WALLACE & GROMIT THE CURSE OF THE WERE-RABBIT
2005年・アメリカ/イギリス
クレイ・アニメ(粘土人形のコマ撮りアニメ)のウォレスとグルミットシリーズが初の長編映画化。
その時間、85分! え?短い? なんてこと言うのよ!
1日かけて撮影して1分の完成映像とかそんな世界なのよ!
アンタ、やってみなさいよ!
ってわけで、85分はすごいのだ。
原題のWERE-RABBITは、ほら、ウェアウルフ(人狼)とか言うじゃない?
だから人兎。じんとって読む? ひとうさぎ? なんか鼻兎みたいだな。
つまり、『ウォレスとグルミット 人兎の呪い』。
恐くないよね、うん。
![]() | ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション (2006/08/11) ピーター・サリス ヘレナ・ボナム=カーター |
英国在住の(へんてこ)発明家ウォレスと、その同居犬(天才)グルミットのお話。
ポイントはグルミットが一切喋らないこと。
喋らないけど、何を言いたいのか丸わかりな表情が可愛い。
このシリーズって人間キャラが全然可愛く作られてないんだけど、その分動物キャラが可愛い。
そして、英国らしい地味に落ち着いた映像。
間とか雰囲気とかがいかにも英国。 英国情緒バンザイ!
ストーリーは町の一大イベント、巨大野菜コンテストをめぐるアレコレ。
畑を荒らすウサギを駆除するため、
【ウサギに優しいウサギ回収マシーン BV6000】を操るウォレスが町の巨大野菜を守る!
ところが、今度は巨大ウサギが現れて巨大野菜を荒らしまくってしまった。
追え!巨大ウサギを!
さぁ、どうなる?巨大野菜コンテスト!
って、書いてたら本当アホっぽいな、と思った。
オープニングがよく出来ていて、探偵モノホラーみたいな情緒。ライティングも美しい。
コンテストの主催者・レディ・トッティントンとのロマンスあり、ハラハラの追跡シーンあり、
アクションあり、なんでもアリ!!
ブタっ鼻のウサギたちが、観ているうちに段々可愛く思えてくる不思議。
あと、初期の作品に比べたら格段に動きが滑らかでしたよ。
時間かけて撮ってるんだなぁ。
監督・製作・脚本は英国アードマン・スタジオのニック・パーク。
ていうか、彼以外に考えられないよ、このシリーズは。産みの親だから。
でもってドリームワークスが共同制作。
鶏クレイ・アニメ『チキンラン
![]() | チキンラン (2002/09/27) メル・ギブソン、ジュリア・サワラ |
アチラは宣伝を見て本当に可愛くないなぁと思ったもんだったけど、
映画を観ているうちに段々可愛く思えてくる不思議。(2度目)
ほら、美人は3日で見飽きる、不細工は3日で慣れるって言うじゃない。
声優は誰?
ウォレスの声は、変わらずずーっとピーター・サリス。
卒業制作時代から演じています。1921年生まれで、既に80歳を超えています。
今は英国のTVドラマLast of the Summer Wineに出演中。
果たして吹替のほうでは、欽ちゃんですよ。萩本欽一氏。
シリーズを通してDVD版ではずっとウォレスの声をやっています。
もう欽ちゃん以外考えられない!
飛びます、飛びます!とか言ってた。(映画じゃなかったかも)
ウォレスの恋のライバルの声はレイフ・ファインズさま。
英国紳士萌え〜。
『ナイロビの蜂
情熱的なシェイクスピア
二人の恋のお相手レディ・トッティントンには、ヘレナ・ボナム=カーター。
彼女もハリー・ポッターに出てますな。
もう、こういうのとかティム・バートンとかはいいから、きちんとしたマジメな映画にも出てください!
吹替は飯島直子。
なんか書かなきゃダメ?
