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きみに読む物語

tag 恋愛映画 ヒューマン

『きみに読む物語』 The Notebook
2004年・アメリカ

長い時を経た愛の物語。
ニコラス・スパークスの小説が原作の珠玉のラブストーリー。
きみに読む物語 スタンダード・エディションきみに読む物語
スタンダード・エディション

(2006/10/27)
ライアン・ゴズリング
レイチェル・マクアダムス


どんな映画?


いろんな見方があると思う。
アルツハイマー(老人性痴呆症)についての映画ともいえる。
私は、さまざまな愛を描いたステキな号泣映画と呼びたい。

まずは、父と息子というテーマ。
主人公ノアとその父親の関係が、場面は少ないのだがとても印象的。
息子のどもりを治そうと詩の朗読をさせたら、見事に治ったというエピソードが語られる。
ポーチでホイットマンを読む息子と、それを静かに聞く父。
父と息子の絆がそこに確かに感じられる。

この場面はまた、本作の太い幹となっている
「老いた男性が、老いた女性に物語を読み聞かせる」というテーマとの符号も感じる。

第二に、母と娘というテーマ。
もうひとりの主人公、アリーとその母親の関係。
反発、理解、受容という過程と、母の複雑な心中は一番の号泣ポイントといっても過言ではない。
私達観客もアリー同様、この母親の存在に最初は反発し、そして遂に理解して、その胸中を想って切ない気持ちになるのだ。

それからもうひとつのテーマは、男と女。

アリーの両親の関係
:妻が夫を見る目の冷ややかさと、後に明らかになるその背景。

アリーと婚約者の関係
:安定と愛情がありながら、アリーは欠落を感じてしまう。

ノアと未亡人の関係
:ノアは「愛したいと思う。でももう愛はなくなった。使い果たした」
 と言う。そんな不毛な関係。この未亡人の切なさは、胸にコタエル。

最後の恋人達
:つかの間でもいい、彼女に会いたくて、戻ってきてほしくて、
 彼女の感情を呼び覚まそうとする。そして、至福の再会の後には、
 絶望的な別れ。
 そこにあったマナザシが一瞬の後に消えてしまう、
 苦しいココロの噴火。

アルツハイマーというのは現状では、不治の病である。
が、記憶が消えてなくなっても、心には感情の残像が揺らめいている(のだろう)。
思い出してほしい。 たとえ、あの頃の出来事を忘れていても、その愛だけは。

俳優は誰?
主人公ノアにライアン・ゴズリング
完全犯罪クラブ』で金持ち少年演じてた彼ですね。
なんかこう、派手なちょっとワルイ雰囲気ですよねぇ。

して、老婆役がジーナ・ローランズ
本作の監督ニック・カサヴェテスのご母堂。夫は故・ジョン・カサヴェテス監督。
1934年生まれ、70代半ばでもバリバリ現役に映画出演されている。
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