猫の毛玉 映画館

映画感想文を体内で丸めて吐き出す。

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エターナル・サンシャイン

tag 恋愛映画 コメディ SF

『エターナル・サンシャイン』 Eternal Sunshine of the Spotless Mind
2004年・アメリカ

この原題はアレキサンダー・ポウプ(18世紀・英国)の恋愛書簡詩「エロイーザからアベラールへ」
からの引用となっている。その詩とは・・・。

 "How happy is the blameless vestal's lot!
 The world forgetting, by the world forgot.
 Etermal sunshine of the spotless mind!
 Each pray'r accepted,and each wish reign'd."


真の幸福は罪なき者に宿。
忘却は許すこと。
太陽の光に導かれ、無垢な祈りは神に受け入れられる。


ポウプの詩は置いといて、岩波から「アベラールとエロィーズ―愛と修道の手紙」なんていう本が出てますが、絶版とのウワサです。中古を買いましょう。
12世紀フランスに実在した神学者アベラールとその弟子エロイーズ、愛し合う二人の激しく悲しい出来事。

女性と男性のすれ違い、というモチーフは永遠のテーマなのでしょう。
恋愛時期にみなさん体験することと思いますが、どうも感情のタイミングがずれてたりしますよね。
男性と女性は違うイキモノであるなーと実感するわけです。
エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディションエターナルサンシャイン
DTSスペシャル・エディション

(2006/10/27)
ジム・キャリー
ケイト・ウィンスレット

どんな映画?


さすがに『マルコヴィッチの穴』の脚本家チャーリー・カウフマン。
シュールなインナーワールドです。
アカデミー最優秀脚本賞など各賞ゲトーおめでとうも納得のステキなストーリーです。

ストーリーに関しては、予備知識のないサラ状態で観るのが良いと思うのであまりふれません。

映画全編を通して、色彩が鮮やかでポップな印象。
そして、思い出の中の2人の楽しそうなことといったら!
恋愛における楽しい時期は短いのかもしれないけれど、それはもう、キラキラとした宝物。
だからこそ、そのキラキラが眩しいからこそ、このお話は切ないんだと思う。

よく、BGMやなんかで一生懸命泣かせようとする映画がありますが、
この作品にそんなヤラセは必要はない。
ラストシーンで、自然と微笑みながら涙が落ちる、という気持ちのいい映画でした。

ストーリーに出てくる珍犬ハックルも知っておくと楽しいかも。

ポウプの詩によれば、「忘却は許すこと」と、エロイーザ。
頭の中の記憶を消しても、心が求めるものは同じ。
ツライ記憶は、ただ捨てることでは解決しないのではないでしょうか。
許すこと(自分のことも、相手のことも)で1歩前進するものだと思います。
そして、相手のイヤな部分とうまく付き合ってこそ、関係が強まるのだと。
だから、「愛は許し受け入れること」と、私は言おう。
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俳優は誰?
主演はジム・キャリー
観る前は、なぜキャリー・・・?と思っていたのですが、中盤に入ってからはキャリー炸裂していて納得しました。
どうも『マジェスティック 』なんかの演技派チックな彼はむず痒いのですが、この作品に関してはシリアス過ぎずに笑えるので痒くならずにすみました!

主役の片割れはケイト・ウィンスレット。大好きな女優さん!
演技の幅の広さを今回も見せ付けています。
彼女は『いつか晴れた日に』、『タイタニック』、『クイルズ』などのコスチューム系がよく似合う、品のアル美人さんなのですが、今回のようなパンク娘も存在感があって可愛かったです。
とにかく、いつも思うのですが彼女の存在感てスゴイです。オーラなのでしょうか。
決して体格のせいではないと思います。多分。

オマケ お勧めケイト
『乙女の祈り』
おたく監督ピーター・ジャクソンの映画。実話をもとにした、少女が殺人に至るまでのストーリー。
乙女の祈り乙女の祈り
(2004/11/25)
メラニー・リンスキー

『日蔭のふたり』
トマス・ハーディーの問題作『日陰者ジュード』を原作としたマイケル・ウインターボトム監督作品。 禁じられた愛と大いなる悲劇が繰り広げられる名作!!
日蔭のふたり日蔭のふたり
(2005/5)
ケイト・ウィンスレット


関連作品のようなもの
エターナル・サンシャイン オリジナル・サウンドトラックサントラCD。
エターナル・サンシャイン オリジナル・サウンドトラック
ドン・ネルソン
グレイテスト・ヒッツ(CCCD)宣伝のイメージソングはこちら。合ってたよね。CD。
グレイテスト・ヒッツ(CCCD)
アトミック・キトゥン
マルコヴィッチの穴 DTSコレクターズエディション同じ脚本家の映画。これもシュールで面白い。
マルコヴィッチの穴 DTSコレクターズエディション
ジョン・キューザック

ポウプ・愛の書簡詩―『エロイーザからアベラードへ』注解

アベラールとエロィーズ―愛と修道の手紙 (岩波文庫 赤 119-1)

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