱えながら生きていてそれをどう解消するかって物語。解消できなくても、どうやって昇華するのかっていう。
Ost: the Dilemma『僕が結婚を決めたワケ』オリジナル・サウンドトラック

 理想の夫婦である親友ニック&ジェニーヴァ。だけど彼らの結婚生活だって順風満帆なわけでなく…。



 元ギャンブル依存症で口達者なベンチャー会社経営者の主人公ロニーに『ドッジボール』『クール・ドライ・プレイス』『イントゥ・ザ・ワイルド』ヴィンス・ヴォーン。その親友で天才エンジニアのニックに『モール・コップ』ケヴィン・ジェームズ

主にこの2人の親友同士の関係が描かれます。ズバリ男コメディと言って良い!2人の凸凹コンビっぷりが素敵。舌好調なロニーと、シャイな技術屋のニック。ロニーはニックの才能に人生を賭けていて、賭け事は止めたけど根本的にギャンブル・ジャンキーは治ってない。そんなロニーがニックの才能を売り込む係。胃痛持ちでプレッシャーに弱いニックは、ロニーに励まされて自信を付けたりする。お互いに自分にないモノを持ってる相手を尊敬してるんだなって雰囲気が良い!

 ニックの妻ジェニーヴァに魔女顔のウィノナ・ライダー。その浮気相手でオカシナ変人にチャニング・テイタム。この役を観てテイタムを見る目が変わった!凄く笑わせてもらったよ。この映画一番の笑いどころは彼の出演シーンだもん!

 そしてロニーの恋人ベスに我が青春のアイドルジェニファー・コネリー。一時は激やせしてたけど、現在は健康的な容貌で相変わらず美しいよ。卓球で得点決めて飛び跳ねてキャッキャはしゃいでるシーンなんて本当可愛い!

 あとロニー&ニックの仕事相手となるクイーン・ラティファは出番が少ないけれど強烈。良いよな、この人の存在感!『シカゴ』のママ・モートン役、『マンハッタンで抱きしめて』のクラブ・シンガー役なんかが好きさ。


 ニック達が理想の夫婦!という主人公ロニー。だけどある日、目撃しちゃう。ジェニーヴァが若い男とキスしてるのを!そこからロニーは親友に事実を伝えるべきかどうか悩む。これがメインのジレンマ。ジェニーヴァと話し合ってもそこにはジレンマ。ジェニーヴァ自身も順調でない結婚生活にジレンマ。ニックも同じ理由でジレンマ。シェフとして働くベスも、とある件でジレンマを抱える。

 映画のオープニングに、4人の会話シーンがある。どれだけ親しくても、本当にその人の全てを知ることは難しい。そんな会話。これがひとつのテーマとなっていて、学生時代からの親友であっても、愛する恋人・妻・夫であっても、知らない面があるものだ、と映画全体に染み渡っている。そこら辺も巧い!

 ロニー&ニックの仕事が車のエンジン・デザインなのだけど、これがまた面白い。いわゆるエコカー、電気自動車のエンジン開発をクライスラーに提案する。それが、昔ながらのセクシーなイグゾーストノートをエコカーでも味わおう!ってコンセプト。確かにエコカーはエンジン音が静かすぎて、健全安全好青年なイメージよね。エコカーなのにワイルドなエンジン音がしたら、そりゃクールだ!そして仕事に没頭するニックがカッコイイ。

“エコカーである”が“エンジン音はワイルドである”。これを両立させるのもジレンマだ!物語は終盤、急速に絡み合ってみんなのジレンマ解消に向かう。そこでは正直であれ、と繰り返される。でも正直に何でもかんでも話すのって、私はそれ優しさじゃないと思うけどな。自分の中にグッとしまっておいて飲み込んで、墓場まで持って行く。そういう優しさもあるじゃない?

 ともあれ、「焼いてやる!顔を焼いてやる!」と暴れまくるヴィンス・ヴォーンに大笑いし、巧いストーリーテリングに惹きつけられ、少し懐かしい感じの中年コメディに大満足。40男の、こんな微笑ましい友情を観て笑顔にならざるを得ないラストでした。
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