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ホワイトナイツ 白夜

tag アクション サスペンス ヒューマン スポーツ 政治

『ホワイトナイツ 白夜』 WHITE NIGHTS
1985年・アメリカ
ソ連を亡命したバレエダンサーが日本へ向かう途上、飛行機がシベリアに緊急着陸した。
有名人であり、故国ソ連においては同時に犯罪者でもある彼は、どうなる?
(亡命は犯罪です)

やや「自由の国アメリカ」をアピールし過ぎてるのがマイナスポイントだけんど。
ホワイトナイツ白夜ホワイトナイツ白夜
(2007/08/29)
ミハイル・バリシニコフ.
グレゴリー・ハインズ.
イザベラ・ロッセリーニ

コトノハ


♪Say you, say me
say it together
Naturally
(Lionel Richie /Say you, Say me)

この音楽だけが脚光を浴びた。

どんな映画?
やぁ、この映画大好きでねぇ。
しかしながら世間的にはライオネル・リッチーが歌う主題歌でしか知られていないって、どういうこと?
(第58回アカデミー賞歌曲賞受賞)

オープニングからミハイル・バリシニコフの素晴らしいダンスシーン。
バリシニコフが本作の主人公を演じていますので、存分にダンスが楽しめますお!
彼自身が実際にバレエダンサーとしての公演活動中に亡命した経歴の持ち主、ということも役に深みを与えているように思います。

本作の舞台はソ連。
寒そげで、質素で、暗くて抑圧的なイメージが続きます。

結局KGBに捕まったバレエダンサーは、監視付きの半監禁生活を強いられます。
監視役の夫婦、美しい妻にイザベラ・ロッセリーニ。(イングリッド・バーグマンの娘さま)
夫に、もう一人のダンサー。
母国を捨てたアメリカ人タップダンサーに、今は亡きグレゴリー・ハインズ
国を捨てたダンサー、という意味では似たもの同士。
だけど、いろんな意味で正反対の二人。

ハインズの登場シーン、小屋でタップを踊るときの彼はどこかもの悲しい。
生まれたところを遠く離れて、ただタップを刻む。

私が一番好きなダンスシーンは、二人がコラボするシーン。
背景的な緊迫感もある中、踊っている二人は本当に楽しそうだった。
ゾクゾクした!
体いっぱいを解放する瞬間なのだろうなぁ。

そして忘れてはならないのが、バレエダンサーのソ連時代の恋人(ヘレン・ミレン)。
彼の亡命後、残された彼女がどういう人生を送ったのかとか、そういう悲しさもきっちり描かれている。
彼女が荘厳な劇場で涙する場面は、悲しみと幸福感をたっぷりと含んでいる。
再びこの人の元を去らねばならないダンサーの内面もまた、やりきれないものだろう。
このダンスもまた感動的!

そんなこんなで、ストーリーはバレエダンサーのソ連脱出劇となるわけで。
本作、サスペンスであり、アクションあり、ラブストーリーあり、自由への逃走でもある。
様々な要素が詰め込んであって、それが中途半端な印象を与えるかもしれない。
でも、それを補って余りあるダンスシーンと鑑賞後の爽快さ!

バリシニコフとハインズのダンス目当てってだけでも、大いに価値のある作品。
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コメント


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umetraman | URL | 2008年07月28日(Mon)19:22 [EDIT]

いつか観ようと思っていつの間にか忘れてしまってる
作品です。すみません(汗;
イザベラ・ロッセリーニが出てるのですか。これは
やはり観ないといけませんな。
ところで、WHITE NUTSというのは・・・。
ガツンと応援です♪

>umetramanさま。

P | URL | 2008年07月28日(Mon)23:29 [EDIT]

私は何度も観てますのよ!高校生のときに初めて観ました。
イザベラさんはとても美しかったです。ちょっと角っとしたとこが御母堂に似ておる。

ジリオンは見たことないです。バリシニコフ繋がりでオチつけたかったけど、なんもなかったので。無理にオチつけてどうするって気もしますが。

ダンスが良いのでぜひぜひご覧になってくださいませ。

umetraman | URL | 2008年08月09日(Sat)22:21 [EDIT]

先程、観終わりました。
バリシニコフのダンス、素晴らしかったです。
冒頭のダンスは圧巻でした。これからの時代、
出勤前にはこれくらい踊れる余裕が欲しいものですね。
なんとヘレン・ミレンも出ていたのは驚き。若い!
最後の最後まで肩に力の入る作品でした。
特典映像も観ましたが、冷戦時代に撮った本作について
監督や女優2人が当時を振り返るインタビューは興味
深かったです。
監督はこの時の縁でミレンと付き合いだしたとか言って
ました。監督め。
ガツンと応援いきます♪

>umetramanさま。

P | URL | 2008年08月11日(Mon)10:30 [EDIT]

やぁ、バリシニコフはすごいですね。冒頭のダンスで見事に引き込まれますよね。

ヘレン・未練。イワノヴァ・未練。お父さんがロシア人だけに非常にロシアチックな顔立ちですね。若いときの綺麗さはひどく綺麗。

ヘレン・ミレンとカレン・アレンは名前が覚えやすいなぁって思います。

冷戦時代を知らない若い世代は、この映画観ても「なにそれ~、なんで~、わかんな~い」とか言うのでしょうか。字幕読めない以前の問題なんだが。

なんか監督って良い仕事ですねぇ。私も美人ちゃんとお近づきになりたーいぃ。

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