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エリザベス ゴールデン・エイジ

tag 歴史 コスチューム 戦争

『エリザベス ゴールデン・エイジ』 ELIZABETH: THE GOLDEN AGE
2007年・イギリス
シェカール・カプール監督 x ケイト・ブランシェット主演で再びエリザベス一世の横顔を紐解く。
(ジェフリー・ラッシュも続投)

1998年の『エリザベス』の面白みには追いつかないけれど、
今作では女王の女としての側面を深く掘り下げた切なさが上回る。
エリザベス : ゴールデン・エイジエリザベス : ゴールデン・エイジ
(2008/08/06)
ケイト・ブランシェット
ジェフリー・ラッシュ


どんな映画?


これは英国の立場で描かれている映画だということを忘れてはいけない。
スペイン無敵艦隊を向こうに繰り広げられるアルマダ海戦は、赤壁の戦いを髣髴とさせる。
きちんと風は吹いた。東南かどうかは知らない。
そして赤壁と同じように、この戦いは勝利した者にだけ重大な意味ある戦い。
英国視点では素晴らしいマイルストーンなので、映画でもそう描かれている。

細かく史実がどうとか指摘するのはまったくの野暮。
歴史を輪郭に、一人の類稀なる女性を描いた話なのだから。
こういうのは好きだ。『歴史の中のイエス像』 という本も好きだった。
その人の歴史的意味より以上に、人間として何を思い何を感じていたかに興味がある。
この時代、この立場で、どんな行動をとったのか、それは何故なのか。
想像の翼にのって。

映画紹介などでよく目にした表現で、
「自分の分身ともいえる侍女に自分を投影して、恋心を昇華させようとした」
というようなのがあった。
でも実際に映画を観てみると、私はそうは感じなかった。
そう感じたのはワンシーンのみで、これは女王の空想をきっちり映像化している場面。
そこ以外では嫉妬と牽制が勝っていて、侍女に対して剥き出しのオンナの部分を見せ付けているように感じた。
そこがまた苦しく切ないのだけど。切なすぎるよ。

しかし、同じ監督と主演女優で同じテーマの映画を9年後に作るとは。
エリザベス一世の魅力に、よっぽどとりつかれてるんだな。
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俳優は誰?
ケイト・ブランシェットは前作よりも威厳を増し、またその裏でか細く震える様子を表現。
そして女王の愛の対象である航海士をクライヴ・オーウェン(アーサー王演った人だよ)が魅力たっぷりに演じている。
やっぱり目が良い!ボンド役をオファーされていたそうだけど、彼のボンドを観てみたいなぁ。

メアリー・スチュアート(マスターソンじゃない方)にサマンサ・モートン。
『ギター弾きの恋』『イン・アメリカ/3つの小さな願い事』も素晴らしかったけど、ここでも輝いていた。
側近ウォルシンガムは前作に引き続きジェフリー・ラッシュ。
硬い表情が似合う。主演向きではないけども欠かせないバイプレイヤーだね。

今日の毛玉
絢爛豪華なコスチューム・プレイ好き、集まれ!
コス見てるだけで楽しいって人は咽び泣くね、絶対。
前作を観ていなくても大丈夫。歴史知らなくても大丈夫。
あとは、ひとりの女性の物語をじっくりと観たい人向け。
イギリス英語を聞きたい人にも勿論オススメ。

関連作品のようなもの
エリザベス前作。コチラのほうが数段良いデキの映画でした。
エリザベス
クリストファー・エクルストン ジェフリー・ラッシュ

歴史の中のイエス像 (NHKブックス)

キング・アーサー ディレクターズ・カット版この映画でも魅力的なクライヴ・オーウェン。
キング・アーサー ディレクターズ・カット版
クライヴ・オーウェン
ギター弾きの恋線の細いサマンサ・モートンが見られる映画。
ギター弾きの恋
ショーン・ペン

三国志 諸葛孔明 赤壁燃ゆの章 (プラチナコミックス)

神聖モテモテ王国 4 (4) (少年サンデーコミックス)周瑜殿は火計の準備をー!
神聖モテモテ王国 4 (4) (少年サンデーコミックス)
ながい けん

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