ウォレスとグルミットの製作
ウォレスとグルミットについて振り返ってみよう。
本作までに30分前後の中篇が3本あります。
『チーズ・ホリデー』 "A Grand Day Out"
![]() | ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー (2004/07/28) ジュリアン・ノット |
1989年・本編23分
〔チーズを求めて、ちょっと月まで〕
元々はニック・パークが映画学校の卒業制作にと作り始めた。
グルミットは当初、猫のキャラクターを想定していたそうな。
猫好きの私でも、このキャラクターは犬で良かった、と思う。
この作品を作り始めたのがきっかけでアードマン・アニメーションズで働くことになったニック。
構想から6年後、1990年のクリスマス・イヴ、英国チャンネル4で放送されたよ。
『ペンギンに気をつけろ』 "The Wrong Trousers"
![]() | ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ! (2004/07/28) ジュリアン・ノット |
1993年・本編29分
〔ヒッチコック並みのスリルとサスペンス、ア〜ンド アクション〕
お金がなくなったウォレスは、下宿人を募集した。
さてはて、やってきた下宿人はペンギンだった。
前作がアカデミー賞をとったこともあり、2作目の製作がさっさと始まった。
アイディアはたくさん溢れてるけど、どうもプロットが…というときボブ・ベイカーと出会った。
共同脚本がうまくいって、とんでもない傑作ができたよ!
以降の作品でもボブ・ベイカーは共同脚本に名を連ねるようになりまんた。
1993年のボクシングデイ(クリスマスの翌日=12/26)、BBCで放映。
世界中で40以上もの賞をとり、絶賛されましたのよ。
『危機一髪』 "A Close Shave"
![]() | ウォレスとグルミット 〜ウォレスとグルミット、危機一髪!〜 (2000/11/01) ジュリアン・ノット |
1996年・本編31分
窓拭き業を始めたウォレスは毛糸屋の女性に一目ぼれ。
一方、グルミットは連続羊誘拐犯に間違われて大変!
ここで羊のショーンが出てくるわけですよ! 可愛い!可愛すぎる!
後に『ひつじのショーン』"Shaun the Sheep"としてスピンオフすることに。
1本7分の短編アニメ。NHKで放送してたよね! ひつじっのショーン♪
あと短編集『おすすめ生活』 "Cracking Contraptions"
![]() | ウォレスとグルミットのおすすめ生活 (2003/05/28) ニック・パーク |
2002年・本編21分(約2分x10本)
ウォレスとグルミットの日常をのぞくような感覚。
原題のContraptionは奇妙な機械・仕掛け、新しい工夫という意味。
おかしなおかしな珍発明…みたいなタイトルですかね。ウォレスらしいッチュ。
その名のとおり、オンボロ機械がたくさん出てくるよ。
巻き込まれてもじっと耐えるグルミット萌え〜。
このように素敵な作品ばかりのウォレスとグルミットシリーズ!
現在は"A Matter of Loaf and Death"を製作中。
参考:(英語)〔IMDb〕
タイトルの意味は、『パンか死か、それが問題だ』みたいな感じかなぁ。
よくワカンネ。
成句でa matter of life and death(死活問題)というのがあって、そのモジリだなぁとはわかるけど。
loafは単体では一塊のパン。なんか他の名詞が付けば、一塊の〜って意味。
また、動詞のloafはブラブラするとかのらくら暮らすとかいう意味。
なんとなく、ウォレスっぽい。
この新作、英国で2008年末あたりに放送の目処だそうです。またイヴに放送かね?
30分前後のアレだと思われ。
日本で観れるのはいつなんだろう? そして、やっぱりNHK?
関連作品のようなもの
![]() | ここで挙げた4枚のDVDがセットで。 ウォレスとグルミット コンプリートDVDボックス (完全限定生産) ニック・パーク;クリストファー・サドラー |
![]() | プレステ2のゲームソフト。 ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ! ゲーム PlayStation2 |
![]() | 可愛い羊のショーンが牧場で大活躍するDVD。 ひつじのショーン DVD-BOX1 TVアニメ |
![]() | ネジを巻くとトコトコ歩くよ。 とことこショーン Shaun the Sheep |
![]() | くったりした可愛い縫いぐるみ。 くたくたグルミット |
![]() | M2 グルメ太郎 どうやら被り物みたいだよ。 |
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